窪内隆起さんは、元サンケイ新聞記者。司馬遼太郎さんが「竜馬がゆく」「坂の上の雲」を連載していた際の担当編集者です。
その窪内さんの出身は土佐町石原。中学校にあがる十二歳までを西石原の家で過ごされたそうで、その頃の思い出をとても大切にされていることが、ご本人とお話ししているとじんわりと伝わってきます。
現在は高知市にお住まいですが、ご自宅に伺うと、少年時代に自作した金突鉄砲や草履などが、今でも(驚くほど)大切に保管されています。
「山峡のおぼろ」は窪内さんが故郷である土佐町の日々を描いた連載です。
とさちょうものがたり編集部
記念すべき初回は「彼岸花団子」。必見です!!
この記事の連載
1
「山峡のおぼろ」について
2
彼岸花団子
3
歩いて高知へ
4
懸樋の水
5
囲炉裏ばた
6
山・川の馳走
7
「人が死ぬるぞね」
8
棕櫚縄
9
狸汁
10
脱穀の音
11
よもぎ
12
藁ぞうり
13
金突鉄砲
14
2つの水筒
15
橋の上の思い
16
人名渕
17
めんこい小馬
18
爪・髪の毛
19
迎え火・盆飯
20
朝霧
21
岩屋に入って
22
田ウナギ
23
富山の薬売り
24
風を切る鎌
25
傷あと
26
山の音や声
27
研ぐ
28
水車の幻想
29
機関銃
30
茶碗を狙って
31
竹馬・缶馬・孟宗竹馬
32
ヤリカタギ
33
防空壕
34
夜網
35
怖かったなあ
36
奇縁・奇遇
37
コツを身につけよ
38
釣りと鍬
39
継ぎ竿
40
終りに当たって「婉なる哉故山…」
41
濁り網
42
ドジョウ