「綴る女 評伝・宮尾登美子」 林真理子 中央公論新社
宮尾登美子さんは、高知市出身の作家であるにもかかわらず、私は、一冊も読んだことがありません。
しかし、先日、この本を本屋さんで見かけた時、宮尾登美子さんとはどんな人だろうと興味津々となったのです。
宮尾さんは、高知市生まれ、父親の職業は「芸妓娼妓紹介業」。それだけでも、人格形成に大きな影響を与えたに違いないと思うのですが、その後、結婚、離婚、借金、再婚。そして、高知市での生活を捨て、東京へと…波瀾万丈。
その間、作家として書き続け、やがて、「一弦の琴」「陽暉楼」「櫂」「鬼龍院花子の生涯」「天璋院篤姫」などなど数多くの作品が映画化され大ヒットするなど、「宮尾ワールド」を築き上げていった。…と書いてありました。
私も、やっぱり、宮尾さんの本を読んでみようかな。