石川拓也

“4,001”

土佐町の現在の人口です。(2017年6月末時点・土佐町公式サイトによる)

注:土佐町の総人口が3,997人(2017年4月末時点)から4,001人(6月末時点)に増加したことに伴い、当プロジェクト名も「4,001プロジェクト」に変更になりました。

“4,001プロジェクト”は土佐町に住む人々を、全員もれなく、写真家の石川拓也が撮影する計画。

念のため書いておくと、「全員もれなく」…あくまで目標です。

土佐町の人口の増減によって、タイトルもたまに変わります。  (敬称略・撮れたときに不定期更新)

4001プロジェクト

相川子ども相撲

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上田陽士 式地莉久 武内杏樹  森千珂 武内志樹 上田莉子 上田英奈

 

相川納涼祭での一コマ。

旧・相川小学校(相川コミュニティセンター)で8月8日に開催された夏祭り。

校庭の一角にある立派な土俵では相撲大会が繰り広げられます。これがけっこうアツい。

写真は地元の相川の子どもたちのチーム。

お祭りが終わった後もお相撲の稽古は続いているようです。

 

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私の一冊

石川拓也

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「ニュータイプの時代」 山口周 ダイヤモンド社

以前「武器になる哲学」をこの欄で紹介しましたが、近年の山口周さんの著作はキレッキレの内容が続きます。

現時点で山口さんの最新刊と思うのですが、まず前提として、

・世界がVUCA(ブーカ)化している。

VUCAとは、Volatility(不安定さ)、Uncertainty(不確定さ)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の頭文字を取った造語。

この世の中の誰も先を予想できない目まぐるしい変化を踏まえて、個人としても組織としても、綿密な計画を立てることに時間を費やすより、その場その場の対応力を磨いていくべき、と論じています。

その上でこの環境に適応できる力を持った人をニュータイプと呼び、旧態依然のオールドタイプとの対比で、来たるべき未来で必要とされる能力をリストアップしていってます。

 

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とさちょうものづくり

トキワ苑ポロシャツ作りました!

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「生涯、自分らしく」

 

土佐町にはトキワ苑という特別養護老人ホームがあります。

「生涯、自分らしく」をモットーに、約80名の利用者さんが日々この施設で過ごしています。

高齢化が著しい、土佐町のような中山間の町にとってとても重要な役割を担っている施設です。

 

そのトキワ苑から、「スタッフが仕事中に着るポロシャツを作りたい!」とご相談を受けました。

実は昨年も同様のご相談を受け、とさちょうものがたりが製作していた下田昌克さんの絵柄のポロシャツをお買い上げいただいたという経緯がありました。

それでは今年はトキワ苑オリジナルの絵柄を作成してみてはいかがでしょう?とご提案したところ、少し時間を置いてから、下のようなイラストが編集部の元に届いたのでした。

すごい!

 

 

編集部では、なんとなく施設の職員さんで、絵の得意な方が描かれるのかな?と想像していたところ、実際に描いたのは施設の利用者である81歳のおばあちゃん。

絵を描くのが好きで、今でもよく絵筆を持つそうです。今回描いてくれたのは土佐町でもよく目にするアジサイの花でした。

 

 

 

上がイメージ図。背中一面にアジサイが咲いている絵は手の温もりを感じます。意外な迫力もありますね。

左胸にはトキワ苑の施設名とともにモットーである「生涯、自分らしく」。

 

 

全部を仕上げてからお届けに伺いました。

真ん中のおばあちゃんが絵を描いてくれた小川和子さん。左がトキワ苑の職員の古谷さん。後ろと右の2人が印刷を担当したどんぐりのきほちゃんと寿光くん。

 

 

とさちょうものがたりのシルクスクリーン事業のスタートは、「地域で自分たちで作れるものは自分たちで作った方が良いのではないか?」という疑問からでした。

それは都会の業者さんにお願いした場合には地域外に流れていくお金を、自分たちで作ることで地域外に逃がさないようにするということ。

そうしてできた仕事に、仕事を必要としている地域の人が取り組み実現させていくということ。

さらにこういった仕事のひとつひとつを、たとえ不器用でも着実に完遂していくことで、仕事をする人々ばかりか、仕事をお願いしてくれる地域の人々にも、その経験値が蓄積されていくということ。

そしてそうした経験を積み上げるほどに、関わってくれる地域の方々との間に理解が深まっていくのを実感します。

トキワ苑のみなさまには、今回とても良い機会をいただきました。スタッフ一同心からの感謝をお伝えします。ありがとうございました!

 

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私の一冊

石川拓也

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「佐々井秀嶺、インドに笑う」 白石あづさ 文藝春秋

日本人でありながら、インド仏教最高指導者として1億5千万人の信徒を率いる立場にいる佐々井秀嶺さん。2017年6月に土佐町でも講演していただいたのでご記憶の方も多いと思います。

過去、佐々井さんの生涯を描いた伝記は数冊刊行されていますが、この本は白石あづささんというライターさんが書いた、これまでの佐々井さんの本の中でおそらくもっともくだけた、等身大の本だと思います。

佐々井秀嶺さんは、約44年間日本に帰ってきていなかったのですが、最近はだいたい年に一度6月あたりに一時帰国されます。

今年も1ヶ月ほど帰国されていて、その間にたくさんの講演や法要などをされていました。沖縄での講演もあったと聞きます。

とさちょうものがたり編集部も、岡山での講演を赴き、2年ぶりの佐々井さんとの再会を果たしました。

 

佐々井秀嶺さんのこと

 

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私の一冊

石川拓也

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「しょぼい喫茶店の本」 池田達也 百万年書房

就職活動につまずいたある若者。「ほんとは自分は働きたくない。就職したくない。」と気づく。

そんな自分がどう生きていったらいいのか?と模索していく中で発見した「しょぼい喫茶店を開く」という生き方。

食べていけるだけの稼ぎが作れたらいい。背伸びしない、カッコつけない、開業資金も極力使わない。

この本はその経緯を克明に描いているものですが、なんといってもすごいのは本当にカッコつけていない等身大のこの若者の言葉。

自分の歩んできた人生を説明するのも、とても素直で肩に力が入っていない語り口で、こうして自分のことを淡々と客観的に語れたら、そこに惹かれてお客さんや協力者たちが集まる場になるのも不思議ではないと感じました。

生き方は人それぞれ、を地で行っている一冊です。

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土佐町ポストカードプロジェクト

2019 July

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高須 相川川 | 伊藤陽音・穂美

 

相川小学校の裏の川、その名も相川川。

先日「4001プロジェクト」に登場いただいた「うどん処 繁じ」の伊藤陽音ちゃんと穂美ちゃんの姉妹に一緒に来てもらいました。

川辺に着くなり、ハイテンションで服のまま飛び込む小さな二人。案の定、帰り際には「まだ遊ぶ!」と言ってきかない一面もありましたが、この遊び場を二人がめいっぱい楽しんでくれたことがうれしいことでした。

 

伊藤勝也・秀美・陽音・穂美 (田井 うどん処 繁じ)

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4001プロジェクト

伊藤勝也・秀美・陽音・穂美 (田井 うどん処 繁じ)

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土佐町や近隣の、たくさんの方々がお世話になっているであろう「うどん処 繁じ」の伊藤さんご一家を撮影させていただきました。伊藤勝也さん、秀美さん、陽音ちゃんと穂美ちゃんの4人家族。

「繁じ」のうどんは、月並みな言い方になりますがとにかくおいしい。ご主人の勝也さんは安芸の「国虎屋」やその他様々なお店で修行した後、ご自身が育った土佐町に帰ってきてお店を開きました。

お昼時にお店の前を通ると長い行列ができていて「今日はあきらめよう‥」と思ったことも多々あります。遠方や他県の方もよくご存知で、「繁じ」のうどんが目当てで遠くから来ました、という話もよくお聞きします。

なんかご家族のお話よりもうどんの話ばかりになってしまいましたが、僕自身が「繁じ」のうどんのいちファンなのでご理解いただければと思います‥。

 

 

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私の一冊

石川拓也

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「日本の文脈」 内田樹, 中沢新一 角川書店

内田樹と中沢新一。二人とも1950年生まれの同学年という思想家が、さまざまな機会に対談をしたものを綴った対談集。

内田樹は、古武道や能を通して「中世の日本人の体の動かし方を知りたい」と考える。その先には日本人の精神性の大元はどういうものだろう?という疑問がある。

中沢新一は、「アースダイバー」の著者。元々はチベット密教を体験体得し、それを科学的に、なお且つ平易な言葉で表現できる人。その地点から「日本とは?」という問いを発する人。

だいぶ乱暴な説明になってしまいましたが、この二人、アプローチは全然違うのに考えていることは大きく共鳴しあっているようで、それが対談を通して伝わってきます。

特に日本文化に対する眼差しは厳しくて温かい。「日本文化の中心は実は空っぽで空洞です。本質はその周縁部にある。」といったような指摘は思わず「なるほど」と手を叩いてしまいました。

 

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4001プロジェクト

西村まゆみ (南泉)

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とさちょうものがたりの連載のひとつ「ほのぼのと」は、だいたい1950年代・土佐町生まれ土佐町育ちの同級生がリレー形式で書いているお話です。

先日、西村まゆみさんが初参加。「ハイヒール」と題した幼き日の思い出を文章にしてくれました。

この写真はその時にまゆみさんのプロフィール写真として撮らせていただいた一枚。

南泉のお家に伺うと、とても丁寧に手の入ったお庭の前で笑顔で迎えてくれました。

 

 

ハイヒール

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4001プロジェクト

石田清一郎・川田雅敏・レオ (南川)

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南川の、とある山の奥に大木を撮影しに行った帰り道。

車で山を下っていると、そんな山奥で前から白い軽トラが現れた。車の中には石田清一郎さんと川田雅敏さん。荷台にはレオ。

車を止めて少し立ち話。お二人(と一頭)、山を上がったところで山仕事をするために来たらしい。

そういえば道脇に丸太を積んであったところがありました。ふと思えば舗装されていないこの山道も、砂利がひかれて草も刈られている。

そう多くの人が上がってくる場所ではないこういう山の中も、人の気持ちが入った仕事があるのです。

 

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