とさちょうものがたり

土佐町ストーリーズ

大谷山の怪奇(大谷)

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土佐町の森に竹やんという人がいました。

竹やんは炭焼の名人と言われるほど、炭を焼くのが上手であったと。炭焼は窯に木を立てて火をつけると、四日も五日もしないと窯の火を消すことができないので、夜の夜中でも窯の火の番をすることが多かった。

竹やんはひとつも淋しゅうない人であったそうなが、ある夏の夜、大谷山の山の中で一人、窯の番をしていたのは風もなく静かな晩であったそうな。夜中頃になった頃、俄に山の上の方からザーザーというかすかな音…。草木も眠る丑三つ時(夜中の二時頃)、どんな小さい音も聞こえてくる、そのザーザーいう音は次第に近づいてくる。

さすがの竹やんも身に危険を感じ、あわてて炭窯の前にあった桜の木に登って様子を伺っていると、その音は次第に大きく近づいてくる。

ザー、しばらくして、ザー。

月の薄明かりにすかして見ると、なんとその音の物体は四〜五メートルもあろうか、道いっぱいになって動いている。

ザーザーいう音と共に次第に身にせまってくる。

さすがの竹やんも恐ろしくなって木の上にしがみついて、ブルブルふるえていたと。

いよいよその怪物は窯のすぐ前までせまってきた。これはいよいよ、この怪物に食われるのかと覚悟をきめた時でした。

炭窯の燃える火の明かりでチラっと見えたのは、なんと大谷山のふもとに住んでいる長さんというおんちゃんである。長さんは、この夜中に竹ぼうきを作るための竹を束にして、足が不自由なものだから、両手をついて一歩進み、一歩進めば竹の束をザーッと引寄せ、引寄せては一歩進むその音であった。

竹やんも怪物の正体がわかり、やれやれと思って木の上からひととびに飛び降りたと。すると、今度はビックリしたのは長さんである。急に大きなものが木の上から落ちてきたので、足の不自由なおんちゃんが二間(四メートル)も一気に飛んでいたと。

竹やんは生まれて今まで、こんな恐ろしい目にあったことはなかったと。

 
 

*この昔話を教えてくれたのは志和保三郎さんです。

志和保三郎(上ノ土居)

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「ポロシャツの追加注文をしたいのですが」

ある日かかってきた一本の電話。それは、大阪府の豊中市社会福祉協議会の飯野さんからでした。

土佐町・どんぐりの石川寿光さんが胸に「コロナに負けるな!」の文字をプリントしていきます

今年の7月、豊中市社会福祉協議会から「コロナ支援として、寄付金付きのポロシャツを作りたい」という相談がありました。その寄附金でコロナウィルスの影響で生活が困窮している人たちの食材支援をしたいとのこと。「コロナに負けるな!」という言葉を胸にプリントし、お送りしました。

 

今回の電話は「豊中市の民生委員さんたちのポロシャツを注文したい」。

豊中市の街中でポロシャツを着ている人たちを多く見かけるようになり、民生委員さんたちから、自分たちも作りたいという声があがったのだそうです。

 

 

大豊町・ファーストの大尾剛さんは白いポロシャツにプリント

 

たくさんのご注文をありがとうございます!

コロナの状況が落ち着いたら豊中市を訪れ、ポロシャツを着ている人たちにお会いしたいです!

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さめうらカヌーテラス・オリジナルTシャツを作りました!

毎年、土佐町オリジナルポロシャツの絵を描いてくださっている下田昌克さんが、カヌーのロゴを描いてくださいました。実際にカヌーを見て「こんな感じかな?どうかな?」と何枚も描いていた下田さん。クレヨンで描かれたこのロゴからあたたかさが伝わってきます。

印刷は、どんぐりの石川寿光さんと川合希保さんがシルクスクリーンで一枚ずつプリントしました。

 

Tシャツは、さめうらカヌーテラスで販売しています。

Tシャツは綿100%、全部で4サイズあります。XS(160)・S・M・Lサイズ。各3000円(税込)です。

 

9月19日オープン!さめうらカヌーテラス

2020年9月19日にオープンしたさめうら湖畔の「さめうらカヌーテラス」。併設されている「さめうら荘レイクサイドホテル」と共に「湖の駅 さめうらレイクタウン」として、さめうら湖でのカヌーやSUPなど、水があるからこその体験を提供していく施設です。

 

19日のオープン当日は、カナディアンカヌーやSAP、湖畔でのサイクリング体験が行われ、多くの人たちで賑わっていました。

湖面の風と光がとても気持ち良さそう!

土佐町の方はもちろん、町外の方、多くの方たちに親しまれる場所となりますように。

ぜひ、さめうら湖ならではの体験をしてみてくださいね!

(さめうら湖でのカヌーやSUPの体験は、10月までです。)

 

 

湖の駅さめうらレイクタウン  高知県土佐郡土佐町146-1    Tel:0887-72-9919

 

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2020年の土佐町オリジナルポロシャツのデザインである「地蔵堂の木龍」が、掛け軸になりました!

 

土佐町・早明浦ダム湖畔にあるさめうら荘レイクサイドホテル。さめうら湖を臨む和室の床の間に飾るものがほしいとご依頼をいただき、龍の掛け軸を作りました。ホテルの和室2室に、阿行と吽行の龍がそれぞれ飾られています。

 

 

どんぐりの石川寿光さんと川井希保さんがシルクスクリーンで龍を印刷。シルクスクリーンの作業を手伝ってくれている重光さんが「この古布を使ったら雰囲気に合うかも」と古布でバイアステープを作ってくれました。帆布と古布の相性がバッチリ!

 

 

掛け軸の上下を支えるのは、2018年に開催したとさちょうものがたり編集長の石川の写真展のときに使った竹をリユース。「自分たちの身の周りにあるものを使って、自分たちで作る」ことが、とさちょうものがたりの基本姿勢です。

 

ちょっとおもしろい和室になったと思いませんか?

土佐町地蔵堂の龍や土佐町にある文化の存在が、宿泊するお客さまへ伝わるひとつのきっかけになれたら嬉しいです。

 

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4001プロジェクト

高橋宏郎・由香里 (田井・オンベリーコ)

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土佐町田井に居を構えるイタリア料理店オンベリーコの高橋宏郎さんと由香里さんのご夫妻です。

オンベリーコは、高知の新鮮な食材を使用した本格イタリア料理が食べれるお店として、遠方からもわざわざここを目指してお客さんがやってくるような料理店。

いつ訪れても、その料理には「圧巻」という他ないほどの突き詰め方を感じます。

そのオンベリーコ、奥さんの由香里さんがビン詰ジンジャーシロップの販売を手がけています。

とさちょうものがたりのネットショップでも協力して販売をお手伝いしております。

「野生の」ジンジャーエールが作れるジンジャーシロップ、お客様からは喜びの声が少しずつ届き始めています。

ヨーグルトにかけて食べてます最高ですって声もありました。

ぜひ下のリンクをチェックしてください!

 

 

 

オンベリーコのジンジャーシロップ

 

 

 

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メディアとお手紙

Yahoo!ニュースで紹介されました

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2020年8月27日、とさちょうものがたりが Yahoo!ニュースで紹介されました!

「これ以上、情報はいらない。町の広報誌が雇用、売上、つながりを生む起点に」。

ライターの甲斐かおりさんが、丁寧に話を聞いて記事を書いてくれました。

甲斐さんは先日公開された(すごい人数に読まれたらしい)梼原町の移住の取り組みに関しての記事や、これからの仕事のあり方を探る「ほどよい量をつくる」という書籍の著者でもあります。
あちこちを飛び回って見たもの聞いたことを書く甲斐さんの目から見た、とさちょうものがたりとは?という記事になっています。

 

私たち編集部にとっても、客観的に「とさちょうものがたり」を見つめるきっかけとなりました。とさちょうものがたりは、多くの方たちの支えやご協力に支えられてやってこれたのだとあらためて感じています。

ぜひご一読ください!

 

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土佐町ストーリーズ

盤持ち(高須・笹ヶ谷)

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相撲と楽しんだ若者は、同じように盤持ちが好きだった。

祭りの日とかその他の休日には、必ずと言ってよいほど神社の境内に集まり、盤持ちに汗を流し、お互いの力を競い合った。これが当時の若者達のこよいない楽しみでもあり、かつ暗黙の伝統的掟でもあったわけである。

盤持ちとは、大石を抱き上げて肩に担ぐことであるが、この大石すなわち盤持ち石(力石)が方々の神社や、お寺の境内などに置いてあるのを最近までよく見かけたものである。

相川・高須地区には四ヶ所あったが、正木の宮に二個(二十八貫と三十二貫)、荒神様に二個(二十八貫と三十二貫)、お地蔵様に一個(四十二貫)、岩戸様に一個(三十七貫)である。正木の宮や荒神様の二十八貫の力石を担ぐ者はいくらでもいたという。

だがそれでも三十二貫(120kg)となるとその数はぐっと減ったというし、さすがに四十二貫(158kg)ともなると、これを料理する力自慢の者はそれこそめったにいなかったらしい。高須の八重霞(池添大三郎)は、正木の宮の三十二貫の力石をいとも簡単に持ち上げたり、一間(1.8m)近くも前に投げ飛ばしたりしたが、それでも肩にあげるとなると、それこそ見ている方が気の毒になるほど苦労し、うんうん唸りながら担ぐという有り様だったという。

盤持ちの最大のこつは、力だけに頼らないことだという。じわっと腰を下ろし静かに両ひざの所へ持ち上げ、そこで胸をぐっと力石にくっつけ、それから石が肩へ歩いてゆくようにじわじわ持ち上げなければ、ぎりぎりの石は決して肩に乗るものでないと、昔を語る古老たちの一致した意見である。盤持ちは絶対に力だけでは駄目で、それなりのコツが必要だという。大三郎ほどの怪力でも盤持ちは苦手だったようである。

嶺北一の盤持ち男として不動の地位を占めているのは、何といっても日本嶽萬治(やまとだけまんじ)をおいてほかにない。これを証明するかのように、土佐町役場入口の右側に、萬治の力石が立派な台座の上に座っている。

力石には「森村笹ヶ谷、日本嶽萬治、明治三十五年担ぐ、南泉上分有志同下分有志」と彫り込まれ、台石には「日本嶽萬治の盤持石、笹ヶ谷二番邸和田貞右門長男萬治、明治三十五年二十三歳の時かつぐ、重量一八四. 五キログラム(約五十貫)」とある。

このことを当時の新聞(明治34年12月25日)は、「土佐郡嶺北森村の笹ヶ谷日本竹(22)といふは、去る13日、同村土居にあれる目方四十五六貫の大石を何の苦もなく担ぎあげ、見るもの皆舌を巻きたりという」と言っている。

この力石は、以前は南泉の古野の道ばたに置かれていたが、土佐町役場に持ち込み、永久保存の措置をとったものである。

町史

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メディアとお手紙

お便りの紹介 

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「とさちょうものがたり」が始まってから、お手紙やはがき、メールなど、編集部へたくさんのお便りをいただいています。今まで届いたお便りはすべて大切に読ませていただいています。なかには文通のようにはがきでのやりとりが続いている方も。心を寄せてくださっている方がいるということは、私たち編集部にとって大きな励みとなっています。

 

【東京都 神山義三さんより】

「とさちょうものがたり」お送りいただき有難うございました。

このような企画、発行をなされる町の姿勢に驚嘆しました。そして、それに答える窪内様の名文、石川様の撮影の目のつけどころ、さらに鳥山様の謙虚で、しかも核心をついている一文、まことにお見事でございます。

私共の退職した元教員グループの年二回の会合の折に差しあげようと思い、六部注文したのですが、コロナ蔓延の時世、開催の延期が続いて、未だ配布できずにいます。いずれの日にか、会員の皆様が歓声をあげる折を夢みて、電話をかけては手にしたい気持ちを高ぶらせているところです。

亡き妻の入院中、枕許で三〜四節は読んであげました。あとは重篤の状態になり、完読はできなくなりました。仏前に飾るように供えました。妻はきっと喜んでいるものと思っています。

私共と窪内様との出会いを窺える新聞コピーを勝手ながら送らせていただきます。窪内様のご温情で、以来20年、折々電話や文通でのご交誼を賜っております。

私共のお会いした四国の方々は、何故こんなに御心が温かいのかと、在りし日に語り合ったこともあります。

 

 

今年の夏、いくつかの新聞記事のコピーとお手紙が送られてきました。

差出人は神山義三さん。「『とさちょうものがたりZINE04』を、著者である窪内隆起さんから送ってもらった。友人たちにも手渡したいから購入したい」と、以前編集部にお電話をくださった方でした。

お話を聞くと、今は亡き奥様が入院中、義三さんは枕元で「山峡のおぼろ」を一話ずつ読んであげていたとのこと。

「『今日はここまで。また明日ここから読もうね』と毎日楽しみに少しずつ読み進めていたんです。でも、全部読み終わる前に亡くなってしまいました」。

電話口で奥様のことを語る神山さんの口調は穏やかで優しく、奥様のことを慈しみ続ける姿に胸が震えるような思いでした。そして、こんなにも「とさちょうものがたりZINE」を大切にしてくれている方がいることへ、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

亡くなった奥様、神山育子さんは小学校の先生で、司馬さんの「21世紀に生きる君たちへ」を日本で初めて授業で取り組んだ先生として、2000年に愛媛県で行われた「えひめ菜の花忌シンポジウム」に招かれました。その会場で同じくパネリストとして招かれていた窪内隆起さんと出会い、司馬文学を21世紀にどう受け継ぐかを議論をしたそうです。それがご縁で、義三さんと育子さん、窪内さんは手紙や電話でやり取りするようになったとのこと。

この20年後、とさちょうものがたりZINE04号ができ、窪内さんが神山さんにZINEを送ってくださったことからこのご縁が生まれました。同封してくださったシンポジウムの新聞記事を読みながら、その不思議さを思います。

折に触れて神山さんはお電話をくださいます。現在86歳とのこと。人生の大先輩が送ってくださったエール、大切にしていきます。

 

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コロナに負けるな

オンベリーコのジンジャーシロップ

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画像をクリックするとショップページに移動します

 

 

「カラン、カラン…」

オンベリーコの木の扉を開くと聞こえるベルの音は「今日はオンベリーコに来たんだ」という、ちょっと特別な実感を与えてくれます。

土佐町の中心部・田井あるオンベリーコは、2016年に高知市から移住してきた高橋宏郎さん・由香里さんご夫婦が営むイタリアンレストラン。「オンベリーコ」とは、イタリア語で「おへそ」の意味。土佐町は四国のちょうど真ん中にあるのですが、その四国の「おへそ」に多くの人が訪れますようにという願いが込められています。

末広ショッピングセンターのお隣です

 

地元産の食材を使ったイタリアン

地元産の食材をふんだんに使ったランチやディナーを味わいたいと、わざわざ町外や県外からもお客さまが訪れます。その人気の秘密は、美味しさを追求するシェフ・宏郎さんの料理への飽くなき姿勢と、由香里さんの細やかで温かいおもてなしにあります。

手前から:ブルスケッタ(砂肝の煮込みのせ)・なすのパルミジャーナ・自家製ハムのモルタデッラ・ロシア風ポテトサラダ・季節の野菜サラダ

上の写真はある日のランチの前菜です。

「自家製ハムのモルタデッラ」は豚肉と背脂、ピスタチオと黒胡椒を混ぜ、二日間かけて作るとのこと。「なすのパルミジャーナ」は土佐町の米なすとトマトソース、モッツァレラチーズを重ねて焼いたもの。それぞれの食材の味が絡み合い、前菜なのにおかわりしたくなるほど美味しい。

まさに「オンベリーコ・マジック」です!

 

 

夢をかなえるためにイタリアへ

土佐町へ来る前、宏郎さんと由香里さんは「自分たちのお店を持ちたい」という夢を叶えるため、ふたりでイタリアへ留学。一年間、イタリアのキャンティ地方のレストランで働きながら、宏郎さんは料理を、由香里さんはお菓子づくりを学びました。

修行していたカステルヌォーヴォベラルデンガという村のレストランで

帰国後、知人から現在の店舗を紹介され即決。土佐町の人たちがとても親切だったこと、お米や野菜、土佐あかうしなど美味しい食材が揃っていたことが決め手だったと言います。

「イタリアでの時間があったからこそ今がある」と由香里さんは言います。

 

土佐あかうしを味わってほしい。独自の地元応援キャンペーン

コロナ禍の中、冠婚葬祭などのイベントが自粛され、土佐町の特産品である土佐あかうしの生産者さんも大きな影響を受けています。

今、自分たちにできることは何か?

そう考えたおふたりは、土佐あかうしを地元の人たちに味わってほしいという思いから、オンベリーコ独自の「地元応援キャンペーン」を行うことにしました。

「土佐あかうしのタリアータ」(タリアータはイタリア語で「切る」という意味)

キャンペーンのおすすめメニューのひとつである「あかうしのタリアータ」は、土佐あかうしと地元産の季節の野菜をたっぷりと味わえる一品。

赤身の肉は柔らかく、肉汁が口の中で溢れます。この日の野菜はかぼちゃやオクラ、玉ねぎ、原木しいたけ。ひとつひとつの味は濃厚、びっくりするほど甘い。こんなに美味しい野菜が地元で収穫できることは素晴らしい財産だとあらためて感じ入りました。

今や多くの人が訪れる人気店となったオンベリーコですが、地元の人からは「予約をしないと入れない」という声もあり、由香里さんはどうしたものかと頭を悩ませていました。

そもそもお店をつくるとき「地元の人に気軽に来てもらえるお店」にすることが、ふたりの願いでもあったのです。

このキャンペーンをきっかけに、地元・土佐町の人たちにぜひ足を運んでもらいたい。

ふたりの初心が込められた「地元応援キャンペーン」は本日9月1日から始まります。(キャンペーンは2021年2月28日まで)

 

 

さて、ここからが本題!

オンベリーコ手作りのジンジャーシロップを買ってください!

オンベリーコの由香里さんが作る「ジンジャーシロップ」をとさちょうものがたりのネットショップで販売します。

新型コロナウィルスの影響を受け、オンベリーコも売り上げが平常時の4割に減少。全国に緊急事態宣言が出ていた時には料理のテイクアウトなどを行い、なんとか営業を続けてきました。

客足が少なくなった分「何かで補填しないといかん」と考えた由香里さん。少しでも売り上げを増やすため、開店当初から人気があったジンジャーエールの素である「ジンジャーシロップ」を瓶詰めにし、販売することにしました。

 

この瓶の3本セットです

オンベリーコの店舗や近隣のお店でも販売していますが、遠方の人たちにもぜひ楽しんでもらいたいと、今回、オンベリーコから直送します。

1本に300mlのシロップが入っています。写真のコップに入っているジンジャーエールを約6杯ほど作ることができます。(賞味期限は常温で約5ヶ月です。開封後は冷蔵庫に入れ、早めにお飲みください。)

4時間煮込んで作る

高知県産の生姜をスライスしたもの、すりおろしたものに砂糖やスパイスなどを加え、次の日にコトコトと鍋で煮込むこと4時間。

取材時、ちょうど煮込んでいる最中だったのですが、台所中が生姜とスパイスの香りで満たされていました。
ピリリとした生姜と赤唐辛子のパンチに驚くこと間違いなし!スパイスのクローブやシナモンも効いていて、とても奥深い味。手間暇を惜しまない由香里さんの姿勢がその味に現れています。

編集部も休憩時に炭酸水と割っていただいていますが、夏の暑さで火照っていた体は冷んやりさっぱり。体が喜んでいるのがわかります。

生姜のスライスとすりおろしは大仕事。この手間暇がシロップの美味しさの源です

贈りものにいかがですか?

ジンジャーシロップの売上は、ネットショップの決済手数料3.6%を除き、全額オンベリーコさんへ支払われます。
ご家族やご友人、大切な人への贈りものにいかがでしょうか。

ジンジャーシロップ3本セット 3500円(税・箱代込) 送料は別途

お届け方法は3つ。3種の商品ページがありますが、配送方法・送料のお支払いが異なります。届く商品は同じです。

*支払い方法で「銀行振込」を選択した場合、振込手数料はお客様の負担となります。

①送料元払い 4500円(商品3500円+送料全国一律1000円)  

・箱(80サイズ)に入って届きます。
・到着日の指定がある場合は、希望日の3日前までにご注文をお願いします。
・到着日の指定がない場合は、注文をいただいてから通常2~3日程度でお届けできる予定です。

●ショップページはこちら

 

②着払い 3500円

・箱(80サイズ)に入って届きます。お受け取り時に送料(高知県内800円・他県一律950円)がかかります。
・到着日の指定がある場合は、希望日の3日前までにご注文をお願いします。
・到着日の指定がない場合は、注文をいただいてから通常2~3日程度でお届けできる予定です。

ショップページはこちら

 

③直接手渡し 3500円

・オンベリーコでの直接手渡しとなります。
・希望日は、注文時に備考欄に必ずご記入ください。オンベリーコの営業時間内(9時〜19時・木曜日定休)でお願いいたします。

●ショップページはこちら

 

 

オンベリーコ  高知県土佐郡土佐町田井1353-2    Tel: 0887-72-9186   営業時間:9時〜19時  定休日:木曜日

 

宏郎さんと由香里さん

「土佐町でお店を開くことができて本当に良かった」と話す、宏郎さんと由香里さん。

オンベリーコさんのジンジャーシロップが多くの人の元へと届きますように、と願っています。

「美味しいね」と笑い合えることがどんなにゆたかなことか。
コロナ禍が落ち着いた際には、ぜひ、大切な人とオンベリーコさんの扉を開いてもらえたらと思います。

 

土佐町の方々へ

新型コロナウィルスの影響で、これまで大切に育ててきた事業がこの数ヶ月苦しい状況を迎えているという方々が多くいると想像しています。

もちろん微力ながら、とさちょうものがたり編集部も具体的になにができるのか? そういうことをずっと考えてきました。

今回の記事や、「みどりさんの金魚草を買ってください」「アメゴを買ってください」で紹介させていただいたネットショップでの販売は、現時点での私たちの見つけた答えの一例です。

実際にやってみないことにはどうなるかわからないような段階ですが、「町のために、私たちができることを(小さくても)やる」という姿勢をとさちょうものがたり編集部は貫こうと思っています。

今回のような動き、リアルとネットの橋渡しを担うような仕事を、もし必要とされている土佐町の事業者の方がいらしたら、遠慮なく編集部に声をかけてください。

とさちょうものがたり編集部

メール: info@tosacho.com

電話:0887-72-9260

 

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とさちょうものづくり

米袋、大募集!!

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土佐町のみなさんのお家に、きっとひとつはあるのではないでしょうか?

そう、茶色の紙でできている「米袋」が!

お米を食べ終わった後にも野菜を入れたり、おがくずを入れたりと色々と重宝する米袋ですが、もしよかったら、ぜひ分けてもらえたらうれしいです。

米袋バックを作ろう!

とさちょうものがたり×土佐町社会福祉協議会、この米袋を使ってバックを作ろうと考えています。

このお話のスタートは、今年の三月からレジ袋が有料となり、エコバックが欲しいなと思っていた頃のこと。

土佐町社会福祉協議会が毎月行なっている「あったかふれあいセンター」で、地域の人たちと作ったという「米袋バック」を目にする機会がありました。

 

これはエコバックにちょうどいい!

米袋は何重にもなっていて、多少濡れても大丈夫です。先日、油1リットル、瓶に入った醤油1リットル、牛乳2本を入れて持ち帰りましたがビクともしません。

糸で縫った米袋バックを販売しているのは知っていましたが、これは折ることだけでできているバックです。

 

地域の人の仕事に

「これを仕事にする仕組みを作れないだろうか」

そう考えた編集部は、土佐町社会福祉協議会の和田郷子さんと話し合いを重ねてきました。

土佐町社会協議会が土佐町の各地域で行なっている「あったかふれあいセンター」の活動の一環として、地域の人たちが製作。とさちょうものがたり編集部がその米袋バックを販売し、その利益を仕事をした人に還元したいと考えています。

まずはやってみよう!
その姿勢でこれから製作に入ります。


ご家庭に分けてもよい米袋のある方は、土佐町社会福祉協議会かとさちょうものがたり編集部にご連絡ください。たくさんある場合は取りに伺います。(
破れや汚れがないものをお願いいたします。)

・土佐町社会福祉協議会… 0887-82-1067
・とさちょうものがたり編集部…0887-72-9260

どうぞよろしくお願いします!

 

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