土佐町のみなさん、絵描きの下田昌克さんを覚えていますか?
下田さんは昨年10月に土佐町を訪れ、一週間かけて町のあちこちで町のたくさんの人を絵に描いてくれました。最終日には「下田昌克とさちょうアート展」と題して、青木幹勇記念館にて展覧会を開催。町の人を描いた絵、それと小学生・保育園児と下田さんが一緒に描いた大きな絵を一堂に展示し、たくさんの町の人が訪れてくれました。そうそう、その後「とさちょうものがたりZINE 01」にもまとめられました。
当時の記事はこちら
今年はその下田さんに、土佐町から新たなお願いをしました。
「みんなと一緒に絵本を作ってもらえませんか?」
土佐町の人たちが手にとって、「これは自分たちの絵本や!」と実感できる絵本を作りたい。そのために下田さんの力をお借りしたい。そういうお願いをしました。下田さんは快諾してくれました。
というわけで‥
下田さんと、みんなの絵本を作ろう!
スタートです!
先ほども書いたように、この計画のゴールは「絵本を作る」ではなく「土佐町のみんなが、『これは自分たちの絵本や!』と実感できる絵本を作る」こと。
「自分たちの絵本」とひと言で言ってもいろいろありますね。「自分たちが書かれた話」とか「自分たちが書いた話」、「自分たちが考えた主人公」「自分たちが描いた絵」‥‥。
今のところ、その答えは誰も持っていません。その答えを一歩一歩探しに行く旅自体がこのプロジェクトです。一緒にこの旅をしてくれる人は、多ければ多いほど楽しい!次にどうなるか、どこにたどり着くのか、行ってみないとわからないこのノープランの旅に、一緒に歩いてくれる人、大募集です!
まずは夏休みの宿題に!
まずはじめに‥。「どんな絵本がいい?」「どんなお話がいい?」「どんな登場人物がいい?」こんな問いかけを土佐町小中学校の生徒たち、みつば保育園の園児たちに出しています。答えはなんでもあり!みんながどんな絵本があったら嬉しいか、それをとさちょうものがたり編集部に教えてください。保護者の方もぜひ一緒に考えてみてください。
大まかな今後の流れは‥
ざっくりですみません。このプロジェクト、「きっちり予定を組みゴールまでの道筋を立ててから進行」ということでは全然なく、むしろ真逆。
「一歩進むことで次の一歩が見えてくる」というライブ感満載のやり方でいきます。
それでも今の段階でぼんやりでも見えていることを書いてみると‥。
◯土佐町小中学校・保育園で宿題
上記で書いたことです。生徒のみんな、新学期のはじめには忘れずに持ってくるんだぞ〜。
◯同時に土佐町内のどなたからも募集します。
土佐町の「みんなの絵本」にまつわるアイデア、どんな小さなことでもざっくりしてても大歓迎です。ぜひこちらまでメールをお寄せください!
◯みんなのアイデアをもとにお話を作りましょう!
まずはむずかしく考えないで、「みんなの絵本」のお話を考えてみましょう。ざっくりと「だれが」「なにをして」「どうなった」ってお話。みんなの心の中にすでにあるものを、かんたんな言葉にしてみてください。
◯10月(あたり)に下田さんが土佐町に来ます。
日程はまだ未定!再び下田さんに来てもらって、みなさんにもらったアイデアやお話を下田さんとみなさんで揉みましょう。ワークショップ形式をイメージしています。
◯またみんなで絵を描こうね!
その時には、できるだけたくさんの人たちと一緒に、またでっかい絵を描きましょう!
◯シルクスクリーンもね!
どんぐりが取り組んでいるシルクスクリーン。今回の絵本も、表紙をシルクスクリーンで印刷したい!(って話も出ています)
まだまだ全貌の見えない土佐町「みんなの絵本を作ろう!」プロジェクト。こうしてゆっくりスタートしています!
2017年10月の模様はこちらの動画をご覧ください。