「赤毛のアン」 モンゴメリ著, 村岡花子訳 新潮文庫
好きな本は何度でも読み返します。何度読んでも全く飽きないから「好きな本」なのかな?
『赤毛のアン』を初めて読んだのは抄訳版で小学生の頃だったと思います。それから今までにいったい何度読み、何冊買い換えたことか?いろいろな方の翻訳で読みましましたが、一番ぴったりきたのは村岡花子さん訳の新潮文庫版。マリラ&マシュウはカスバートではだめで、クスバートでなくてはならないのです。
子どものときはアンにあこがれ、アンのようなしゃべり方を真似たりしていましたが、大人になってからのお気に入りはマシュウ。穏やかで懐が広く内気なマシュウは、私にとって愛すべき大人の理想像です。
古川佳代子