土佐町の新しい指針を作る過程を追う「土佐町のものさし」、今回は【番外編】として、GNHの産みの親であるブータンのGNHの現状を、とさちょうものがたり編集長である石川がレポートします。
ブータン料理って、日本ではなかなか馴染みのないものですよね?
チベットとインドに色濃く影響を受けながら、ブータンも独特の食文化を育んできました。
今回は、ブータンの人々が普段食べている食事を紹介したいと思います。
モモ
上の写真は「モモ」と呼ばれる「チベット餃子」です。
たいていのお店にはミート(豚)とチーズの2種類があり、ブータンの人にとってはファーストフード的に気軽に寄って食べていくスタイルです。
皮は厚めでもちもち、美味しいです。
上の写真はブータンの典型的な食事です。
ブータンでは大抵このようにご飯とおかずがドドドン!と置かれていて、脇に置かれた食器を各自が持って自分の皿に好きな量を取っていく形です。
ブータン料理はトウガラシが大量に使われるのが特徴です。僕自身は辛いのがあまり得意でないので、トウガラシの塊はできるだけ出会わないように気をつけていました。
がさつな人が盛り付けたがさつな皿。
ブータン料理のイメージを傷つけてしまってないか心配です‥。
先に書いたように、ブータン料理は各自が皿を持ち盛り付けていくスタイル。
どうあっても繊細な盛り付けができないこの皿の主は、ご想像の通りわたしです。。。ブータンの人々すみません。
左上に見えてるのは「ダル」というスープ。インド料理でもありますが、ブータンのダルはまろやかで美味しいです。
上はブータン西部にあるシュラブッチェ大学を訪れた際に食べさせていただいたランチ。
盛り付けはさっきのよりかは、こっちのほうがマシでしょうか。ここで食べたランチは非常においしいものでした。
チュルカム(乾燥チーズ)
上の写真は「チュルカム」という乾燥したチーズ。乾燥してるだけあってかなり固いです。
移動の道中、田舎の峠にあった小さな商店で店先にたくさん吊るされて売られていました。
これはブータンの伝統的なおやつ。ブータンの人はみんなチュルカムを口の中でコロコロ転がしながら1、2時間楽しむようです。
店頭にチュルカムが干されている、の図。ちょっと干し柿みたいですね。
味はあんまりしないです笑
ブータンに滞在中は、ほんとに大量のお茶を毎日飲みました。
空気が乾燥していることもあり、そして高度に順応するための水分補給ということもあり、食事時には何杯ものお茶を飲み、食事時でなくてもチャンスがあれば何杯ものお茶を飲み。
おそらく2019年2月前半の「ブータンお茶摂取量(個人の部)」では相当イイ線行ってるはずです。誰か集計してくれないかな。
写真はふつうの紅茶ですが、ダントツで一番よく飲んだのはミルクティー。ブータンのミルクティーはミルク多めのコク強めです。インドのチャイに近い印象です。