「自閉症のうた」 東田直樹 角川書店
自閉症である彼が書いた本を英訳したイギリス人作家との交流、メールのやりとりがQ&Aの形式で書かれている。
作家自身も自閉症の子どもを育てているので質問も具体的。他に「自閉症のうた」「旅」の二編が掲載されている。
作者は言葉としてしゃべる事ができないし、自分で文字にする事もできない。12歳から24歳の現在まで20冊以上の本を出版しているが、それは文字盤ポインティングやパソコンを使って表現しているとのこと。内に秘めているものは大きい。
この本を読んで、自閉症のの人たちと交流のある私は参考になった。
是非読んで欲しい一冊です。
川村房子