「なぜヒトだけが老いるのか」 小林武彦 講談社
2024年になり、早々に一つ年齢を重ねた。体力的な事、記憶力もしかり、色々な衰えを認識するお年頃である。「老い」がちらつき、少し弱気になってくる。
この本を読む限り、老化する事によって、人類は進化してきたらしいので、受け入れるしかない。そこには「シニア」としての役割もあるので、経験し受け継いできた知恵・知識を後世の人々に伝えていく義務がある。
「ゲノム」的見地からすると、55歳位が肉体の限界らしいが、現在の人類はそこを30年は優に超えている。寿命は総心拍数によりある程度決定されるという仮説もあるので、穏やかに生きたい。
また85歳を過ぎた辺りから、心がとても平安になるので、決して悲観する必要はないらしい。
総心拍数を使い切って、健康に寿命を全うするには、日々コツコツと動き続ける事が秘訣らしい。今後は庭の手入れにも積極的に取り組もうと、気持ちを新たにした2024年の始まりです。