「ペスト」 カミュ著, 宮崎嶺雄訳 新潮文庫
コロナの時代に再度ブレイクしている小説「ペスト」。ペストの流行を扱った小説です。
アルジェリアのオラン市という港町が舞台、医師ベルナール・リウーが傍観者の立場で語るという構成です。医療従事者の疲弊、ロックダウン、死者を葬る場所さえなくなりかねない現実。
令和の今「コロナ」と過ごす日々、昭和44年発行の「ペスト」の内容がゾッとする程ソックリです。
哲学者カミュの描写は複雑な精神・社会情勢分析等難解でもあります。我慢して、我慢してやっと読み終えました。