「リンパのふしぎ」 大橋俊夫 筑摩書房
美容でも医療関係でも「リンパ」という単語はよく耳にします。フンフンと分かったような素振りでやり過ごしますが、改めて考えるとハテナばかり…。リンパ腺、リンパの流れ…、いったい体内のどこに存在し、どのように流れ、どこに行くのか…。少しでも知識の中に収めたいと思い、気持ちお手軽そうなこのタイトルに惹かれ、読んでみることにしました。
医学的な知識皆無の立場では、かなり難解!でも頑張って読み進み、やっと読み終えました。時間がかかってしまったために、最初のページの事柄は記憶に薄くなってしまいましたが、少しだけリンパの任務を理解でき、複雑な仕組みに敬意を払い食生活等に対して真摯に対処しなければと反省しきりです。
水分を摂る必要性の意味が具体的に理解でき、どのようにがん細胞がリンパの中を移動するのか、がんの転移を調べるメカニズムなど、身近な事柄としてイメージできる項目では読むスピードも増します。
白い血管とも呼ばれる「リンパ」、人体は不思議で精巧な造り、設計したのは誰?
最後はいつもこの疑問に到達します。