僕は珈琲好きだが、実はお茶も好き。正確に言うと、「好きになった」が正しい。
土佐町に住むようになってから、お茶をよく飲むようになった。理由は簡単、美味しいからだ。
お茶と言えば静岡が有名だけど、ここ嶺北土佐町もお茶を栽培してるってこと、引っ越してから知った。
敷地内で茶を栽培してる家庭も珍しくない。
笹でもかつてお茶を栽培していたようだ。田んぼの法面や畑、石垣のあちらこちらに数株残ってる。
当初は茶の木の手入れがよく分からず、また草刈りの度に枝を切り刻んでしまって、収穫することはなかった。
けれど、放置された茶畑再生のイベントに何度か参加し、お茶の美味しさと作り方を教わった。それから、少しずつ茶の木の管理をはじめ、新緑の季節に新茶を収穫するようになった。
土佐町のお茶のつくり方は「炒って揉む」のが主流だ。
うちは釜戸で葉っぱを炒るので、火加減が難しい。強いと焦げるし、弱いといつまで経っても炒りあがらない。それでも、徐々に香ってくるお茶の香りを楽しみながら、この季節の到来を実感する。
時期には直売所などで、いろんな種類の地元茶が手に入る。これもオススメ土産のひとつだ。