「げんきなマドレーヌ」 ルドウィッヒ・ベーメルマンス 福音館書店
きっと有名なマドレーヌちゃん。でもあんまりわたしはきみを知らなかったけれど、この一節を読んで一気にファンになりました。
「ねずみなんか こわくないし、 ふゆが すきで、スキーも スケートも とくい、 どうぶつえんの とらにも へいっちゃら」
まぁ動物園の虎は怖くないにしても。 ねずみにびくびく怯えて、寒い冬にも背中を丸めて完全に負けちゃうわたし。 ねずみが怖くないなんて!冬が平気だなんて! 『姐さん!』と呼ばせていただきたいくらい。
そんな勇敢で格好良いマドレーヌちゃんはパリのカトリック系の寄宿舎で暮らしている。 優しいミス・クラベル先生に見守られながら、さまざまな人物との交流や騒動の様子をパリのあちこちの風景と素朴なタッチで描かれた絵が素敵。 このページ、額縁にいれて飾りたい〜。 めくるたび何度もそう思う、絵が魅せるお気に入りの「絵本」です。