「チリとチリリ ゆきのひのおはなし」 どいかや アリス館
まっしろの雪の銀世界を、まっくろのおかっぱ頭のチリとチリリのふたりが白と黒のあたたかなコーディネートでおでかけします。 いつもチリとチリリの絵本に出てくるおやつや飲みものはおいしそうです。
この日は「ちょうどよい」カップに、りんごとニッキのホットフルーツパンチ。 この「ちょうどよい」というフレーズがどのシリーズにも出てくるのですが、「ちょうどよい」というのは言い換えれば「ここちがよい」ということに気づかされます。
つい普段の生活のなかで、食べ「過ぎ」たり、飲み「すぎ」たり、寝「過ぎ」たり、、、と過ぎたるは及ばざるが如しといわんばかりに、チリとチリリの「ちょうどよい」メルヘンの世界は読み終えたあとほっこりと心地よい気持ちになる一冊です。