「いきものたちはわたしのかがみ」 ミロコマチコ 朝日新聞社
先日、高知県立美術館にて開催されているミロコマチコ展にいってきた。(2021/9/20まで開催中)
ミロコマチコさんは月曜〜金曜、Eテレの「コレナンデ商会」という子ども向け番組の絵を担当しており、子どもにも馴染みがあるので一緒に連れだって行った。 原画というのは、だいたいパワーがあってエネルギーを感じるのだけれど、彼女の絵は火山か嵐かはたまた爆発か、を目の当たりにしたかのようにとてつもないチカラを感じた。 圧倒的な生命力、波打つ鼓動。 ‥‥生きてるんだ! 絵の中のいきものたちは生きている。
絵本も出されているけれど、絵本のサイズの何倍、何十倍もの大きさの原画たちは、絵本からだけでは伝わりきれないはみでた力がどれもみなぎっている。 展覧会に足を運び実物を目の当たりにすることをぜひおすすめする。
さらに前もって 「けもののにおいがしてきたぞ」(岩崎書店) 「まっくらやみのまっくろ」(小学館) 「ドクルジン」(亜紀書房) の3冊の絵本の原画が飾られているので読んでからいくと、さらにビンビン味わえることまちがいなし。 子どももすごいエネルギー体だけれど、そんな子どもも黙らせるミロコさんの絵は、野生の「けもの」なんだろうなぁ〜。