2018年4月

笹のいえ

お茶

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僕は珈琲好きだが、実はお茶も好き。正確に言うと、「好きになった」が正しい。
土佐町に住むようになってから、お茶をよく飲むようになった。理由は簡単、美味しいからだ。

お茶と言えば静岡が有名だけど、ここ嶺北土佐町もお茶を栽培してるってこと、引っ越してから知った。
敷地内で茶を栽培してる家庭も珍しくない。
笹でもかつてお茶を栽培していたようだ。田んぼの法面や畑、石垣のあちらこちらに数株残ってる。

当初は茶の木の手入れがよく分からず、また草刈りの度に枝を切り刻んでしまって、収穫することはなかった。
けれど、放置された茶畑再生のイベントに何度か参加し、お茶の美味しさと作り方を教わった。それから、少しずつ茶の木の管理をはじめ、新緑の季節に新茶を収穫するようになった。

土佐町のお茶のつくり方は「炒って揉む」のが主流だ。

うちは釜戸で葉っぱを炒るので、火加減が難しい。強いと焦げるし、弱いといつまで経っても炒りあがらない。それでも、徐々に香ってくるお茶の香りを楽しみながら、この季節の到来を実感する。

時期には直売所などで、いろんな種類の地元茶が手に入る。これもオススメ土産のひとつだ。

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私の一冊

鳥山百合子

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「チムとゆかいなせんちょうさん」 エドワード・アーディゾーニ作 福音館書店

図書館で偶然出会ったこの本があまりにも面白くて、図書館で借りて全11巻を読みました。

その時、この「チムとゆかいなせんちょうさん」以外は全て絶版になっていました。

そのことがとても残念だったので、出版社である福音館書店に「チムシリーズを復刊してほしい」という内容の手紙を書きました。そう思っていたのは私だけではなかったのでしょう、そのあとシリーズの一部が限定復刊され始め、とてもうれしかったです。

この本の初版は1963年。
多くの人に読み継がれていく本には、きっと世代や国境を越えて人が共有できる何かがあるのではないかな、と思います。

アーディゾーニが、いつも子どもたちの背中をどこかでそっと支えてくれているような感じがとても好きです。

鳥山百合子

 

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土佐町ストーリーズ

行け!土佐町中吹奏楽部

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今年の春、長男が土佐町中学校へ入学しました。

 

ぶかぶかの学ランで、自分の体より大きな自転車で登校しく姿は可愛らしく、一時は反抗期を迎えて全然可愛くなくなったと思っていた息子の魅力再発見。

 

私が中学生だった頃は、部活の選択肢が色々ありました。

バスケ部、卓球部、テニス部、バレー部、剣道部、野球部、吹奏楽部、ESS(英会話クラブ)などなど・・・文芸部なんてのもあった気がします。

今は生徒数も減ってしまったので仕方ないのですが、選択肢が少なく、野球部、男子卓球部、女子バレー部、剣道部、吹奏楽部しかないのです。

 

今年は23人の新入生のうち13人が吹奏楽部に入部したとか。

 

長男も吹奏楽部に入部しました。

男の子の親としては、運動部に入ってもらいたいなーなんて期待もありましたが、運動神経の面では私の遺伝子が圧倒的勝利を果たしているので、儚い願いでした。

 

入部届提出の際、プリントに「本入部は5月からになります」と書いていたので、それまでは中学校生活にゆっくり慣れていくのかなぁ~、と思っていたところがどっこい、さっそく朝練があるー!と朝早くから自転車で通っています。

それでも友達と一緒に行けることが楽しいようです。

 

中学校生活、エンジョイしてほしいなぁ。

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私の一冊

澤田智則

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「ドリトル先生アフリカゆき」 ヒュー・ロフティング作・井伏鱒二訳 岩波書店

 

この本は、私の読書人生の原体験といえる本です。
私が小学校に入学した時に伯母から12巻セットをお祝いとしていただきました。 小学校1年生なので、まだ十分に理解できていなかったかもしれませんが、ドリトル先生シリーズの世界観にすっかり魅了されてしまい、どんどん読み進め読破してしまったことを記憶しています。
この本をきっかけに、すっかり読書少年と化してしまい今に至っています。
土佐町小学校のみんなにもぜひ読んでもらって、本を好きになるきっかけになればいいなと思います。

澤田智則

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くだらな土佐弁辞典

のうがわるい

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のうがわるい

【形】不便な、使い勝手が悪い、しっくりこない

例:このパラシュートはのうが悪い。(このパラシュートは使い勝手が悪い。)

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土佐町の広報、その名も「こうほう とさちょう」(そのままですが‥)

2018年4月号、出ました。土佐町のみなさまにはもう届いている頃かと思います。

今号から総務企画課により、広報誌の内容を大改革による大改造を大断行し‥あ、大げさですね。全体のページ数は減らしたものの、だいぶ読みやすいものになっているかと思っています。いかがでしょう?

みなさまのご意見・ご感想お待ちしております!

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私の一冊

川原将太

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「今日の芸術」 岡本太郎 光文社文庫

『芸術はここちよくあってはならない  芸術はきれいであってはならない  芸術はうまくあってはいけない』

芸術の入門書にして、最高の哲学書。
芸術とは。
アーティストの生き様。

突き刺さる言葉で、強く生きる名言ダラケ!

川原将太

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土佐町ストーリーズ

春の台所

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さっと茹でて、きゅっとしぼって、まな板の上にのせる。
菜の花は春の色。色鉛筆の黄緑と緑を重ねたようなこの色は、台所に春を告げる。

この菜の花は、和田地区に住んでいる和田さんが畑から摘んで、新聞に包んで持たせてくれたもの。
湯気のむこうに和田さんの暮らす風景が見える。

「とんとんとん・・・」菜の花を刻む。醤油、ごま、鰹節で合える。

 

春の台所は色鮮やか。
菜の花、小松菜、春菊、人参、ブロッコリー。冬の間育てていた白菜から採れる菜の花は、やわらかくて最高に美味しい。

次は小松菜をさっと茹でて刻む。塩をまぶしてごまをも加えると、春のふりかけ。
これはごはんに混ぜておにぎりにしよう。

 

春の台所に立つ。

裏山からの水が流れる音がする。
ウグイスのさえずりが聞こえる。

「そろそろぜんまい取りにきや」。
近所の人が言ったその言葉だけで、もうそわそわしてしまう。

 

 

春の台所は忙しい。

ぜんまい、イタドリ、ワラビ、たけのこ、たらの芽…。
山菜たちが順番にずらりと並び、食べてもらうのを待っているかのようで、うれしさ半分「お願いやき、ちょっと待ってて!」と言いたくなる。

ぜんまいをゆで、イタドリの皮をはぎ、ワラビに灰をふりかけ、茹でた筍を水につける。たらの芽はそのまま天ぷらに。
とにかく毎日、何かしらの山菜たちと向き合う日々。

 

きっとこの地のお母さんたちもそうだったに違いない。
春の声を聞いて、そわそわしながら、ちょっと焦ったりもしながら、せっせと春の仕事をしてきたんだ。
お母さんたちは、台所でどんな風景を見てきたんだろう。

 

歴代のお母さんたちの気配を感じながら、今日のおかずの出来上がり。

 

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みんなのアルバム

久万吉さんのホラ貝

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澤田久万吉さんは桂月の3代目。(澤田しのぶさんから見て曾祖父さん、現在の社長は6代目の宗己さん)

当時は「花の友」という銘柄の良酒を作っていたと町史に記されています。

大正三年一月から毎朝欠かさず写真のような姿でホラ貝を吹いていたそうです。

祖父は意志の強い男であったと思う。二十余年間、冬は六時、夏は五時かっきりに、ホラ貝を吹き、近隣の者をたたき起こして、仕事にかり立てたそうである。  「雲」より抜粋 ー 澤田淳(久万吉の孫)

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土佐町オリジナル ポロシャツ2018

販売スタート!!

春になりました!

「とさちょうものがたり」から、土佐町産オリジナルポロシャツの製作販売のお知らせです。

2018バージョンの背中のイラストは昨年10月に土佐町を訪れ、町の人の絵をたくさん描いてくれた絵描きの下田昌克さんの新作!!

実を言うと今回のポロシャツも、昨年下田さんが描いてくれた絵で作ろうと考えていました。

事前の確認を取ろうと下田さんに連絡し、「こうこうこう言うわけで、、」と説明したところ、

「それなら新しいの描くよ〜」。

下田さんは今回、このポロシャツのために土佐町の春の食べ物を描き下ろしてくれました!

 

下田さんから届いた原画。たけのこ、わらび、ツクシなど、土佐町で取れる春の山菜たち。

 

シルクスクリーン による手作り印刷!

土佐町で作ります。

「とさちょうものがたり」が昨年夏から進めていたシルクスクリーン印刷。

土佐町役場前の作業場で、1枚1枚手作りで印刷しています。

人の手による印刷は、それぞれちょっとずつ違う1点モノ。 寸分違わぬ機械での印刷とはまた一味違った風合いをお楽しみください。

*洗濯しても落ちませんヨ!←これ大事

 

 

障がい者就労継続支援B型事業所

れいほくの里 どんぐり

が作ります!

 

実際にポロシャツを作るのは土佐町の障がい者就労支援事業所「れいほくの里 どんぐり」のメンバーさんたち。

これまでパン作りをがんばってきた彼らの手が、今回はみんなが着るポロシャツを印刷します。

この事業の売り上げの一部が運営費用としてどんぐりに分配されます。

 

 

カラーは全12色!

紫外線防止指数:UPF50+

■素材 綿65%、ポリエステル35% (表面:綿100%交編鹿の子)

ご注文の際に色とサイズを ご指定ください。

 

 

 

 

ご注文・お問合せはお電話またはメールにて!

0887-82-0480  土佐町役場総務企画課 (担当:和田亜美)

または info@tosacho.com

⬜︎お名前 ⬜︎住所・連絡先 ⬜︎枚数 ⬜︎色  ⬜︎サイズ

をお知らせください!

受注生産ですので、 ご注文をお受けしてから お届けまで約2〜3週間 いただいています。

 

土佐町内と近隣の方は、土佐町役場2F・総務企画課窓口での受け渡し・お支払いをお願いします!

ここから下は、遠方の方・郵送で受け取りたい方へのご案内です。

 

送料は全国一律500円をいただいております。4枚以上のお買い上げで送料無料です! 

メール・または電話での注文の際に「郵送でのお届け」ご希望の旨をお知らせください。

お振込先の口座は以下になります。

○ゆうちょ銀行

【記号】16480 【番号】15483051 【名義】カゼ

○他金融機関からのお振込み

【店名】六四八(読み ロクヨンハチ)【店番】648 【預金種目】普通預金 【口座番号】1548305 【名義名】カゼ

 

運営者情報

「とさちょうものがたり」は任意団体「風」(代表:鳥山百合子)が運営しています。

住所:〒781-3401 高知県土佐郡土佐町土居257-3

電話:0887-82-0480 土佐町役場総務企画課 (担当:和田亜美)

 

下田昌克さんのこと 1

 

 

 

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