とさちょうものがたり

コロナに負けるな

幻の山菜、買ってください!

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とさちょうものがたりSHOPで「幻の山菜」を販売します!

「幻の山菜」「山菜の王様」

そう呼ばれる山菜があることを知っていますか?

その山菜の名は「シオデ」。

つる性のアスパラのような風貌で草むらなどに生えています。群生しないためなかなか見つからないので、幻の山菜と呼ばれています。

土佐町には、この幻の山菜「シオデを栽培している人がいます。その人の名は、岡林増榮さん。シオデの栽培は全国的に見てもとても珍しいんだそう。

今回、岡林さんが土佐町下瀬戸の山の中で育てたシオデを、とさちょうものがたりのネットショップで販売します。

このひと月くらいしか採れない山菜ですので、早い者勝ちの20個限定です! 確実にほしい方はお早めにどうぞ!

 

画像をクリックするとネットショップの商品ページに飛びます

 

コロナ禍の影響

今から30年ほど前、野生のシオデから種を取り、苦労の末栽培に成功した岡林さん。高知市内の老舗ホテル等と取引し、毎年約20キロのシオデを出荷していました。

約3年前、とさちょうものがたり編集部は栽培の様子を取材させてもらいました。

 

幻の山菜 しおで 前編

 

「もうやめようか」

今年の2月、久しぶりに岡林さんとお会いしました。「もうシオデの栽培はやめようかと思いゆう」と、岡林さんはつぶやきました。

2020年からのコロナ禍のためホテルの宿泊客が減少、それに伴ってシオデの取引量が激減していたとのこと。その後、ホテルの料理長が代わってメニューが変更、料理にシオデが使われなくなり、ホテルとの取引量はついにゼロになったそうです。

さらに標高800メートルにあるシオデ畑に猿が来るようになり、シオデの芽を食べてしまうように。朝昼晩、花火を上げて猿を驚かせているそうですが「どこまで効果があるかわからん。あっちも賢いきね。でもやらんよりましと思ってやっている」と岡林さん。

イノシシもやって来て、育てたシオデを根っこごと掘り返していく。

「わしも歳やし、どこまでできるか…。でも、シオデは本当にうまいんで。だから、この味を何とか届けられたらいいなあと思うんやけんど…」

岡林増榮さんと秀明さん

その話を伺ってから、何かできることはあるだろうか?と考え続けていた編集部。

今年の春、とさちょうものがたり編集部は、とさちょうものがたりネットショップでの販売を岡林さんに提案してみることにしました。

岡林さんは「自分達夫婦だけじゃ難しいけんど、息子にも聞いてみる」と言ってくださり、息子さんに相談。息子の秀明さんは「やってみたい」と快諾してくれました。

 

 

岡林さん親子の育てたシオデを買ってください!

今回、とさちょうものがたりネットショップで「幻の山菜・シオデ」を販売します!

大小さまざまなシオデが250g入っています。

この売上は、ネットショップ決済手数料、送料、チルド(冷蔵)料などの経費を除き、岡林さんへ支払われます。

標高800メートルのところにあるシオデ畑

 

産地直送します!

シオデ 250g    4,500円(税込・送料込み)

大小さまざまなシオデが250g入っています。(写真のシオデが250gです)

・20個限定
シオデが収穫できるのは6月半ばから約一ヶ月の間のみ。なくなり次第終了となります。お早めにどうぞ!

・注文をいただいてから1週間以内にお届けします。到着日の指定はできません。

・60サイズの箱、チルド(冷蔵)便で届きます。

 

 

おすすめの食べ方

①シオデのかき揚げ

「なんと言っても、これがうまいぜよ!」。岡林さんイチオシのかき揚げ。揚げたシオデは甘く、ムチッとしています。これはクセになります!塩をパラリと振りかけていただく、最高の贅沢。

シオデのかき揚げ

【材料】
・シオデ
・小麦粉
・水
・塩
・油

①シオデを食べやすい大きさに切る
②小麦粉を水で溶き、シオデをからめる
③油でからりと揚げる

 

 

②シオデの肉巻き

むちむちしたシオデの歯応えと、とろりとした甘辛味の肉の相性バッチリ!ごはんのお代わりが欲しくなること、間違いなしです。

シオデの肉巻き

【材料】
・豚バラ肉(うす切り)
・シオデ
・醤油
・みりん
・油

①シオデを食べやすい大きさに切って、さっと茹で、冷ます
②豚バラ肉にシオデを二〜三本ほど置き、端から巻く
③フライパンに油をひき、巻き終わりを下にして火が通るまで焼く。
④しょうゆとみりんを加え、照りが出るまで熱し、からめる

 

 

③シオデと卵のふんわり炒め

卵のふんわり感と、シオデのシャキッ&ムチッとした歯応えがたまりません。オリーブ油を使うと洋風に。

シオデと卵のふんわり炒め

【材料】
・卵
・シオデ
・塩
・鶏ガラスープの素
・オリーブ油

①シオデを食べやすい大きさに切り、さっと茹でる
②溶いた卵に塩と鶏ガラスープの素を少々加える
③フライパンにオリーブ油をひき、②を大きくかき混ぜながら炒め、半熟になったらボウルに取り出す
④同じフライパンでシオデをさっと炒め、③を加えて、さっと混ぜる

 

ビタミンCや食物繊維が豊富に含まれているシオデ。美肌効果や疲労回復、便秘解消などが期待でき、いいことづくめ。

さっと塩茹でするだけでも、もちろん美味!姿はアスパラに似ていますが、食感は全く違う!熱を加えるとさらに甘く、ムチッとする食感をぜひ味わってほしいです。

一年のうち、この季節しか味わえない幻の山菜「シオデ」。

たくさんの人に知っていただき、味わっていただけたらと思います。ご注文お待ちしています!

 

岡林農園  〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1480-1

 

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木の香り袋、作っています!

土佐町の障がい者支援施設どんぐりのメンバーさんが、土佐町のノベルティグッズである「木の香り袋」を作ってくださっています。

ノベルティグッズ「木の香り袋」は、土佐町の大工さんからいただいたヒノキのカンナ屑を袋につめてさまざまな場所で配布し、土佐町の山の香りを楽しんでもらおうというもの。

どんぐりの皆さんが、毎日のパン作りや畑仕事など、日々の仕事の合間に作ってくださっています。その作業代はどんぐりの皆さんのお給料になる仕組みです。

以前もこちらの記事で制作風景をご紹介しました。

 

木の香り袋

 

「今日、作業してますよ〜」とご連絡をいただき、作業中にお邪魔しました。

フワッと香る森の香り。「いい香り〜。癒されます〜」と言いながら、作業するどんぐりの皆さん。ヒノキの香りは気持ちをリラックスさせたり、消臭、防虫効果もあるそうです。

 

机の上で切っているのは袋の中に入れる覚書。カンナ屑の香りの効用が書かれています。

「これから雨が多くなるので、室内でできる仕事があって助かります」

とスタッフの方が話してくれました。

 

 

無料のノベルティグッズです!

 

完成した木の香り袋たち。

土佐町のノベルティグッズとして、無料で配布しています。

友人知人の訪問時に気軽なお土産として、ネットショップや通販などをされている事業者さんは梱包材代わりとしてご自由にお使いいただけるとうれしいです。

これからもどんどん作って、町内の各所に置いていただく予定です。

土佐町の森の香りが、少しでも多くの方に届くといいなと思っています。

 

うちのお店にも置いてもいいよ〜という方や、使いたいからほしいという方は、いつでもご連絡ください!

 

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メディアとお手紙

高知新聞に掲載されました!

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高知新聞に掲載されました!

大豊町の障がい者支援施設「ファースト」のメンバーさんが描いた絵が、ポロシャツになりました!

高知新聞に掲載されてから、町の方をはじめ、多くの方からご注文いただいています。ありがとうございます!

現在、せっせと印刷中です。

『大豊町ファーストが製作したポロシャツを、大豊町ファーストが印刷作業を行い、販売。そして利用者さんのお給料として、その売上の一部が手を動かして仕事をした利用者さんに還元されていく。』

こういった仕組みになっています。

皆さまからのご注文、お待ちしています!

 

ポロシャツで大豊町PR

町制50年特産ユズをデザイン

【嶺北】
長岡郡大豊町制50周年を記念したポロシャツがこのほど完成した。デザインや製作に携わった障害者就労支援事業 所「ファースト」(高須) の利用者は「たくさんの大豊町の人に着てもらいたい」と呼び掛けている。

土佐郡土佐町の魅力を発信するウェブサイト「とさちょうものがたり」編集部の石川拓也さん(47)が企画。同編集部は5年ほど前から、施設利用者らと同調をPRするポロシャツを製作、販売している。

今年は初めて大豊町をテーマに製作。ポロシャツ背部には利用者が描いた町特産のユズのイラスト、胸部には合併前の旧4村(東豊永、西豊永、大杉、天坪)の名前などをあしらったロゴがプリントされている。

イラストやロゴの刷り上げも利用者が行い、収入につなげている。

「ファースト」に通う小笠原照幸さん(58)は「プリント作業はほぼ初めてだったけど、イラストの白い線と生地の色合いをうまく合わせられた」と話していた。

ポロシャツは黒や緑、赤など10色で、1着2,500円(税込み)。注文はファースト(0887-72-1570)か同編集部(0887-72-9260)で受け付けている。

(谷沢丈流)

 

 

 

*色やサイズについては、こちらの記事をご覧ください。

【販売開始】大豊町オリジナルポロシャツ2022

 

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大豊町オリジナルポロシャツが製作スタートです!

 

先日お伝えしました「大豊町オリジナルポロシャツ」は、大豊町の障がい者支援施設であるファーストととさちょうものがたりが協働で挑戦している取り組みです。

【↓詳細は以下をご覧ください】

【販売開始】大豊町オリジナルポロシャツ2022

 

連休前の【販売開始】の告知に対して、順調にご注文をいただいております。ご注文いただいた方々ありがとうございました。

ある程度のご注文が溜まってきたこの時点(5月12日)で、実際の製作スタートです!

 

シルクスクリーン作業風景

 

1枚目の印刷ができました!

 

胸には「大豊町政50周年記念」のロゴ

 

背中には「ふたつの柚子」と「OTOYO CHO」の文字が印刷されています

 

 

 

大豊町オリジナルポロシャツ、製作も販売もスタートしたばかり。大豊町の方々、それからもちろん大豊町外の方々も、ご注文・お問い合わせをお待ちしております!

 

 

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2022年4月19日。この日、土佐町老人クラブの皆さんが集まって、植木鉢に球根を植えました。

土佐町社会福祉協議会の上田大さんが「急に声をかけさせてもらったき、どのくらい来てくれるかな?」と少し心配していましたが、そんな心配は及ばず。「クロコスミア」という花の球根を植えるため、元気なお母さんたちが20人ほど集まりました。

皆で植木鉢に球根を植え、「見守り訪問ふれあい便」で植木鉢を届けるとのこと。

「見守り訪問ふれあい便」は、町内の一人暮らしの高齢者の方々等を見守る活動で、2022年4月から行われています。毎月2回、民生委員さんやボランティアの方が訪問して話をしたり、その人とのつながりを保つ大切な機会となっています。

 

植木鉢を届ける

「見守り訪問ふれあい便」で届ける植木鉢はふたつ。両方とも育ててもらって、一つはその方へ。もう一つは秋に回収し、増えた球根を掘り起こし、翌年植え直すとのこと。そしてまた、植木鉢を届ける。育てた球根が誰かの元へ、くるりくるりと循環していくイメージです。

「コロナで人と会う機会が減ってしまって。人と人を繋げるために何ができるか…、話し合ってこの活動を考えました。皆さんに育ててもらって、笑顔になってもらって、球根も増やしてもらう。来年は球根を買わないですむといいなあ、って」

上田さんは笑ってそう話してくれました。

 

球根を植える

集まったお母さんたちの元気な声が響きます。土佐町老人クラブの「花クラブ」の皆さんです。この日参加していた最高齢の方は91歳!皆さん、チームワーク、バッチリです!

植木鉢に「土佐町老人クラブ 花クラブ」と書かれたシールを貼っていきます

 

植木鉢に土を入れ、球根を植える。「これ、なんぼでも増えて、しょうえいで!(土佐弁で「すごくいいよ!」の意味)」

 

「大くん、土がなくなったで!」「はいはい!」 お母さんたちのパワー全開です

 

きれいに見えるように土の上に「寒水石」をのせる。賑やかなおしゃべりも楽しい

 

あっという間に作業は終了!

「こうやってみんなと会うのは久しぶりで、やっぱりえいね!」

「来年、また鉢植えして、花いっぱいだ!」

弾んだ楽しそうな声があちこちで聞こえてきました。人と会って話をすること、一緒に作業をすることは人を元気にするのだなとあらためて感じます。

作業時間2時間の予定が、皆さんのチームワークで30分ほどで終了。マンパワーを見せつけられました。

クロコスミアは、夏から秋にかけて黄色い花を咲かせるそう。

土佐町社会福祉協議会とお母さんたちの繋がり。小さくとも確かな繋がりが、この土地の土台を支えています。町のあちこちの庭先で、クロコスミアの花が咲く風景が見えるようでした。

 

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大豊町ファーストと一緒にポロシャツを作ります!

毎年この時期になると製作している「土佐町オリジナルポロシャツ」の仕組みを大豊町にスライドして、今年度から大豊町でもポロシャツ製作を始めます!(今年の土佐町ポロシャツはもうすぐスタートします)

全てが大豊町では初の試みですが、いくつかポイントをご説明します。

 

①  大豊町ファーストの利用者さんが背中の絵を描きました!

2月のある日、ファーストの利用者さんみんなで絵を描きました。

 

製作風景。大豊町といえば何がいいだろう? ポロシャツの背中に入れるならどんな絵がいいだろう?と考えながらみんなで手を動かしました。

ひとりが何枚も描く^^

大豊町の大杉を幾何学的に表現

こちらも大杉。

 

 

そしてその後みんなで投票して決めた背中の絵はこれ!

 

「二つの柚子」。大豊町でも親しみ深いこの作物をクレヨンで描いたこの絵が背中にドーンと印刷されます。

 

 

② 大豊町が生まれて50年記念

 

この企画を進め始めてから教えてもらったことですが、2022年は大豊町町政50周年なのだそうです。そこで胸には記念になるロゴを印刷することになりました。

 

製作:ファースト

 

どうですか? 大豊町が大豊町になるまでの変遷がわかりやすく表現されていると思いませんか?

このロゴが示すように、元々は4村(天坪村・大杉村・西豊永村・東豊永村)だったこの地が「大豊村」に統合されたのが1955年。そして大豊村から大豊町への変更がなされたのが1972年。

それから数えて今年で50年! 今年は大豊町にとって大切な記念年なんですね。

 

 

③ 印刷作業はもちろん大豊町ファーストの利用者さんが行います!

ある日の制作風景

 

このポロシャツの印刷作業を担当するのは、もちろん大豊町ファーストの利用者さんたち。

大豊町ファーストが製作したポロシャツを、大豊町ファーストが印刷作業を行い、販売します。そして利用者さんのお給料として、その売上の一部が手を動かして仕事をした利用者さんに還元されていく。

大豊町の方々に買っていただいたお金は大豊町の施設ファーストの方々に流れていく。きれいに循環するこの流れをコツコツと作っていきたいと考えています。

 

 

お問い合わせ・ご注文は2通り

0887-72-1570  (ファースト)

0887-72-9260 (とさちょうものがたり編集部)

 

どちらでも承ります。お気軽にお電話ください。またはメール info@tosacho.com (とさちょうものがたり編集部)にご連絡いただいても大丈夫です。

 

価格は¥2,500(税込)です。

大豊町のみなさま、また大豊町外の方々も、たくさんのご注文をお待ちしております!

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2022 Apr.  東石原

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東石原 | 森岡佐和・ 環・ 奈央

 

 

 桜の季節!

寒かった長い冬も終わり、日一日と暖かくなってくる空気を感じる嬉しい季節になってきました。

4月のポストカードはやはり桜でいきたい。

4月前半のある晴れた日に、町の桜をあちこち見て回った末に決めたこの見事な一本桜。東石原の439号沿いに、棚田を背景に一本で咲き誇っていた桜です。

当然ですが桜はこちらの都合に関わらず咲いて散るので、毎回タイミングが難しい。急な撮影のお願いで出てきてくれたのは森岡佐和ちゃん・ 環ちゃん・ 奈央ちゃんの3姉妹です。

 

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土佐町の隣町、本山町の「大原富枝文学館」の職員さんからご注文をいただき、シルクスクリーン印刷でスタッフジャンパーを作りました!

本山町出身の作家・大原富枝さんの生涯と文学を紹介する「大原富枝文学館」は、大原富枝さんの取材ノートや生原稿など、作家の息遣いが伝わってくるような資料が展示されています。結核を患いながらも執筆した代表作「婉という女」は、英語やロシア語、ポーランド語にも訳され、多くの人々に愛され続けています。

文学館には緑ゆたかな中庭があり、職員さんが窓のそばにそっと歩み寄って「雉鳩が巣を作っているんですよ、ほらあそこに」と指差して教えてくれました。その眼差しと声には、文学館という場所への愛情が溢れていました。

 

制作風景

印刷は、大豊町の障がい者支援施設ファーストと、土佐町のどんぐりのメンバーさんが行いました。

 

こちらは背中のデザイン。大原富枝さんにとって、三匹の愛犬は家族以上の存在だったそう

 

完成したジャンパーを届けると、早速着てくださいました。「わあ〜、いいね!」と、ジャンパーを着たお互いを褒め合う職員のお二人の姿を見て、こちらもうれしくなりました。

後から届いたお礼のメールにはこう書かれていました。

「ルンルン気分です。 つくってくださった皆さんにどうかよろしくお伝えください」。

シルクスクリーンで作ったものが、手にした人の毎日を少しでも楽しくするものになるのなら、こんなに嬉しいことはありません。それこそが、この仕事をやる意味の一つです。

大原富枝文学館の職員の皆さん、ありがとうございました!

 

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みんなのアルバム

最後の運動会

  • 日時1967(昭和42)年

  • 場所土佐町 大河内小中学校

  • 撮影者濵口幸弘さんのお父さん

  • 投稿者

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「たばこの火つけ」「剣」「上を向いて歩こう」「号砲一発」…。なにやら興味深い名目の下に、お馴染み「リレー」「綱引」の文字が見えます。これは、早明浦ダム建設時にダムの底に沈んだ大河内小中学校、最後の運動会の写真です。写真の裏側には「S42.10.1」と書かれています。

写真を見せてくれたのは、土佐町に住む山師・濵口幸弘さん。写真は濵口さんのお父さんが撮影したものです。

 

大河内小中学校

大河内小中学校は、土佐町の「上津川」「下川」「井尻」「古味」「柚の木」地区の子どもたちが通う学校でした。古味地区に生まれ育った濵口さんもこの学校に通っていました。幼い時から「この地区はダムの底に沈む」と聞きながら育ち、地区内には「ここは湖面になる」という標識が立てられていたそうです。濵口さんは「ここにはおり続けることができん」という思いがずっとあったと言います。

近い将来、自分が立っている場所がなくなる。いつもそのことを頭のどこかで意識しながら暮らす。それはどんな感覚だったのでしょうか。

 

最後の運動会

当時、運動会は子どもたちだけではなく地域の人たちも参加する一大イベントだったそうです。大河内小中学校がダムに沈む前の最後の運動会、地区別対抗戦も大いに盛り上がったことでしょう。

昭和41年から43年に、ダム建設側の水資源機構と土地の持ち主との間で交渉が行われたとのこと。この運動会もその最中に行われていたことになります。

こちらも同じアルバムにあった一枚。パン食い競争でしょうか?1枚目の写真の種目表の中の「上を向いて歩こう」がこれにあたるのでしょうか?

 

こちらの写真の裏側にも同じ日付が入っていました。朝礼台に立った人が見えます。体操をしているのでしょうか?これは子どもたちだけ写っているようですが、子どもたちだけで100人位いるようです。かつての子どもたちや地区の人たちは、今、どうしているのでしょう。

 

仮に、自分ではどうすることもできない「決定事項」があるとして、それが自らの意思に沿う沿わずなど関係なく「決定事項」として目の前に出された時、人はどう行動するのでしょう。自分だったらどうするか?どんな思いを抱くのか?

そういったことを考えさせられた写真でした。

 

濵口幸弘さんの場合

 

 

 

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土佐町 x 土佐あか牛

黒潮町 x カツオのたたき

北川村 x 田舎ずし

土佐市 x ウツボのたたき

 

高知県観光ポスター、今年も撮りました

今年の高知県のテーマは「食」!ポスターも高知県の「食」とそこにまつわる人々が主役です。

撮影地と食品名は上から順に、

● 土佐町 土佐あか牛ローストビーフ

● 黒潮町 カツオのたたき

● 北川村 田舎ずし

● 土佐市 ウツボのたたき

です。撮影にあたっては、各地域の方々にご出演いただき、料理も用意していただき、大変お世話になりました。この場をお借りして改めて感謝をお伝えしたいと思います。

 

土佐町の方々にポスター届けました

本当は全部の地域の方々に届けたかったのですがそういうわけにもいかず、土佐町で撮影に出演いただいた方々には石川がポスターを手渡して回りました。写真を撮り忘れてしまった方もいて全員ではないのですが、記念にポスターを手にパチリ。

 

 

真ん中に写っている川井高広さん。土佐町の牛生産者さんです。

相川の澤田みどりさん。花のハウスにて。

石原の窪内久代さん。ポスターの右下に写っています。

さめうら荘料理長・溝渕龍也さん。

農協の竹政さん。左下に写っている方。

 

土佐町のポスターはさめうら荘の協力で

ポスターの後列上段にさめうら荘料理長の溝渕龍也さんが写っています。写真のローストビーフは溝渕料理長の手によるもの。この撮影が実現したのも、さめうら荘のありがたいご協力があったからこそでした。

難しい条件のもと、プロの技を見せていただいた溝渕シェフにも改めて感謝を伝えたいと思います。

 

今年の高知県のテーマは「食」

このポスターの「人熱々料理」が伝えようとしているもの。それは高知の「食」の美味しさや新鮮さはもちろんのこと、そこに携わる人々の熱々と言っていいほどの愛情です。ですからここに写っていただいたのは、生産者さんから料理人、販売する人まで、その「食」が「食べる人」の手に渡る全ての過程で関わる方々を網羅しようという試みでした。

そんな熱々の愛情をかけて届く各地の料理、「食べに行ってみたい!」と少しでも思っていただけたら心よりうれしく思います。

 

プロデュース:吉富慎作(土佐山アカデミー) デザイン:森澤良典(Full Design) 写真:石川拓也(合同会社 風)

 

 

高知の新休日2021

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