「Afrique Nord-Est Arabie」 MICHELIN
20歳あたりでふらふらと長い旅をしていた時に実際使っていた地図です。
この地図はフランスのタイヤ会社ミシュランが発行しているもの。
東アフリカ北部・サウジアラビア紅海近辺の地図です。
記憶はうる覚えですが、確か買った場所はケニアのナイロビ。
そこから北上してエジプト・イスラエルを目指すにあたり、インドの安宿で手に入れ持ってきた「地球の歩き方 東アフリカ編」が全く役に立たないことに気がつきました。
なんでかって言うと情報がほとんど載ってなくて、キリンや象の写真ばっかり。(20年以上も前のことです。今はたぶんもっと良くなってると思います。)
これはあかん、と慌てて街で役立ちそうなものを探し、「lonely planet」という欧米版のガイドブックは高くて買えず、それでようやく買えたものがこの地図でした。
地図を買ったはいいものの、バス路線も途中で無くなりトラックをヒッチハイクしながらの北上旅は、情報がないが故の右往左往。迷いに迷い、所持金も底をつき、イスラエルにたどり着いた時にはヘトヘト&ボロボロここに極まれりといった体でした。
ただその過程で出会った東アフリカ(ケニア・エチオピア・エリトリア)は、野生というか、人としての根源に近いなにかを呼び覚ましてくれるような不思議な魅力のある場所でした。
その時に一条の小さな光のように現在地やルートを教えてくれたのがこの地図でした。
その旅の顛末、もしよかったら読んでみてください。