「軽井沢 はじまりの森暮らし。」 morinoie 文藝春秋
その響きを聞くだけで、優雅な気持ちになる不思議な地名というものがこの世にはあります。『軽井沢』 はい、優雅です。
でもこちらの著書を読んで、そこに家を構えた人の暮らしを読んでいると、ん?土佐町での暮らしとそう変わらないのでは?と感じる部分もあります。 軽井沢も豊かな山と森の恵みを受け、田舎ならではの不便さや大変さも土佐町と似ています。
ただ軽井沢が大変羨ましいのは薫り高い文化にも触れられ、美味しいレストランがたくさんあり、自転車で走り回れる土地だということでした。
−文化が醸される街の条件は、川が流れていること、そして平地があることだと言われる。それらをいずれも満たす軽井沢は、だからこそ豊潤な文化が育まれ、自転車でスイスイと走れる、どこか開かれた軽快さがある。なるほど〜