夏休み後半の週末。
場所は駒野の鳥首。(鳥首というのは地元の方達が使う通称だそうです。地図には載っていない名前です。)
駒野の小さな沈下橋のあるところといえば、あああそこ、とわかる方も多いのではないでしょうか。
夏の終わりを少し肌で感じながらも、まだまだ暑いこの時期。
川遊びをしているのは田井のエディオン、新谷さん家の彩緒里ちゃん彩香里ちゃんの姉妹。
このすぐ後には、ふたりとも川の中へざばーんと入っておりました。
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図らずもTPP。あっちのTPPではありません。
土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。
2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。
各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。
「いつも忘れないで。」 浅見帆帆子 ダイヤモンド社
嫁さんの本棚からの一冊です。イラスト入りの、薄い小さな冊子の様な一冊。これが、読むと奥深いのです。
「精神レベルをあげよう。その為にはプラスのパワーをあげよう。日常の小さな心がけでたまるプラスパワー」。
簡単なようで、心がけの日々の積み重ねはなかなか難しい。
「精神レベルが上がってないうちは、自分の本音に正直に。会いたくない人、見たくない物、嫌な気分になることをしていると、心のなかにマイナスがたまっていく。はじめのうち、そういうことは意識して避けること。レベルがあがっていくと、自然に受け入れられる」と。
レベルを上げていくことは難しくても、嫌な気分で過ごすことがないように…。
そうありたい。
2020年9月2日現在、とさちょうものがたりのネットショップで販売している「アメゴ」。
アメゴは塩焼きにして食べることが多いですが、アメゴには色々な調理方法があるのです。前回の「アメゴのひらき」「アメゴの刺身」に続き、今回は「アメゴ寿司」を紹介します。作り方を教えてくれたのは、土佐町地蔵寺地区にある長野商店店主・長野静代さん。
長野さんは高知名物「さば寿司」づくりの名人でもあります。昨年11月に高知市蔦屋書店で行った「とさちょうものがたり in 高知蔦屋書店」では、長野さんを講師として「さば寿司づくりワークショップ」を行い、多くの人が参加してくださいました。
今回は、川魚であるアメゴのお寿司の作り方を教えてもらいました。長野さんは「いいよ〜。できるよ〜」と快く引き受けてくださいました。
アメゴはとにかくヌルヌルするので、塩を振りながらさばいていきます。
血をきれいに洗い流すのは、なかなか大変な作業です。細い血管の中の血もきれいに除いていきます。
この塩加減によって、アメゴ寿司の味が変わってきます。長野さんはいつも目分量。「これくらい」という感覚を、私もいつか掴みたいものです。
ここまでが1日目の作業です。塩をしたアメゴを一晩冷蔵庫に置きます。
明日はいよいよアメゴを酢につけ、寿司飯を詰めていきます。
(「アメゴ寿司 2日目」に続く)
*長野さんのことを書いた記事はこちら
*長野さんに教えてもらった皿鉢料理の一品、「季節の野菜の天ぷら」の作り方です。
日中はまだまだ暑さが続いていますが、朝夕には虫の声が聞こえ、少しずつ秋を感じられるようになりました。
日が沈みかけた頃、いつもお世話になっている澤田清敏さんが「これくらいあったら栗ごはんができるろう」と、両手にいっぱいの栗を届けてくれました。
もう栗ですか!
驚きとともに受け取った栗は、さっきまで太陽の光を浴びながら土の上に転がっていたのでしょう。じんわりと温かく、小さな水滴もついています。
清敏さんは、かぼちゃとスイカを地面にどんと置き、「これも食いや!」。
ついさっき収穫したのか、かぼちゃのヘタからは汁が流れ出ています。かぼちゃもスイカもずしりと重い。太陽は偉大です。
秋なすと青ゆずがたくさん入った袋も手渡してくれました。
「青ゆずはまだ硬いき、絞れんきね。皮をすりおろして味噌汁に入れてみ!結構うまいで」
清敏さんはそう教えてくれました。
早速、夕ごはんの時に試してみました。
この日のお味噌汁の具は、オクラとえのき、豆腐。
青ゆずをすりおろすと、爽やかな空気が台所に広がりました。お味噌汁をお椀によそい、青ゆずを加えると、もうそれだけで、秋が体に染み渡ります。お味噌汁に青ゆずを加えるのが、しばらく定番になりそうです。
今ある食材を工夫して使い、毎日の食事を美味しく、ちょっと楽しいものにする。この地の人たちの知恵にいつも驚かされます。
その晩、指先に残る青ゆずの香りが、移りゆく季節の存在を静かに伝えてくれました。