「ことりがくるで」
【意味】 昔は子どもが遅くまで外で遊んでいると「ことりがくるで」と言われたそうです。
おそらく「ことり=子取り」? 人攫いが来るぞ、といった意味で、子どもを怖がらせて早く帰宅させるために使っていたと思われます。
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掲載開始日
2022年11月23日付の高知新聞に「USAGI カレンダー2023」についての記事が掲載されました。カレンダーが完成し、皆さんに届けに行った時のことを高知新聞嶺北支局の谷沢丈流記者が取材、記事にしてくださいました。
写真は香美市の障害者支援施設白ゆりの皆さん。カレンダーができるのを心待ちにしていてくれました。白ゆりの職員さんによると「カレンダーはいつできるの?」「いつ持ってきてくれるの?」と、利用者の皆さんから質問攻めにあっていたとか。
数字や文字を描いてくれた方には一部ずつプレゼントしました。ページをめくり、自分の描いた数字や文字を探して「これだこれだ!」と教えてくれたり、「自分の部屋に飾っていいの?!」と職員さんに聞いている方も。白ゆりの皆さんが拍手して喜んでくれていた姿を見て、こんなにも楽しみにしていてくれたんだなあと感極まるものがありました。
この記事を読んで、早速、金高堂書店さんで購入してくださった方もいたと聞いています。ありがとうございます!
高知県内7つの障がい者支援施設の皆さんと作った「USAGI カレンダー2023」。2023年の毎日が、ちょっと楽しくなることうけあいです。
ぜひ手に取ってみてくださいね!
判型:A3変形 13ページ 定価1,500円 (税込)
「USAGI カレンダー 2023」、11月19日より販売開始です!
今年3年目の取り組みとなる今年のカレンダー。
今年は高知県内7つの障がい者支援施設と支援学校の利用者さん、児童が描いた数字と文字で作ったカレンダーです。
参加施設は、りんどう(本山町)・ファースト(大豊町)・ウィール社(南国市)・白ゆり(香美市)・高知県立山田特別支援学校(香美市)・サポートぴあ(高知市)。土佐町は個人の方が参加しました。
皆さんが口を揃えて、今回の制作を「とても楽しかった!」と言ってくださったことは、編集部にとってとても大きな喜びでした。
白ゆり(香美市)
高知県立山田特別支援学校(香美市)
2023年、今年のカレンダーのタイトルは「USAGI カレンダー 2023」。干支にちなんで「USAGI」と描いたのは、昨年に引き続きファーストの大尾剛くん。大尾さんの発想にはいつも驚かされます!
「カレンダー」の文字は、「サポートぴあ」のメンバーさん。「2023」は「りんどう」の皆さん。合作のタイトルです!
このカレンダーは、寄付金付きのカレンダーです。
あなたがこのカレンダーを一冊買った場合。
定価は1,500円(税込)です。そこからまず、200円(①)が「寄付」として7施設に1/7ずつ分配されます。
そして一部毎に130円(②)が販売した施設の元へ。
そして残った金額が来年度のカレンダー制作費に使用されます(③)。
*これとは別に、原稿料として各施設に10,000円がお支払いされています。
この記事の趣旨は、「カレンダーを買ってください」ということでは、実はありません。
カレンダーの製作販売はあくまで表向きのもの。本当の目的は「彼らをサポートする仕組みにお金を出してください」ということ。
各障がい者支援施設のメンバーさんの力を発揮して作ったモノを買ってもらい、それが直接的にメンバーの方たちや各施設の収入に繋がる。カレンダーの製作販売はその一例にすぎません。
カレンダーはこちらの各施設で販売しています。電話での注文をお願いします。
●りんどう(障害者支援施設 しゃくなげ荘) 高知県本山町北山甲303−1 電話 0887-76-2811
●就労継続支援B型ワークセンター ファースト 高知県長岡郡大豊町高須231 電話0887-72-1570
●社会福祉法人 土佐厚生会 ウィール社 〒783-0052 高知県南国市左右山269−1 電話 088-862-3455
●障害者支援施設 白ゆり 〒782-0016 高知県香美市土佐山田町山田1192−1 電話 0887-52-4131(担当 西尾)
●社会福祉法人 土佐あけぼの会 サポートぴあ 〒781-8010 高知県高知市桟橋通3丁目10-14 電話 088-837-8277
高知県内で販売していただいているお店はこちら。
●金高堂書店 本店 〒780-0841 高知県高知市帯屋町2-2 電話 088-822-0161
●高知蔦屋書店 〒781-0084 高知県高知市南御座6−10 電話 088-882-5544
●末広ショッピングセンター 〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1353−2 電話 0887-82-0128
●カフェZOE 〒781-3401 高知県土佐郡土佐町土居259−1
●お菓子工房 Dolce&Merenda 〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1372-3 電話 0887-72-9098
●麺処Monk 〒787-0033 高知県四万十市中村大橋通6丁目6−25
もちろん、とさちょうものがたり編集部でも。
●とさちょうものがたり編集部(来訪される際にはご一報ください)〒781-3492 高知県土佐郡土佐町土居177 電話 0887-72-9260
・クレヨンハウス大阪店 〒564-0062 大阪府吹田市垂水町3丁目34−24 電話 06-6330-8071
・恵文社(一条寺店) 〒606-8184 京都府京都市左京区一乗寺払殿町10 電話 075-711-5919
・torito te 〒630-8222 奈良県奈良市餅飯殿町45 S-D 夢長屋
・一般社団法人 南正文よろこびの種を 〒632-0052 奈良市天理市柳本町 72-1
遠方の方はネットショップで!(送料無料です)
カレンダーは限定1,000部です。
毎年、お世話になっている方たちへのお歳暮として購入してくださる方もいます。クリスマスや年末年始の贈り物にいかがでしょうか?
毎日折に触れて目にするカレンダー。日々のちょっとした楽しみになりますように!
2023年のカレンダー制作が始まりました!2021年、2022年に続いて3年目の取り組みです。
今まで、高知県れいほく地域の3つの障がい者支援施設の皆さんに数字を描いてもらってきましたが、今年はれいほく以外の地域の障がい者支援施設の方たちも加わってくださることになりました。
これから、制作風景を順番に紹介していきます。
「サポートぴあ」は、高知市内の住宅街にある就労継続支援B型事業所です。パソコンサービス等の社会活動を通し、就労に向けての準備をするための場所として、データや原稿の入力や、ホームページの制作等を行なっています。伺った日は、ある施設から依頼されたという機関誌の印刷・製本の仕事の真っ最中でした。
サポートぴあさんが、今回のカレンダー作りに参加してくださることになったのは、本山町社会福祉法人 本山育成会の相談支援専門員 田岡香織さんが紹介してくれたことから。所長の武田さんが、「何人か興味がありそうな方がいるので、やってみましょう」と快く引き受けてくださいました。
4人の方が制作に参加してくれました。初めは「う〜ん、どうしようかなあ…」とちょっと考えている様子でしたが、一つ作ったらまたもう一つ!と、どんどんリラックスした雰囲気に。とても楽しそうに制作を進めてくださいました。
所長の武田さんをはじめスタッフの方たちが、常に穏やかにゆっくりと丁寧に語りかけ、一人ひとりに寄り添うような姿勢でいることに感銘を受けました。とても和やかな温かい雰囲気で居心地が良く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。まるで実家にいるような、とてもくつろいだ気持ちになりました。
皆さんが、安心してこの場所で過ごしているのだろうなと感じました。
机の上にある「17」をご覧ください!「イヌタデ」という植物で作っています。色合いがとても優しげで、額に入れて飾りたいと思ったほどでした。
黄色やピンクなど鮮やかな色で数字を描き、濃い色で縁取りをする方も。カラフルなキャンディーがあちこち楽しげに、散りばめられているようでした。
葉っぱで作った「19」。数学が好きだという方が、今までになかった画期的な数字を作り出してくれました!
中学校の時に数学の教科書に出てきた「√(ルート)」!なんと、√で整数を表すとは!
そのアイディアに脱帽でした。斬新な数字たちは、もちろんカレンダーの中に!ぜひ探してみてくださいね。
その月の始まり、「1日」を「ワン!」とした方も。みんなから「お〜!!その手があったか!」と歓声が上がりました。
利用者の方もスタッフの方も、皆さんが「それいいねえ」とか「なるほど!」とお互いを認め合う言葉を交わしていたことが印象的でした。「あなたがそこにいる」。そのことがとても大切にされている場所でした。
後日、所長の武田さんがメールをくださいました。
「解読しにくい数字も、他の職員やメンバーさんに説明したら、ほーって、へーって和やかな会話が生まれました。“楽しかった”。皆さん、言われていました」
このカレンダーを手元に、その場所での対話が生まれたり、みんながよかったなあと思い合える空間ができるのであれば、とても嬉しく思います。
サポートぴあの皆さんと一緒に制作することができ、とても嬉しかったです。カレンダー、もうすぐお届けに行きますね!
土佐町からは、土佐町社会福祉協議会の皆さんが普段から交流のある方々に声をかけてくださり、その結果3人が制作に参加してくださいました。
施設や団体での参加ではないので、土佐町のページは「とさちょうものがたり」のロゴが記されています。
なるほど!と唸る数字がたくさん並んでいます。ぜひ見てくださいね!
本山町社会福祉協議会の職員さんから、「ジャケットを作りたい」というご注文をいただきました。同じく本山町の障がい者支援施設しゃくなげ荘の職員さんが作ったジャケットを見て、自分たちも作りたいと思ったとのこと。
まずは、デザインはどうするか?というお話から。最終的には自分たちでデザインする!ということになり、職員の方がデザイン案を出し合ってコンペをしたそうです。
数ある候補の中から選ばれたのが、こちら!
本山町の花、桜がデザインされています。本山町社会福祉協議会の設立は1978年。本山町の方たちの一人ひとりの暮らしに寄り添い続けて、40年以上。頭の下がる思いです。
印刷は、土佐町の障がい者支援施設どんぐりの石川寿光さんと川合希保さんが行いました。シルクスクリーン作業を始めてもう5年以上になるお二人、とても丁寧に印刷してくれました。
インクは黒、コバルトブルー、白、グレーの4色。職員さんそれぞれが、自分の好きな色のインクを選びました。
完成したジャケットを手にして「早速、今度のイベントで着ます!」と職員さん。11月20日(日)の本山町産業文化祭で初お披露目になります。その日に間に合ってよかったです!
本山町社会福祉協議会の皆さん、注文してくださってありがとうございました!楽しんで着ていただけますように。
2022年10月30日(日)、高知市の日曜市に出店し、鹿の角ガチャやシルクスクリーンで印刷したTシャツを販売しました。土佐町の手焼き煎餅屋さん「べるりん」さんと一緒です。
日曜市には、高知県内の市町村が輪番で出店できる「れんけいこうち」という取り組みがあり、その一環で出店させていただいています。日曜市には地元の方はもちろん観光客のお客さまも多く、「どこの市町村のブースなの?」「土佐町に行ってみたい」という声もよくいただきます。
昨年10月から月一回のペースで出店させていただき、この日はちょうどまる一年。300年という歴史ある日曜市に参加させていただいて、ありがたいなあとあらためて感じた1日でした。
良いお天気で、多くのお客さまが行き交っていました。
日曜市には出店者だけではなく、市が並ぶ道の交通整理をしてくれる方も多くいます。その方たちがいるおかげで、出店者は安心して搬入・搬出ができます。各店舗を回って話をするスタッフの方も。全長約1㎞にわたって並ぶ店舗を一軒ずつ回っていくと、3~4時間かかるとのこと。意見を聞いて今後に反映させていくそうです。
日曜市という場は、出店者はもちろん、こういった方たちの存在があってこそ成り立っているのだと感じます。
まる一年たって、顔見知りの方も増えてきました。初めて出会った人が知人となり、隣人となっていく。そんな感覚を覚えます。
この日、大根やカブ、にらを販売していたお母さん。購入したものを新聞紙でくるくるっと包んで渡してくれます。野菜はとにかくみずみずしい!切るとシャキッと音がします。購入した大根で大根葉ふりかけを作りました。美味!
ながーい、ながーい「りゅうきゅう」を売っていたお母さん。こんなに長いりゅうきゅうを見たのは初めて!四方竹もニラも全て「自分とこの山で作っちゅうきね!」とお母さん。高知という土地の力を感じます。本当に素晴らしいことです。
大人気の「鹿の角ガチャ」。土佐市から来ました!というご家族が回してくれました。「ランドセルにつけよう〜!」とニコニコ。
レアな角の先端がほしくて、2回も回しに来てくれたお父さんも。お客さまの笑顔を見ながら、鹿の角ガチャを挟んで、今この時を一緒に過ごすことはまさに奇跡。一期一会のこの機会を大切にしたいと思います。
向かいのお店で小松菜と水菜、ワケギの種を買った時のこと。自分のお店に戻ると「あら〜、向かいの人だったの!50円おまけ、おまけ!」と50円返金してくれました。
いつまでに種を植えたらいいか、どうやって食べたら美味しいか、そんなこともワイワイと教えてくれます。こんなやりとりにも幸せを感じます。
次回の出店は12月4日。日曜市は高知の素晴らしい文化、財産です。ぜひお越しください!
2023年のカレンダー制作が始まりました!2021年、2022年に続いて3年目の取り組みです。
今まで、高知県れいほく地域の3つの障がい者支援施設の皆さんに数字を描いてもらってきましたが、今年はれいほく以外の地域の障がい者支援施設の方たちも加わってくださることになりました。
これから、制作風景を順番に紹介していきます。
高知県香美市にある高知県立山田特別支援学校。校舎の前には学校のシンボルツリーであるセンダンの木が、この場所を優しく包み込むように立っています。
山田特別支援学校は1955(昭和30年)創立。高知市より東部を校区とし、小学部から高等部まで現在142名のお子さんたちが学んでいます。遠いところでは室戸市から、土佐町や本山町から通っているお子さんたちもいます。
校舎に入るとお子さんたちや先生方が「こんにちは!」と元気に挨拶してくれて、こちらも自然と笑顔になりました。とても気持ちの良い空気が流れている学校です。
山田特別支援学校とのご縁は、本山町社会福祉法人 本山育成会の相談支援専門員 田岡香織さんのご紹介から。学校へ打合せに伺った時「カレンダー作りと聞いて、ぜひやりたいと思いました!」と小学部2・3年生の担任である瀬尾先生が話してくれました。
お子さんたちにカレンダーの数字や文字を描いてもらうのは初めて!どんな時間になるのかな?と編集部もとても楽しみにしていました。
2時間目と3時間目の授業の時間をいただいて、製作を行いました。
お子さんたちはとにかくエネルギッシュ!どんどん描きます。好きな色の絵の具を何色も、好きなだけ出して、ぐるぐる混ぜて描く。パレットにいっぱい、溢れるほど。そのエネルギーに心打たれました。
折り紙やクレヨン、マジックを使って作った「3」。この「3」は、2023年度カレンダーのどこかに隠れています!
休み時間になっても席を離れず、ずっと描いているお子さんもいました。
手のひらや指に絵の具をつけて、ペタリ。指の本数で数字を表す!というお子さんもいました。ナイスアイディア!
葉っぱも使いました。葉っぱをちぎって、紙に置いて、ボンドで貼る。どんな形にしようかな?先生と話しながら、作ります
数字や英語に興味があるお子さんは、マジックで線を何重にも重ねて描いていました。MON,TUE,WED,THU…。英語で曜日をかっこよく、たくさん描いてくれました!
あっという間に時間は過ぎ去り、制作終了。「カレンダー、完成したら持ってきますね!」と話すと、お子さんたちも先生方もパチパチと拍手してくれました。
先生が「こんなに集中した子供たちの姿を見たのは初めてだったかもしれません。新しい一面を発見できました」と話してくれました。
先生方のご協力や田岡さんのご紹介があったからこそ、山田特別支援学校のお子さんたちと楽しく制作することができました。このようなご縁、本当にありがたいなと感じています。
山田特別支援学校のお子さんたち、先生方、本当にありがとうございました。カレンダーができたら、すぐにお届けします!
11月5日〜13日、土佐町郷土学習センターで開催中の「南正文展覧会」が高知新聞に掲載されました。高知新聞嶺北支局の谷沢丈流さんが取材してくださいました。
南正文さんは、以前土佐町で「Monk」というラーメン屋さんを営んでいた南一人さんのお父さん。少年時代に事故で両手を失い、絶望の淵に迷いながら、口で絵筆を咥え、描くことを見つけた日本画家です。
「お父さんの絵をたくさんの人に見てもらいたい」
一人さんのその思いから、今回の展覧会がかたちとなりました。
【嶺北】
少年時代に事故で両手を失い、亡くなるまで口に絵筆をくわえて作品を描き続けた日本画家、故・南正文さん(享年61)の 作品展が、土佐郡土佐町土居の町郷土学習センターで 開かれている。淡くも気品あるタッチで花や動物などを描いた30点が並んでいる。13日まで。
南さんは大阪府出身。小学校 3年生の時、実家の製材所を手伝っていた際に両腕を機械のベルトに巻き込まれ切断した。中学2年時に口筆画家の故・大石順教尼さんに師事して日本画を学び、 亡くなるまでに約900点の作品を残した 。
展覧会は、南さんの次男、 一人さん(44)=四万十市= が同町のチャレンジショップで飲食店を開いていた縁で、町の魅力を発信するウェブサイト「とさちょうものがたり」編集部と企画した。主催は同町教委。
会場には、満開の桜の木や色鮮やかなスイレン、生き生きとした鶏などを描いた作品がずらり。 訪れた人たちは「口で描いたのにすごく精緻」「透明感のある色使いがきれい」などと鑑賞していた。一人さんは「包み込むような優しさや力強さが表れた作品ばかり。いろんな角度や距離から見て楽しんでほしい」と話していた。
(谷沢丈流)
会場では、正文さんのドキュメンタリー映画「天から見れば」を毎日上映しています。(無料です)
①10:30~12:00
②13:30~15:00
の2回です。
正文さんがどんな少年時代を過ごしたのか。絵筆をくわえ、絵を描き始めたきっかけはどんなことだったのか。家族とどんな時間を過ごしていたのか。
映画を見てくれたお客さまから「映画を見る前と見た後では絵が違って見える」という声をよく聞きます。
正文さんの奥さまの弥生さんが話していました。
「映画を見ると、正文さんは立派な人だったんだなと思われてしまうんやけど、正文さんはいたずらっ子で、優しくて、好奇心旺盛な少年みたいな人やった」
一筆一筆の向こうに在る、正文さんのお人柄も感じていただけたらと思います。
南正文展覧会
会場:郷土学習センター(青木幹勇記念館)
住所:〒781-3401 高知県土佐郡土佐町土居437番地
会期:2022年11月5日(土)〜13日(日)
時間: 10:00~16:00
主催:土佐町教育委員会
協賛:口と足で描く芸術家協会
共催:知の循環型生涯学習研究会
とさちょうものがたり編集部
2023年のカレンダー制作が始まりました!2021年、2022年に続いて3年目の取り組みです。
今まで、高知県れいほく地域の3つの障がい者支援施設の皆さんに数字を描いてもらってきましたが、今年はれいほく以外の地域の障がい者支援施設の方たちも加わってくださることになりました。
これから、制作風景を順番に紹介していきます。
本山町の就労継続支援B型事業所 りんどうの皆さんが、カレンダーの数字や文字を製作してくれました。
「りんどう」は、しゃくなげ荘という障害者支援施設と併設され、利用者の方たちは一緒に仕事をしています。
しゃくなげ荘は堆肥作りと農業が仕事の柱です。定期的に近隣の飲食店やスーパーから、生ゴミを回収し、それを堆肥化。その堆肥を使い、運営する農園でお米や季節の野菜を栽培しています。
取材に伺った日は、利用者の方たちが小松菜の種を蒔いていました。元気の良さそうなふかふかな土。ここで育った野菜たちが、しゃくなげ荘が運営するカフェ「カフェレスト しゃくなげ」で使われています。
このような「循環する仕組み」を作るまで、大変なご苦労があったと思います。
2021年版、2022版に引き続き、今年3年目の参加のりんどうの皆さん。
コロナ禍など諸般の事情により、とさちょうものがたり編集部は施設内には入れなかったため、本山育成会の相談支援専門員・田岡香織さんが制作風景を撮影してくださいました。
小さな葉を一枚ずつ貼ったりと、一枚ずつ丁寧に作られたカレンダーの数字たち。田岡さんが楽しげに製作時のエピソードを話してくれました。
りんどうの皆さん、ありがとうございました!
カレンダーは現在、印刷の段階に入りました。皆さんにお披露目できる日が楽しみです!