とさちょうものがたり

図らずもTPP。あっちのTPPではありません。

土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。

2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。

各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。

写真:石川拓也 宛名面デザイン:品川美歩

土佐町ポストカードプロジェクト

2022 Apr.  東石原

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東石原 | 森岡佐和・ 環・ 奈央

 

 

 桜の季節!

寒かった長い冬も終わり、日一日と暖かくなってくる空気を感じる嬉しい季節になってきました。

4月のポストカードはやはり桜でいきたい。

4月前半のある晴れた日に、町の桜をあちこち見て回った末に決めたこの見事な一本桜。東石原の439号沿いに、棚田を背景に一本で咲き誇っていた桜です。

当然ですが桜はこちらの都合に関わらず咲いて散るので、毎回タイミングが難しい。急な撮影のお願いで出てきてくれたのは森岡佐和ちゃん・ 環ちゃん・ 奈央ちゃんの3姉妹です。

 

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土佐町の隣町、本山町の「大原富枝文学館」の職員さんからご注文をいただき、シルクスクリーン印刷でスタッフジャンパーを作りました!

本山町出身の作家・大原富枝さんの生涯と文学を紹介する「大原富枝文学館」は、大原富枝さんの取材ノートや生原稿など、作家の息遣いが伝わってくるような資料が展示されています。結核を患いながらも執筆した代表作「婉という女」は、英語やロシア語、ポーランド語にも訳され、多くの人々に愛され続けています。

文学館には緑ゆたかな中庭があり、職員さんが窓のそばにそっと歩み寄って「雉鳩が巣を作っているんですよ、ほらあそこに」と指差して教えてくれました。その眼差しと声には、文学館という場所への愛情が溢れていました。

 

制作風景

印刷は、大豊町の障がい者支援施設ファーストと、土佐町のどんぐりのメンバーさんが行いました。

 

こちらは背中のデザイン。大原富枝さんにとって、三匹の愛犬は家族以上の存在だったそう

 

完成したジャンパーを届けると、早速着てくださいました。「わあ〜、いいね!」と、ジャンパーを着たお互いを褒め合う職員のお二人の姿を見て、こちらもうれしくなりました。

後から届いたお礼のメールにはこう書かれていました。

「ルンルン気分です。 つくってくださった皆さんにどうかよろしくお伝えください」。

シルクスクリーンで作ったものが、手にした人の毎日を少しでも楽しくするものになるのなら、こんなに嬉しいことはありません。それこそが、この仕事をやる意味の一つです。

大原富枝文学館の職員の皆さん、ありがとうございました!

 

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みんなのアルバム

最後の運動会

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「たばこの火つけ」「剣」「上を向いて歩こう」「号砲一発」…。なにやら興味深い名目の下に、お馴染み「リレー」「綱引」の文字が見えます。これは、早明浦ダム建設時にダムの底に沈んだ大河内小中学校、最後の運動会の写真です。写真の裏側には「S42.10.1」と書かれています。

写真を見せてくれたのは、土佐町に住む山師・濵口幸弘さん。写真は濵口さんのお父さんが撮影したものです。

 

大河内小中学校

大河内小中学校は、土佐町の「上津川」「下川」「井尻」「古味」「柚の木」地区の子どもたちが通う学校でした。古味地区に生まれ育った濵口さんもこの学校に通っていました。幼い時から「この地区はダムの底に沈む」と聞きながら育ち、地区内には「ここは湖面になる」という標識が立てられていたそうです。濵口さんは「ここにはおり続けることができん」という思いがずっとあったと言います。

近い将来、自分が立っている場所がなくなる。いつもそのことを頭のどこかで意識しながら暮らす。それはどんな感覚だったのでしょうか。

 

最後の運動会

当時、運動会は子どもたちだけではなく地域の人たちも参加する一大イベントだったそうです。大河内小中学校がダムに沈む前の最後の運動会、地区別対抗戦も大いに盛り上がったことでしょう。

昭和41年から43年に、ダム建設側の水資源機構と土地の持ち主との間で交渉が行われたとのこと。この運動会もその最中に行われていたことになります。

こちらも同じアルバムにあった一枚。パン食い競争でしょうか?1枚目の写真の種目表の中の「上を向いて歩こう」がこれにあたるのでしょうか?

 

こちらの写真の裏側にも同じ日付が入っていました。朝礼台に立った人が見えます。体操をしているのでしょうか?これは子どもたちだけ写っているようですが、子どもたちだけで100人位いるようです。かつての子どもたちや地区の人たちは、今、どうしているのでしょう。

 

仮に、自分ではどうすることもできない「決定事項」があるとして、それが自らの意思に沿う沿わずなど関係なく「決定事項」として目の前に出された時、人はどう行動するのでしょう。自分だったらどうするか?どんな思いを抱くのか?

そういったことを考えさせられた写真でした。

 

濵口幸弘さんの場合

 

 

 

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土佐町 x 土佐あか牛

黒潮町 x カツオのたたき

北川村 x 田舎ずし

土佐市 x ウツボのたたき

 

高知県観光ポスター、今年も撮りました

今年の高知県のテーマは「食」!ポスターも高知県の「食」とそこにまつわる人々が主役です。

撮影地と食品名は上から順に、

● 土佐町 土佐あか牛ローストビーフ

● 黒潮町 カツオのたたき

● 北川村 田舎ずし

● 土佐市 ウツボのたたき

です。撮影にあたっては、各地域の方々にご出演いただき、料理も用意していただき、大変お世話になりました。この場をお借りして改めて感謝をお伝えしたいと思います。

 

土佐町の方々にポスター届けました

本当は全部の地域の方々に届けたかったのですがそういうわけにもいかず、土佐町で撮影に出演いただいた方々には石川がポスターを手渡して回りました。写真を撮り忘れてしまった方もいて全員ではないのですが、記念にポスターを手にパチリ。

 

 

真ん中に写っている川井高広さん。土佐町の牛生産者さんです。

相川の澤田みどりさん。花のハウスにて。

石原の窪内久代さん。ポスターの右下に写っています。

さめうら荘料理長・溝渕龍也さん。

農協の竹政さん。左下に写っている方。

 

土佐町のポスターはさめうら荘の協力で

ポスターの後列上段にさめうら荘料理長の溝渕龍也さんが写っています。写真のローストビーフは溝渕料理長の手によるもの。この撮影が実現したのも、さめうら荘のありがたいご協力があったからこそでした。

難しい条件のもと、プロの技を見せていただいた溝渕シェフにも改めて感謝を伝えたいと思います。

 

今年の高知県のテーマは「食」

このポスターの「人熱々料理」が伝えようとしているもの。それは高知の「食」の美味しさや新鮮さはもちろんのこと、そこに携わる人々の熱々と言っていいほどの愛情です。ですからここに写っていただいたのは、生産者さんから料理人、販売する人まで、その「食」が「食べる人」の手に渡る全ての過程で関わる方々を網羅しようという試みでした。

そんな熱々の愛情をかけて届く各地の料理、「食べに行ってみたい!」と少しでも思っていただけたら心よりうれしく思います。

 

プロデュース:吉富慎作(土佐山アカデミー) デザイン:森澤良典(Full Design) 写真:石川拓也(合同会社 風)

 

 

高知の新休日2021

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メディアとお手紙

おたよりの紹介

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「とさちょうものがたり」が始まってから、お手紙やはがき、メールなど、編集部へたくさんのお便りをいただいています。今まで届いたお便りはすべて大切に読ませていただいています。なかには文通のようにはがきでのやりとりが続いている方も。心を寄せてくださっている方がいるということは、私たち編集部にとって大きな励みとなっています。

 

3月のある日、編集部に一通の手紙が届きました。高知市のHさんという方からでした。

Hさんは「とさちょうものがたり ZINE09」を手にした感想を綴ってくださっていました。09号は、とさちょうものがたり編集部の鳥山が、土佐町の5組の方たちの生き方を描いたエッセイ集。その中に、16歳で志願して海兵になり、従軍した筒井政利さんのお話があります。Hさんは、ご自身のお父さまと筒井さんの姿を重ね「もっと父から話を聞いておけばよかった」と感じたそうです。

 

【高知市 Hさんより】

とさちょうものがたり編集部のみなさま

先日、大学生の二男と初めて土佐町に行きました。 以前は幡多に住んでいましたので、土佐町はほんと縁のない地域でした。

先日の高知新聞で三樽権現の滝を見て、 春休みに帰省してごろごろしていた息子を誘って行ってみることにしました。

水の綺麗さに感動して心が 洗われたような気持ちになり、来て良かったと心底思ったことです。

数日後、 とさちょうものがたりという冊子を目にして、 あっ土佐町だと思い手に取ってみました。

まず、 編集長の石川さんのはじめのことばに魅かれ、素晴らしい取り組みだと思い読み進 めることができました。

「地図の記憶」 筒井政利さんの記事を読ませて頂いている時、自然と涙が流れてきました。父に聞けなかったことを筒井さんが話して下さっているように思えたのでしょう。

読みながら、つらい経験を語り伝えて来てくださった筒井さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。それと同時に筒井さんにどうかこれからもお元気でいてくださいとお伝えしたい気持ちになりました。お伝え頂けたら嬉しく思います。

私の父は、生きていたら96歳になります。 53歳の時闘病の末亡くなってしまいました。私はその時17歳でした。

父が10代で志願して戦争に行ったことは聞かされていました。その時は、どうして自分 から志願したのだろう、まだ戦争に行かなくてもいい年なのにと思ったことでした。けれど 父と深くそんな話をすることもありませんでした。

父が亡くなってから、いっぱい話を聞いておけばよかったと思うことがたびたびありました。ですから、今回筒井さんの記事を読ませていただきその思いが通じた気がしたのです。

父も海軍に所属していて、まさに筒井さんと同じ戦争体験をしてきたのだと思います。筒井さんのお言葉の一つひとつが胸にささります。 聞かせて頂きほんとうにありがとうございます。

今の世界情勢に筒井さんも胸を痛められている事と思います。 一日でも早くウクライナ に平和が戻ってくることを祈ります。世界中に戦争がなくなることを願ってやみません。

編集者の石川さん鳥山さん素晴らしい取り組みをありがとうございました。

これからもどうぞ多くの人たちに言葉のたねを。

 

編集部は、Hさんから届いたお手紙を筒井さんの元へもお届けしました。筒井さんは目を細め、本当に喜んでくださいました。

一冊の本を通して、筒井さんの歩んできた人生とHさんの人生が重なる不思議を感じます。

人間には、その人生を歩んできた人だけが語れる「言葉のたね」が詰まっています。筒井さんが語ってくれた「たね」が、Hさんの元へ届き、Hさんの懐でちいさな芽を出した。人間のことばは、人間に届く。このお手紙は、そのことをあらためて実感させてくれました。

 

Hさんのお手紙にあった、「今の世界情勢に筒井さんも胸を痛められている事と思います。 一日でも早くウクライナに平和が戻ってくることを祈ります。世界中に戦争がなくなることを願ってやみません。」。

きっと世界中の多くの人たちが同じ思いを共有していると思います。少しでも早く誰もが安心して暮らせる世界を取り戻せますように。

そして、もう二度と、Hさんのお父さまや筒井さんが経験した戦争を繰り返してはならない。そう強く感じています。

 

Hさん、お手紙をありがとうございました。とさちょうものがたり編集部は、Hさんからの「言葉のたね」をしっかり受け取りました。

 

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鹿の角ガチャは「まるごと高知」の出口に設置されています。(撮影  上堂薗純高)

2022年1月末より、東京・銀座にある高知のアンテナショップ「まるごと高知」に鹿の角ガチャを置いていただいています。嬉しいことによく売れているとのこと、1月から今まで、何回か追加注文をいただいています!

先日、まるごと高知の店長さんから電話をいただきました。

「今、残りが4個しかなくて。どんどん売れて、僕自身びっくりしてます。今、まるごと高知にあるガチャで一番売れてます!」

まるごと高知のスタッフの方の観察によると、若い男性がよく買っていくのだそう。

「とりあえず、今ある在庫を全部ください!」と店長さん。

急いで、編集部にあるガチャを全部送りました。

箱いっぱいに詰め込んだ鹿の角ガチャ

 

ガチャの制作

在庫ゼロになった編集部。すぐに作らなければ!ということで、大豊町の障がい者施設ファーストさんにガチャの制作を依頼しました。

笹のいえの洋介さんが切ってくれた169個の鹿の角

この鹿の角に紐を通し、御守り紙と一緒にカプセルに入れて、鹿の角ガチャは完成します。

鹿の角ガチャは土佐町や大豊町、本山町の猟師さんからいただいた鹿の角でできています。この取り組みを知り、「よかったら使って」と角を届けてくれた方、連絡をくれた方がたくさんいます。

「まるごと高知」へ鹿の角ガチャを届けることができるのも、猟師さんや作業してくれる方たちの存在のおかげです。

 

鹿の角、ください。

編集部は鹿の角を探しています!

手元にあるけど使い道がないなあと思っているもの、片方だけでも大歓迎です。割れていたり小さくても大丈夫です!こちらからお引き取りに伺いますので、ぜひご一報いただけたらと思います。

ご連絡は電話でもメールでも。以下の画像に掲載している連絡先にお願いいたします。

 

 

 

 

 

鹿の角ガチャ、東京の「まるごと高知」へ!

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土佐町の人々が座って豊かな時を過ごすために。第2回土佐町ベンチプロジェクト、その顛末。

 

●土佐町ベンチプロジェクト

⓪ 目的は「土佐町の人々が座って豊かな時を過ごすため

① 材料は嶺北地元産のスギとヒノキを使用

② 土佐町の職人さんがチームになり製作

③ 高知県「木の香るまちづくり推進事業費補助金」を使用

 

2019年に行った「土佐町ベンチプロジェクト」を今年度(2021年度)も行いました!この記事はその最終報告記事です。

 

 

●第1回目の反省

2019年度に行った「第1回」の反省として「住民の方々から、十分な意見を汲み取れなかった」ことがありました。特にベンチの設置場所についてのことです。

その反省を踏まえて、今回はプロジェクトの初動時点から、地区長会での報告と地域の意見の汲み上げを行いました。「地元の方々が置いてほしい場所を教えてください」ということを聞いたわけです。

そして地域の方々の意見が戻ってきた結果、今回の設置場所が決まりました。その一部を写真と共にご紹介します。

 

栗木・三樽権現の滝

峯石原薬師堂

上ノ土居

相川・ふれあい牧場交流館

溜井

上野上観音様

南泉橋近くの広場

 

今回製作したベンチは27台です。上の写真でご紹介できたのはほんの一部で、全容は下のマップにてご確認ください。

今回のベンチを設置して回った時期は2月中旬のまだ寒いとき。ですので写真は晩冬の寒々しさが若干残っているかもしれないですが、3月も半ばの今は春の陽射しが暖かい場所ばかりです。

町の材を使って町の職人さんが作ったこのベンチに、町の住民の方々が座って豊かな時間を過ごしているような姿が見れた時には、関係者一同とてもうれしく感じると思います。

皆さまぜひどんどん(?)座ってくださいね!

 

 

 

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とさちょうものがたりには、土佐町の昔の写真を紹介する「みんなのアルバム」のコーナーがあります。

先日、土佐町小学校3年生の社会科の授業で「みんなのアルバム」の記事が使われました。

 

古い写真、ありませんか?

1月初旬、土佐町小学校3年生の担任の大利先生から土佐町教育委員会に連絡がありました。

「昔の町の写真はありませんか?」

ちょうど、土佐町の絵本を作るために昔の町の様子がわかる写真を集めていた編集部。そのことを知る教育委員会からお話をもらい、編集部は、すぐ先生に連絡をしました。

 

3年生の社会科

3年生は、社会科で自分の町の様子を勉強します。スーパーや消防署などの施設の見学や、稲村ダム、湖畔りんご園などを訪れ、一年かけて町のあちこちで話を聞いてきたそうです。「昔の土佐町の暮らしの様子を子供たちに伝えるために、写真があればいいなあと思って」と、大利先生。編集部が「みんなのアルバム」の話をすると、先生はすぐに記事を見てくださり、「わ!いいですね!子供たちに見せます!」ととても喜んでくださいました。

1月31日、先生に許可を得て、社会の授業を見学させていただきました。

 

教室には大型テレビがあり、そこにパソコン画面が映し出されるようになっています。

画面に映っているのは、「みんなのアルバム」の「山中百貨店」の記事。記事には店の昔の写真と現在の様子がわかる写真の両方が掲載されているので、子供たちは現在の写真を見て、この店が町のどの辺りにあるのか、すぐわかっていました。

昔の写真に今もある道や山の形、川や橋など、今の子供たちが見ている風景と重なる箇所があれば、今と昔が繋がりやすい。繋がると、教科書上のことでなく現実となり、自分ごとになります。

「あ、ここ、知っちゅう!」

「えー!こんなやったが?」

他にも「冨士見館」の写真を見て、「旅館の前の道が土の道や!」などなど、思うところを話す子供たち。素直な反応が微笑ましかったです。

 

 

教室にはグループに分かれて作った地図が掲示されています

 

「僕たち!」

授業の最後に、先生は子供たちに問いかけました。

「昔の人たちが一生懸命働いて、店や場所、土佐町をつくってきました。これからの土佐町をつくっていくのは、誰ですか?」

その問いに子供たちは即答していました。

「僕たち!」

 

その声がどんなに頼もしかったことか。そして同時に、今の大人に託されている責任も強く感じました。

 

いかなる時も「今」は昔と一続きです。昔があるから今があり、「今」を積み重ねた先に未来があります。子供たちは未来であり、希望そのものです。

今自分が立っている場所は、昔にも未来にも繋がっている。そのことを子供たちが少しでも感じてくれたら嬉しいです。

そして、「一続きだからこそ、今何をするのか?何を積み重ねていくのか?」。

一人の大人として、その問いを心に刻み続けたいと思います。

 

 

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私の一冊

山門由佳

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「わんぱくだんのゆきまつり」 ゆきのゆみこ,上野与志作 末崎茂樹絵 ひさかたチャイルド

小学生の頃、那須正幹さん著「ズッコケ三人組シリーズ」の本が流行っていた。モーちゃん、ハカセ、ハチベエというそれぞれ個性豊かな小学生男子3人組が、力を合わせて事件を解決していく物語にドキドキしたものだ。2人ではなく3人。4人でもなく3人。「3人」というのはグループにおいてそれぞれの個性・役回りが際立ち、なにかやるにもまとまりがよく勢いも感じる人数に思う。

この平成にうまれた「わんぱくだん」シリーズでは、けん・ひろし・くみの女子1名含む3人組で、物語のなかに大人達はいっさい出てこない。 文中に母親の存在を感じさせる一文はあれど、あくまでも子どもたちだけの冒険世界。 最初から最後まで3人は仲良く手を取り合いながら、ファンタジーのような世界、夢のような時間を過ごす。 3人だけのとっておきの秘密の冒険物語。

「ズッコケ三人組」を読むにはまだ早い幼い子たちにも、普段の生活のなかにドキドキやワクワクとしたドラマが潜んでいるかもしれない想像を掻き立て、なにより仲間がいることの心強さを伝えられるすてきな絵本だと思う。

 

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購入してくださった皆さま、ありがとうございました!

「2022年カレンダーTAIBOKUHEN」は、昨年秋、高知県嶺北地域の3つの障がい者施設(土佐町どんぐり・本山町しゃくなげ・大豊町ファースト)と、とさちょうものがたり編集部が一緒に製作したカレンダーで、今回2年目の取り組みでした。

編集部が取り組むシルクスクリーン事業でご縁のできた3施設のメンバーさんに、カレンダーの数字や文字を描いてもらいました。

カレンダーは1部1500円、そのうち200円を寄付として3施設に分配。それに加え、カレンダーを1部販売したら1割(130円)がその施設に入る仕組みです。

カレンダー完成後、各施設のメンバーさんは友人知人、近隣の店舗に声をかけたり、自ら足を運んで販売。「〜部売れましたよ!」という声に編集部も大きな刺激を受けました。とさちょうものがたりZINEを販売していただいている県内外の様々な店舗や土佐町内の店舗にも置いていただきました。「よかったら、うちのお店に置くよ〜」と自ら声をかけてくださったお店もありました。

1月を過ぎても「買いたいと思っていたから」と購入してくださった方も。皆さま、本当にありがとうございました!

皆さまのおかげで、233部を販売することができました。

 

けれども・・・赤字でした(泣)

ですが、昨年よりも販売部数が50部少なかったため、残念ながら今年は赤字になってしまいました。

売上から、数字や文字を描いてもらった原稿料や寄付分、印刷費や店舗やネットショップの手数料、送料などを引くと…、「 2,445円」の赤字でした。あぁ〜〜(泣)。

原因は、昨年に比べて販売開始が遅くなってしまったこと、編集部が11月12月と目の回る忙しさで販売に向けて十分な準備ができなかったことなど、思い当たることがいくつかあります。

でも、もう終わったことは仕方ありません!販売方法など見直し、知恵を絞り、また来年リベンジ!次に活かしたいと思います。

 

お支払いについて

文字や数字を描いてくれた「どんぐり」「ファースト」「しゃくなげ」の3施設へ、以下のような形でお支払いをしました。

 

・カレンダー販売数 233部
売上金額:¥349,500-

【①について】
¥15,533-が各施設に支払われました。

233部×¥200(寄付分)=¥46,600-
¥46,600÷3施設=¥15,533-

 

【②について】
3施設が販売したカレンダーは、合計129部。
「販売部数×130円」が各施設に支払われました。

*①②とは別に、原稿料として20,000円を各施設にお支払いしています。

【③について】
印刷費や店舗・ネットショップでの販売手数料、送料を除き、残った金額は-2,445円。

 

購入してくださった皆さん、販売をしてくださったお店の皆さん、温かい声を寄せてくださった皆さん、本当にありがとうございました!

カレンダーのページをめくり「今日」の数字を見るたびに、少しでも楽しく、ハッピーな気持ちになってもらえたら嬉しいです!

 

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