とさちょうものがたり

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

長野通世

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「地球のゆくえ」 広瀬隆 集英社

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パクチータイムは続きます!

7月30日に開催された「1日限りのパクチーフェス」にはたくさんの方々にご参加いただき、遅ればせながら大変ありがとうございました。

土佐町黒丸という山深い地に、町内や遠方から100人以上の方々が集まり、楽しい時間を持てたことはスタッフ一同とても喜ばしく思っております。

会場となった瀬戸コミュニティセンターは、元々は黒丸の子どもたちが通い学んだ瀬戸小学校でした。

子ども人口の減少に伴い、平成13年3月31日をもって閉校したこの建物が、この規模の賑わいを見せたのはその閉校式以来のことだそうです。

全ては遠方まで足を運び参加していただいた方々のおかげであり、また食材の調達に進んでご協力いただいた地元の方々のおかげです。

 

さて、パクチーハウス東京と土佐町の縁はまだまだ続きます。

パクチーハウス東京店主の佐谷恭さんは、同時にパクチー銀行頭取でもあります笑

パクチー銀行とはなんぞや?

 

パクチー銀行(PAXI BANK): パクチーの世界的普及を目的として 2006年に誕生。 創設者は佐谷恭(日本パクチー狂会・パクチーハウス東京)。 2017年現在、支店は日本全国20箇所。 モデルはノーベル平和賞を 2006年に受賞した「貧者の銀行」 とも呼ばれるグラミン銀行。

 

つまり、お金ではなくパクチーの種を融資する銀行です。

 

「とさちょうものがたり」はパクチーハウス東京との綿密な協議の末、この度、パクチー銀行土佐町支店を開設する運びとなりました。

「綿密な協議」という部分だけはウソですが、他の部分は本当です。

土佐町のみなさまには謹んでそのお報せをいたします。

 

□すべての融資は無審査ですので、ア○ムやレ○クや武○士などよりスピード審査です。

□すべての融資は担保なし返済義務なしで行います。

□すべての融資は愛情を注いでパクチーを育てていただける方限定です。

□たくさん育ったら、その一部を当行への返済にあてていただけますと、当行は新たな融資を別の方に行います。

□返済はパクチーの種でお願いいたします。

□融資は役場玄関にて行います。融資希望者はパクチーの種をご自由にお持ち帰りください。

□返済も役場玄関にて行います。返済希望者はパクチーの種をご自由に置いて(返済して)ください。

 

ご利用は計画的に!

 

パクチー銀行頭取・佐谷恭の声明も併せて読んでください。

パクチー銀行土佐町支店長・石川拓也

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私の一冊

石川拓也

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「PRIVATE WORLD」 下田昌克 山と溪谷社

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土佐町ストーリーズ

稲叢山(黒丸)

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稲叢山には稲ににた草がはえるのでその名がついたと言われる。

この草は神々の食物で、一般の人々が刈り取ることをきらっていた。

ある年のこと、栗ノ木村(現在の栗木)の太郎平と言う人が、稲叢山のこの草を刈り取ろうと山に入り鎌をかけようとした。

するとすぐに、地響きがし、暗闇となって、大きな老翁(年とった男)が現れ、太郎平の鎌を取りあげ

「これは神々のお食べになるもので、お前たちの食べるものではない。もう決してこの山に来るでないぞ。」

と言って去って行った。

太郎平はやっとの思いで家に逃げ帰った。帰ったものの大事な鎌を取られて、百姓仕事もできない。

困り果てた太郎平は山の神にお願いしたところ、大杉の上にあの老翁が現れ鎌を落としてくれた。

それからこの山を鎌取山と名づけて、祭り始めたと言う。

この話は、山の神が老翁になって現れたと言う伝説である。

 

稲叢山を含めた山は”一の谷山”と呼ばれ、古来七里回りの大深山とされ、不入山(いらずやま)の霊山であった。

もし山に入る時には、三日七日の精進(修行にはげむ)で身を清めなければならなかった。

殺生人(狩りをする人)も精進せずに踏み入ると、昼間と言えどもたちまち暗雲垂れ、風雨が激しくなり猟ができない。

それで山を出ると、一瞬にして晴天白日になると言うような、さまざまな怪異が生じたと言われている。

また、土佐町の山々では、まずこの山から日が当り始めるので、「日の出山」、「朝日山」とも呼ぶことがあると言い伝えられている。

 

町史(「土佐町の民話」より)

 

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嶺北高校カヌー部の挑戦

Vol.5 嶺北高校カヌー部の練習

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挨拶だけの予定が、いつの間にやら……。

夕方4時過ぎに吉野川に到着すると、ラヨシュは真っ先に艇庫に向かい、真剣な顔でチェックしている。苦い表情から察すると、なにか問題があるのだろうか。

「うーむ、このパドルの角度だと水をうまくキャッチできないから漕ぎにくいだろうに……。近いうちに熱で曲げて改良してあげよう」

カヌーのコンディションをチェックしていると、授業を終えたカヌー部員たちが吉野川にやってきた。

今年度からカヌー部の指導教員となった渡辺伸先生が、生徒たちにラヨシュを紹介する。

じつは渡辺先生は高知県カヌー協会理事長を務め、小中学生のためのカヌー教室でコーチも務めるカヌーイストだ。

「私もラヨシュさんに教えていただきたいぐらいです」と謙遜するが、腕利きのコーチふたりの指導を受けられるカヌー部の生徒たちは、とても恵まれている。

この日はあくまでも顔合わせ。

直接指導するのは翌日からという予定だった。

ラヨシュも「今日はきみたちが漕ぐところを見るだけ私は何も言わないから、いつも通りに練習してください」と話していた。


だが、5分ほど練習を眺めていると、「そこのきみ! 足をもっと踏ん張ってバランスをとるんだ!」と口を出し始める。

そのうち靴を脱ぐと、ズボンの裾をまくりあげ、川の中に入って手取り足取り教え始めた。

カヌーのことになると、いてもたってもいられない性分なのだろう。その指導ぶりはどの生徒に対しても真剣かつ熱心だ。

 

文:芦部聡 写真:石川拓也

書いた人:芦部聡

1971年東京都生まれ。大阪市在住。『Number』『NumberDo』『週刊文春』などに寄稿し、“スポーツ”“食”“音楽”“IT”など、脈絡なく幅広~いジャンルで活躍しているフリーライター。『Number』では「スポーツ仕事人」を連載中。長年敬愛してきた元阪神・オリックス監督の岡田彰布氏と共に、メルマガNumber『野球の神髄~岡田彰布の直言』を配信中。

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私の一冊

上田大

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「ドロップアウトのえらい人」 森永博志 東京書籍

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私の一冊

和田郷子

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「まどさんからの手紙 こどもたちへ」 まど・みちお ささめやゆき(絵)講談社

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誰でも子供のときは芸術家であるが、問題は大人になっても芸術家でいられるかどうかである パブロ・ピカソ

 

ちょっとカッコいい感じで書きはじめてみました。

もう一つ、大切な言葉。

人間の行う活動は労働であれ、何であれ、すべて芸術であり、すべての人間は芸術家である ヨーゼフ・ボイス

 

10月2日(月)から始まる「下田昌克さんが土佐町にやってくる!」

現時点での追加情報です。

 

DAY1   10月2日(月)

●土佐町をテーマに絵をかく!●

*描いた絵は土佐町オリジナルグッズになる予定です。

水色

DAY2   10月3日(火)

●あなたの絵をかく!

下田さんが土佐町の各地区に行きます。あなたの絵を描かせてください。

相川・伊勢川に行きます!

桜色

DAY3   10月4日(水)

○みつば保育園 そら組○

●「みんなで絵をかこう!」お絵描きワークショップ Vol.1●

場所:みつば保育園

〒781-3521 高知県土佐郡土佐町田井1555

AM9:00~11:30

 

午後はとんからりんの家に行く予定です。

DAY4   10月5日(木)

○土佐町小中学校 小学2年生○

●「みんなで絵をかこう!」お絵描きワークショップVol.2●

場所:土佐町小中学校 技術室

〒781-3403 高知県土佐郡土佐町宮古野1

AM9:45 – 11:30

午後は地蔵寺に行く予定です。

瓶覗色

DAY5   10月6日(金)

●あなたの絵をかく!

あなたの地区にも行きます。

石原・黒丸方面に行きます!

浅葱色

DAY6   10月7日(土)

土佐町の絵を描きます!

土佐町の山、川、空、下田さんはどう描く?

鳩羽鼠

DAY7   10月8日(日)

下田昌克とさちょうアート展

○青木幹勇記念館(旧・森小学校)にて展覧会○

下田昌克さんと土佐町の方々が作り上げたすべての作品を一堂に展示します。

場所:青木幹勇記念館

〒781-3401  高知県土佐郡土佐町土居437

●入場無料・どなたでも入場できます

●開場 13:00  閉場 18:00

●15:00~ 下田昌克トークセッションもあり〼!

紫苑色

土佐町教育委員会 担当:町田健太 問合せ:0887-82-0483

 

以下も合わせてご覧ください。

下田昌克さんが土佐町にやってくる!

土佐町小学校2年生のみんなへ

 

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私の一冊

山首尚子

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「絵のある 自分詩 手紙詩」 小池邦夫エディポック

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私の一冊

筒井由美

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「いない いない ばあ」 松谷みよ子(著)瀬川康男(え) 童心社

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