「魔女と過ごした七日間」 東野圭吾 KADOKAWA
「ラプラスの魔女」シリーズの最新作です。
この本も特殊設定ミステリー。エクスチェッドと呼ばれる、特殊で秀でた才能の持ち主である天才が活躍する。
母親を亡くし、父親(元刑事)と二人で生活している男子中学生が主人公。この父親の不審死から物語は展開する。
中学生の息子一人が残され、たまたま出会った魔女(特殊才能の持ち主)と犯人探しに挑む七日間を描いている。
後半は、マイナンバー制度を連想させる社会批判も織り交ぜながら繰り広げられていく。「ラプラスの魔女」ほどのドキドキ感はなかったが、ハズレのない面白さだった。