4001プロジェクト

“4,001”

土佐町の現在の人口です。(2017年6月末時点・土佐町公式サイトによる)

注:土佐町の総人口が3,997人(2017年4月末時点)から4,001人(6月末時点)に増加したことに伴い、当プロジェクト名も「4,001プロジェクト」に変更になりました。

“4,001プロジェクト”は土佐町に住む人々を、全員もれなく、写真家の石川拓也が撮影する計画。

念のため書いておくと、「全員もれなく」…あくまで目標です。

土佐町の人口の増減によって、タイトルもたまに変わります。  (敬称略・撮れたときに不定期更新)

4001プロジェクト

宮村芳子 (地蔵寺)

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滋賀県生まれの宮村芳子さんは、地蔵寺育ちのご主人とご結婚され、40年ほど大阪に住まわれていたそうです。

ご主人のご両親が亡くなられたのを機にこちらに移住、以来26年地蔵寺に暮らしています。

地蔵寺での生活は、山に囲まれ空気がきれいで、とにかく毎日楽しく過ごしているそうです。

 

 

 

 

 

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隅田育男・田岡政秀・川村房子・篠原守 (地蔵寺)

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隅田育男・田岡政秀・川村房子・篠原守

 

地蔵寺のあったかふれあいセンターで健康麻雀に勤しむ皆さん。房子さんは普段参加していないので、通常は3人麻雀をしているそうです。

4人目の参加者を常時募集しているとのことです。

 

 

 

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山下文一 (大谷)

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文一さんは昭和25年本山町生まれ。中学校を出てすぐ大工の森岡忠賢さんの下へ弟子入りしたそうです。

忠賢さんの3番目のお弟子さん。

以来、60年近く大工さんとして、また棟梁としてお仕事されています。

これまでいくつ建てましたか?という質問には、「もう数えられないぐらい建てた!」と笑って答えていました。近隣には文一さんの手がけたお家が数多く建っています。

 

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中山一利・そら・美月・シド・ネロ (田井)

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左から 中山一利・シド・そら・美月・ネロ

 

田井に住む中山一利さん(カズさん)は、グラフィックデザインの会社「ナカヤマデザイン」を営まれています。

町の中で見るポスターやデザイン、お店のロゴなどは、カズさんの手がけたものも少なくありません。

お母さんの美月さんも、娘さんのそらちゃんも美術・クリエイティブ畑。

美月さんはとさちょうものがたりで連載中の「95年間のキヨ婆さんの思い出」で絵を担当していただいています。

そらちゃんは高校で写真部所属だそうです。

写真の右手に見える「ナカヤマデザイン」の色鮮やかな青いのれんが目印です。

 

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窪内勇・このか・ポンタ・柚乃・煌真・優也・花美 (上ノ土居)

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窪内勇・このか・ポンタ・柚乃・煌真・優也・花美

 

上ノ土居にお住まいの窪内さんご家族。大所帯の大家族で賑やかに暮らしているそうです。今回の撮影でいらっしゃったのは祖父祖母世代とお孫さん世代(ひ孫さんも)。

お父さんお母さん世代は残念ながらこの日は不在でしたが、本来は8人家族での暮らしだそうです。

おばあちゃんの花美さんは、昔バスガイドをされていた方で、昨年完成した土佐町の絵本「ろいろい」を制作する際には、だいぶ昔の町のことを教えていただきました。

 

 

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吉村雅愛・直実・翔くん (森)

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土佐町役場すぐ近くにご自宅のある吉村さんご夫妻。

雅愛さんは土佐町役場にお勤めで、現在は土佐町の教育長をされています。直実さんは郵便局員で、役場近くの森郵便局に伺うと窓口で温かく迎えてくれます。

2月のある暖かな午後にご自宅前で撮影させていただきました。お庭にいた翔くんは、見慣れないカメラマンの出現に少し警戒していたようでもありますが、この写真は翔くんの目線があるか否かが最優先で選ばせていただきました。

 

 

 

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和田美和子 (和田スタジオ・田井)

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先日この欄でご紹介させていただいた和田直也さんのお母さんが、和田美和子さん。

和田スタジオが現在の姿になる以前には、美和子さんのお師匠である秦泉寺さんという方が営んでいる写真館があったそうです。

美和子さんはある日その秦泉寺さんから「写真をやってみませんか?」と声をかけられたそうです。

当時美和子さんが写真をやっていたり技術があったわけでもなく、美和子さんご本人も「なんで私?」という思いだったそうですが、お師匠は何かしら眼力が働いたのでしょう。

その後美和子さんは秦泉寺さんの元で写真を学び、師匠が引退された後は日本写真文化協会主催の写真学校(東京)に行って勉強し、その後労働大臣検定一級技能士の資格を取得し、「和田スタジオ」として写真館の主に。

それが現在も続く「和田スタジオ」のストーリーだそうです。

美和子さんのキャリアの初期にはカメラもフィルムも全てが大きく、撮影したフィルムを暗室で現像という工程もご自身でされていたそうです。(この辺りの話は僕も興味が尽きず、止めどなく長引いてしまうので自制します)

少しおおざっぱな記述ですが、美和子さんが写真館をご自身で経営し始めたのが昭和50年頃。現在の「和田スタジオ」の姿になったのは昭和62年頃。

女性カメラマンとしても、女性経営者としても、おそらく非常に珍しく、高知だけでなく全国でも草分け的な存在だったのではないでしょうか。

 

美和子さん(左)と秦泉寺さん(右)。直也さん撮影。

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Evan Aroko・Faith Aroko (森)

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土佐町小中学校のALT(英語教師)であるエヴァン。

2年ほど前に土佐町に赴任してからというもの、とさちょうものがたりの活動にもとても興味を持ってくれていて、時には手伝ってくれたり、度々編集部を訪問してくれたり。

ずっと仲良くしてもらっています。

そんなエヴァンのお母さんがFaith(フェイス)。アメリカ・マサチューセッツに住むお母さんが、日本に住む息子Evanを訪ねてきた、というわけです。

Faithは、アフリカのナイジェリア育ち。20代でアメリカに移住。紆余曲折あったものの、長年看護師として働いてきました。

母国ではない国で生き抜いて、子供たちも育て上げたFaithは、様々な苦労があっただろうと想像しますが、そんなことは微塵も感じさせないほど豪快な「肝っ玉母ちゃん」なのでした。

 

 

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田井の神祭 (田井)

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前列左から 矢田美佐子・宅間芳仁・吉川高文・和田正夫・山中康子 後列左から 矢田悦子・小笠原留美子・北村真一・高井聖一・小笠原景司・森幸子 (敬称略)

 

土佐町の様々な地区で開催される「神祭」。田井地区は11月18日に開催されました。

特に初冬のこの季節に行われる神祭は、収穫祭という位置付けの、一年の豊作を感謝する儀式です。というのは、写真中央に座る宮司の吉川高文さんのお言葉。

私(石川)個人は、こうした儀式と無縁の新興住宅地で育った人間なのですが、感覚的にとてもしっくり来る感じが、この神祭という儀式にはあるように思います。

一年に一度、こうして宮司さんに来てもらい、農の神(氏神様)と繋がり直す。

繋がり直す相手は、古くから土地にいる神さまなのかもしれないし、土地のご先祖さまかもしれない。または土や農そのもの、全てひっくるめて「自然」と言ってもいいのかもしれない。

定義はもしかしたら人それぞれで良いのかも、とも思いますが、なんとも言いようのない「しっくりくる感じ」は、日本人のDNAレベルで感じているものなのかもしれません。

そんな良い時間を過ごさせてもらった、年に一度の「田井の神祭」。写真は参加者の地域の方々です。

 

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西村尚 (平石)

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平石の西村尚さん。

とさちょうものがたりでもよくお世話になっています。その尚さんから、平石で育てたお米を購入させていただきました。

10月に開催した「土佐町の絵本ろいろい原画展」、そこにある日、東京時代の私(石川)が大変お世話になっていたある出版社の社長さんがご家族でいらっしゃいました。その方は下田昌克さんもお世話になっている方です。

社長さんと、会場である郷土学習センターの方との会話の中で、土佐町の天日干しされたお米の美味しさが話題で出たそうです。

社長さんが、それはぜひ食べてみたい!となりました。そして尚さんにお願いした、という経緯です。写真の尚さんがお米の袋を持っているのはそのためです。

お米が東京に届いたのち、社長さんに感想をお聞きするとやはり大変美味しかったそうで、これから毎年注文します、と嬉しい感想が返ってきたのでした。

 

 

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