

「日本国憲法」なのだ! 赤塚不二夫・永井憲一 草土文化
一見、子ども向けのように見えますが、十分に一般対象として活用できます。
後半にはおふたりの対談も掲載され、資料は振り仮名付きなので子どもたちも読むことが可能です。
社会科で習った程度の微々たる知識しかないので、入門書としてとても手に取りやすい本のように感じました。
西野内小代
著者名
記事タイトル
掲載開始日

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。
人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。
土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?
みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!
(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

「地域協働学部 x いしはら」
ちょっと前の話になってしまうのですが。
下田昌克 x 土佐町ポロシャツを町の方々が着ているのを見た高知大学生が、地域協働学部のロゴを入れたポロシャツの注文をくれました。
石原に実習で入っているチームなので、背中には「地域協働学部 x いしはら」。
地域協働学部のこのロゴは、春先に地域協働学部からの依頼で作成したブランドブックのために作成したもの。

地域協働学部ブランドブック

この本では糸綴じに挑戦しました。中央の赤い糸がアクセントになっています。
プロデュース・写真: 石川拓也 デザイン: 品川美歩 文章: 山崎はるか
このロゴがこうしてポロシャツの制作につながり、どんぐりが印刷をして、地域協働学部の学生チームが着て、土佐町でのフィールドワークを行う。
仕事のひとつひとつが、直接的・間接的につながりあっていくのを感じて、楽しい気分になる今日このごろです。


「どろぼうがっこう」 かこさとし 偕成社
今年5月に亡くなった、かこさとしさん著「どろぼうがっこう」。
学校に通う生徒たちが立派などろぼうになれるよう“くまさかとらえもんせんせい”が「どろぼうをやってこい」と宿題を出します。
生徒たちは、ありの巣からたまごを取って来たり、学校の黒板を取って来ちゃったり、くまさか先生の金時計をしっけいしたり。
かこさとしさんのユーモアは、いつも安心してクスッと笑えます。
リズム良い文章は、読んでいても楽しいです。
この本を読むことに私はかなり自信があるので(どろぼうになりきるのがポイント。子どもたちがクスクス笑いながら聞いてくれるのがうれしい)、
夜寝る前に子どもたちがこの本を持って来たときは、かなり張り切って読みます。
私がこの本を読みたくて、今日はこれね!と自ら選ぶときもありますが。
読み終わった後、読んだ人も読んでもらった人も「あー、楽しかった!」って思えるのは、とても気持ちがいいのです。
鳥山百合子
2018年9月8日と9日の両日で開催された「土佐町の写真展・物産展 とさちょうものがたり」が無事終了しました。
高知市帯屋町、&ギャラリーでの開催は、2日間ともあいにくの雨天となりましたが、「ここは土佐町かな?」と思うほど町の人たちが家族や友人を連れて足を運んでくださったことが本当にありがたかったです。
足を運んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。

ちょっとためらいがちに入り口をのぞき、たまらなく懐かしそうな、心の奥の大切な引き出しがそっと開いたようなそんな表情をする人たちがいました。
その方たちは大抵自分からはあまり話しかけてこないのだけれど、その表情を見て声をかけたくなるのはこちらの方でした。
「どちらからいらしたんですか?」と聞くと「あ…、土佐町の出身なんです」。
結婚して今は高知市や南国市に住んでいる人、お孫さんが土佐町にいて何度も来たことがある人…、土佐町に縁のある人たちも多く来てくれました。
そして、懐かしそうに昔の話をしてくれるのでした。
笹ヶ峰に遠足に行ったこと、
家の前の橋が昔は石だったこと、
山の畑に行って刈った草を背中に背負って重かったこと、
神祭の時は学校が半日で終わってお菓子をもらいに行ったこと…。
いくつになってもふるさとの存在は特別であり、誰でもその人のものがたりを持っているのだなあと思います。

坂本民子さんと娘さん
「『とさちょう』という文字を見て懐かしくなって…。娘に連れてきてもらったのよ。」
南国市から来てくれた坂本民子さんはそう話してくれました。南国市の「道の駅風良里」に行った時に写真展・物産展のチラシを見つけたのだそうです。
坂本さんは「私は相川地区出身なのよ。」とのこと。「相川のどちらですか?」と聞くと「日浦」と言うではありませんか!「日浦」は、いつもお世話になっている上田覚さんと房子さんが住んでいるところ。覚さんと房子さんのことを知っているのでは、と聞いてみると「覚は兄です」。
こんなことがあるのかと心底驚きました。
坂本さんも覚さんと房子さんから私の話をよく聞いていたらしく「まさかこんなところで会うなんて!」。坂本さんも私も涙ぐみながら、笑いながら喜んだことでした。

雨の中、片方の手で傘をさし、もう片方の手で杖をつきながら歩いて来てくれた方がいました。土佐町にお孫さんがいるとのこと。
キネマ土佐町を3回ほど繰り返し見て「本当に素晴らしいわね…。これを全国の人にも届けられたらいいのにねえ。」としみじみと話してくれました。
帰る時「足元にお気をつけて。」と言うと「大丈夫、スローで行きますき!」と素敵な笑顔でゆっくりと帰っていきました。
ソファに深く座り映像を見つめていたその方の横顔や、雨の中帰っていく後ろ姿は、この場所でやる意味があったと思わせてくれるものでした。

“NASA Graphics Standards Manual” Standards Manual
興味深いのは、先のEPA本もそうですが、これを書籍化したのがアメリカの若いデザイン事務所であること。クラウドファンディングで資金を募り、出版し、きちんとビジネスとして成立させていること。
「いろんな人がいるなあ」という言葉を、100%ポジティブな意味で呟きました。
石川拓也