「魔法のびん詰め」 こてらみや 三笠書房
紅生姜、いちごミルクジャム、ニンニク味噌、おかずきのこ…。今まで何度、この本を開いたでしょうか。
生姜もいちごも、ニンニクもきのこも、自分の畑で作っている人たちが土佐町にはたくさんいます。旬のものは栄養があるし、美味しいし、何よりお財布にやさしい!
おすそ分けでいただいたり、産直市で購入した季節の食べものにちょっと手を加えてびんに詰め、一年中食べられるようにします。並んだびんの数々を眺める時の達成感は、なかなかいいものです。
近所のお母さんもおばあちゃんも、それぞれ工夫しながら季節の野菜や果物を保存食にしています。らっきょう、味噌、干し大根、干し芋、干し柿…。
とさちょうものがたりの「お母さんの台所」というコーナーで、今までお母さん達に教えてもらった料理や保存食の作り方を紹介しています。人生の先輩たちから教えてもらった作り方を、少しでも次の世代へ引き継いでいけたらいいなと思います。
秋になったら、紅生姜を作りたい! 柚子胡椒にも初挑戦したいです。
鳥山百合子