2018年12月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

鳥山百合子

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「やかまし村のクリスマス」 アストリッド・リンドグレーン作 ポプラ社

クリスマスが近づいてくると読みたくなるこの本、「やかまし村のクリスマス」。

森へ行ってもみの木を切ってクリスマスツリーに、ジンジャークッキーを焼いてひもをつけてツリーに飾るページは、ろうそくの灯りがぽっと灯るような気持ちがします。

小さな頃、小さなクリスマスツリーを出し、サンタさんへの手紙をツリーの元へ置き、母と弟たちと輪飾りを作って部屋に飾りました。部屋は暖かくて、ガラス窓の内側は白くぼんやりと曇り、そこに指で色々な絵を描きました。次の日、曇りがとれた窓にうっすらと残っている指のあと。

今でも思い出すその風景はなんだか懐かしく、子どもたちにもそんな思い出を残してあげたいなあと思います。

鳥山百合子

 

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くだらな土佐弁辞典

たれもつれる

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たれもつれる

【動】忙しくて手が回らない。思うように処理できない。

例:たれパンダが育児でたれもつれちゅう。

(たれパンダが育児で忙しくて手が回らない。)

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私の一冊

田岡裕未

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「どろんこハリー」 ジーン・ジオン文 福音館書店

 

子供の頃、家の本棚にあった、お気に入りの1冊です。今では私の息子と娘も好きなこの絵本。

お風呂嫌いなハリーがお茶目で、なんとも可愛らしくてたまりません。
ハリーの家族も優しくて大好きです。

家出をしてどろんこになって帰ってきて嫌いなお風呂に入れられても、やっぱりお家っていいな、としみじみ感じているハリーに、本当にその通りだと共感させられます。

子供達は「もし、僕がハリーみたいにどろんこになって帰ってきたらどうするー?」「えー絶対わからんろう!」なんて事を、話しながら兄妹で楽しそうに読んでいます。

我が家が家族にとって、やっぱりお家っていいなぁ、帰りたいなぁと、ハリーのように、そう思ってもらえるような家庭でありたいものです。

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土佐町ストーリーズ

早明浦の孫七(早明浦)

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早明浦に孫七と言う、ひょうげな(おもしろい)男が居って人を笑わせたのは明治の中頃じゃったそうなが、こんな話が残っちょる。

ある時のことよ、わしが鉄砲を持ってツグミを撃ちに行た。

ぼっちり滝(断崖)から出た小枝にツグミが居ったきに、そいつを狙うて撃った。
たまるか、弾丸がそれて滝の角岩に当たって、ガラガラ、ガラガラ、滝が崩れて、下の淵へ雨と散ったわよ。

その淵に鴨が十羽居って、それが落ちて来た石に当たって、十羽とも死んでしもうた。
たかあ調子のええ時はええもんで、崩れた滝を見てみるに何やら白いもんが見える。
上がってみるに、崩れた滝から出てきた山芋じゃった。

引き抜いて集めたら、なんと十貫(一貫は三、七五キログラム)あった。ツグミに弾は当たらざったが、その一発の弾丸で十羽の鴨と山芋を十貫取ったきに、わしも損したようには思わざった。

高知県まちづくり研究会発行
「高知五十三次ひざくりげ」より

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私の一冊

西野内小代

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「幕末土佐の12人」 武光誠 PHP文庫

 

 

「坂本龍馬」頼みの高知県ですが、亀山社中は長崎、お墓は京都、高知県をはみ出して全国ブランドです。

もっと高知県を知らなければと手に取ったのがこの本です。

解説ばかりではなく、気が付けば「俺は・・・」「わしは・・・」と一人称での語りになっており、まるで大河ドラマの断片のような演出です。

幕末の土佐人の行動力に感銘を受けた一冊でした。

西野内小代

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みんなのアルバム

生業卒度年元正大

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相川小学校(現在は廃校)の戸棚に大切に保存されているアルバムの中の一枚。

「生業卒度年元正大」と書かれています。説明するまでもなく「大正元年度卒業生」。

当時はまだ右から左に書いていたんですね。ちなみに左から右の書き順になったのは戦後からなんだそうです。

写っている人がどなたなのか、まったくわからない写真です。当時の相川地区の子供たちなのでしょうね。

服装も雰囲気を作っているのでしょうが、子供たち一人一人の顔つきが、キリッとしてどう見てもみんな根性ありそう。当時の写真は「笑って!」とは言わなかったんでしょうね。

「これ、うちのおばあちゃんや!」なんて思った方は、ぜひ編集部までお知らせください!

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私の一冊

川村房子

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「生きるヒント」五木寛之   角川書店

超ミニ版(10cm四方位)。

以前、何気なく読み過ごしたところも再度読むと深い。

「よろこび上手な人がいい」

日々のよろこびのある人は年老いて老人ホームで過ごすことになっても、過去のよろこびを想い出としてたくさんため込んでいる人は幸せですと書かれている。

健康に気をつけてよろこび上手になりたいと思った。

A 歓ぶ 惑う 悲む 買う

B 喋る 飾る 知る 占う

C 働く 歌う 笑う 想う

自分の人生を愛するために3冊に分かれている。

土佐町の青木幹勇館においてますので読んでみて下さい。

川村房子

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土佐町のものさし

③ ブータンの質問

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この連載「土佐町のものさし」は、現在進行形の旅の記録。
時代とともに変化していく世界の価値観(=ものさし)の大きな流れの中で、土佐町の人々が、土佐町のためにこれから作っていく「土佐町のものさし」を探し求めて歩く旅の記録です。

 

「←いまココ!」の土佐町では、住民幸福度調査アンケートの作成の真っ最中です。

 

 

そもそも「幸福度をものさしにする」とはどういうことか?

これは経済至上主義があまりにも強くなりすぎた世の中に対する反省から生まれたものでした。

経済は結局のところ数字での競争でしかなく、人間が生きていく中で、「経済」というものさしに頼りすぎてはいないでしょうか?という問いがその根本にあります。

ブータンのGNHの考え方は、人間が生きていく上では経済だけでなく、以下の3つの要素に依っていると考えています。

3つ合わせて「人間社会」が作られているという考え方

そんなの当たり前じゃないか!と「渡る世間は鬼ばかり」のえなりかずき並みに口を尖らせて言う人もいるかもしれません。

えなり

 

 

ただ、この3つの要素がバランスよく大切にされてきたか?という問いには、「経済が重要視されすぎている」「経済が成長することばかり目指したせいで、他の二つを犠牲にしている」と感じる人が世界中に数多くいる、ということなのです。

私たちも自分たちの未来や環境を考える際に、「経済のため」に余りにも重点を置きすぎていないですか?

●「学ぶ・勉強する」目的が「経済のため=より稼げる仕事に就くため」になっていないですか?

●より多くのお金を稼ぐために、環境や人間関係や地域コミュニティを犠牲にしていないですか?

●大きなビジネスが良いとされる世の中で、人間が経済の歯車のように扱われていないですか?

もちろん今のご時世、お金を全く稼がずに生きていくのはとんでもなく難しいことでしょう。GNHは経済発展そのものを否定するものではなく、要は、自然環境や地域コミュニティや伝統文化を破壊してまでも経済発展すべきですか?という問いかけであるのです。

そんな経済発展は、人間を幸せにしていないんじゃないですか?と。

そう考える人がどんどん増えていることで、様々なコミュニティが、または企業や国が、経済一辺倒ではなく「幸福度」というものさしへ方向転換してきている、というのが現在の状況です。ちなみに、ブータン国王は1970年代から同様のことを言い続けています。

 

 

さて、土佐町。

現在はアンケート内容の作成の真っ最中です。

前回の記事で書いたように、「他と比較するためではない」という方向が定まり、可能な範囲で「土佐町ならでは」な質問をしたいと考えています。

 

参考にしているのはブータン

 

ではブータンは実際にどのようなアンケートを行っているのでしょう?「ブータンらしい」と私たちが感じた質問をいくつかピックアップしてみましょう。※引用は全て2015年度ブータンGNHアンケートによります。翻訳/石川拓也

 

●歴史の知識

Q63:以下の事柄について、あなたの知識と理解度を自己採点してください。

とても詳しい 詳しい 平均的 あまり知らない 全く知らない
1 地域の伝説や民話 5 4 3 2 1
2 王様の歴史的な行事 5 4 3 2 1
3 国民の日 5 4 3 2 1
4 ブータンの王様5人の名前 5 4 3 2  1

端的に言えば、ブータンのアンケートは「こういったことを多くの国民がよりよく理解している状態が望ましい=幸福度が高い」というひとつの価値観を示すものでもあるでしょう。

単純にさまざまな国民の状態をより詳しく知るための質問も多いのですが、上のようにブータンの価値観を現すような質問がとても多いこともブータンのアンケートの特徴です。

 

続けてもう一つ。

●伝統的なものへの知識

Q72:以下に挙げた技能をあなたは持っていますか?

とてもよくできる まあまあできる できない
1 織物 3 2 1
2 刺繍 3  2 1
3 絵画  3  2  1
4 大工仕事  3  2  1
5 木彫り 3 2 1
6 彫刻 3 2 1
7 鋳造 3 2 1
8 鍛冶 3 2 1
9 竹細工 3 2 1
10 金細工・銀細工 3 2 1
11 石工 3 2 1
12 革細工 3 2 1
13 紙細工 3 2  1

これも質問の意図はとても分かりやすいと思います。

つまりブータンは、「こういった伝統的な技能が失われずに、人々の生活の中で生かされている方がより幸福度が高い」という価値観を持っているということです。

これ以上は言い過ぎかもしれませんが、このような技能が社会できちんと活躍できているかどうかが、すなわちコミュニティの活力を測るものさしとして機能していると考えているようにも思います。

今後の行動のためのアンケート

こういった価値観の表明のような質問の元、5年ごとに行われているアンケートの結果が、例えば「技能が少しずつ失われている」ということを示したとするならば、政府や行政はそれを食い止め、逆に活性化する手立てを講じていく。そういった行動の指針のためにあるアンケートが幸福度調査なのです。

これからも少しずつブータンのアンケートは紹介していこうと思います。

「ブータンならでは」が色濃く出たこのアンケート、外国人の僕からすると、とても微笑ましい。そしておもしろい。ブータンの暮らしに根ざしたものであるが故に、アンケート制作者のブータンへの愛情や深い洞察を感じます。それは「ブータンってこういう生活なんだ!」とか「こういう考え方をするんだ!」という驚きに繋がります。

完成させるのは土佐町に暮らすあなた

こういった「ブータンならでは」なアンケートをモデルに「土佐町ならでは」なアンケート内容を、現在絶賛作成中です。もっと正確に言えば、アンケートの叩き台を土佐町役場が作っている真っ最中。

この叩き台、今後は住民検討会にかけて、土佐町のみなさんにその内容を叩いていただきます。目指すところは「土佐町の価値観を表すアンケート」。

叩くのは土佐町のみなさんです。完成させるのは、土佐町に暮らすあなたです。

上に挙げた二つの質問、土佐町の暮らしに根ざしたものにするとしたら、どういった質問になるとあなたは思いますか?

 

最後にもう一つ、ブータンらしい!と個人的にもっとも感じた質問です。

 

●自然とのつながり

Q105:以下の文章に同意しますか?

自然は魂と神性の領域である。

 

 とても強く同意する 同意する 同意も反対もしない 反対する 強く反対する わからない
5 4 3 2 1 8

ブータンの精神性が如実に現れた質問だと思うのですが、これを土佐町に置き換えるとしたら‥‥‥?

ぜひ皆さんも一度考えてみてください!

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私の一冊

石川拓也

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「エンゲージド・ブディズム入門 しあわせの開発学」 スラック・シワラック  ゆっくり堂

エンゲージド・ブディズム(Engaged Buddhism)は日本語で「社会参画仏教」と訳されています。語感としては「行動する仏教」「闘う仏教」という意味。

「お坊さんは閉じこもって座禅や瞑想ばっかりしないで、社会の問題と真正面から立ち向かうべき」という姿勢を基にしています。

そういえば、とさちょうものがたりオープン直後に土佐町で講演をしていただいたインド仏教の指導者・佐々井秀嶺さんも「行動する仏教」を体現した人のひとり。「思想や知識は行動のためにある」ともはっきり仰ってました。

この本はエンゲージド・ブディズムの指導者スラック・シワラックの視点から、社会がなかなか解決できないでいる様々な問題について、また問題に対する考え方や解決法について語られます。「行動の人」が語る言葉には一種の重さと説得力がありますね。

GNH(国民総幸福度)の話も出てきます。印象的だったのは、「小さいビジネスをしよう」という文章。ビジネスを大きくすること、際限なく成長させることに目標を置くこと自体がそもそも間違っているし不可能なことなのではないか、という考え方。

現在、土佐町役場が準備中のGNH(国民総幸福度)による「土佐町のものさし作り」にもとても参考になる話です。

 

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西村繁男さん、いまきみちさんが土佐町にやってきた!

 

2018年11月9日絵本作家の西村繁男さんと奥さまのいまきみちさんが土佐町に来てくださいました。

高知県高知市ご出身の西村さん。西村さんのおじいさんが土佐町で暮らしていたので、土佐町に来た時には地蔵寺川で泳いで遊んだそうです。

おじいさんは旧地蔵寺村の村長だった西村繁太郎さん。(今まで土佐町の人から何度も聞いたことがあるお名前だったので、とても驚きました)

 

現在、神奈川県にお住いの西村さんといまきさん。
おふたりが東京にいた頃、高知県の西村さんのご両親から柚子酢(ゆずを絞ったもの)やゼンマイの入ったふるさとの小包が送られてきたことがとても嬉しかったのだそうです。

「西村さんのお母さんがお祝い事の時によく赤飯を炊いてくれたの。それまで私にはそのような習慣がなかったけれど、誕生日などお祝い事があるときは、お赤飯を炊くようになったのよ」。
いまきさんがそう話してくれました。

西村さんのお母さんからいまきさんへ、いまきさんから次の人へ、とその習慣は受け継がれていくのでしょう。

 

土佐町立図書館に絵本を寄贈してくださいました。

 

西村さんは絵本『にちよういち』を制作した時の話をしてくれました。

『にちよういち』を制作した時、西村さんは32歳。この頃は仕事がなくて、高知へ帰るたびに取材していたのだそうです。

 

「どこかに座って行き交う人を人間観察してた。そうしてると見えてくることがあってね。お店の人に袋を売ってる人がいたり、車椅子の人がいたり、誕生日のおんちゃんと言われている人なんだけど、“今日はわしの誕生日じゃきまけちゃお!”っていう名物おじさんがいたり…」。

絵本『にちよういち』の中には、西村さんが登場しています。

「自分だけわかる楽しみ。自分を絵本に入れた。これ僕なんですよ、わかんないでしょ?」とそのページを開いてニコッと笑う西村さんは、いたずらっ子の少年のようでした。

さあ、西村さんはどこにいるのかな?『にちよういち』の絵本を開いてぜひ探してみてください。(ヒント:メガネをかけていて、いまきさんが作ってくれたカバンを肩にかけて立っています。)

 

保育園に入ると、この看板が迎えてくれました。

 

みつば保育園には西村さんの本が何冊もあります。『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』『にちよういち』…。テープを貼って直したあとが何箇所もあって、今までたくさんの子どもたちがこの本を楽しんできたことが伝わって来ます。

 

西村さんといまきさんがスライドの準備をしていると、「あ、西村さんや!」と言いながら集まって来た子どもたち。西村さんといまきさんも思わず笑顔になっていました。

 

お話は、いまきさん作『ちびだこたこらす』『とちのき』、西村さん作『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』の豪華4本立て!

スライドが始まると、子どもたちは音楽に合わせて体を揺らし、目をキラキラ輝かせていました。

この一体感!

絵本の力はすごいなあ!

 

 

撮影:石川拓也

いまきさんがあとで話してくれました。

「みつば保育園の子たちは繁男さんの本をよく読んでくれているのね。お話の内容がもうわかっているのに、あんなに喜べるのはとても素晴らしいですね」。

 

すぐそばに3歳の子が座っていました。ひとつお話が終わった時にふと目が合って、ニコッと笑ったその子の目は「おもしろいネ」と私に言ってくれているようでした。その子はまた前を向き、西村さんといまきさんを見つめていました。楽しさや嬉しさを子どもはこんな風に表すのだなあと感慨深いものがありました。

 

 

子どもたちからのプレゼントもありました。

 

西村さんといまきさんは、ダンボールに絵本をたくさん詰め込んで持って来てくれていました。

「保育園にない本があったら、遠慮なく選んでくださいね」という言葉に大喜びの園長先生と志保先生。

 

「わあ!これもない。あ、これも!」とたくさんの絵本を手にする先生たち。

 

西村さんは言っていました。

「子どもがいると世の中いいよね」。

 

西村さんの絵本は、子どもたちへの手紙のような存在なのかもしれません。

 

世の中にはいろんな出来事があるんだよ。

たくさんの人がいて、たくさんの場所があって、たくさんの面白いことがあるよ。

それを楽しみに、ゆっくり、ゆっくり、大きくなっておいで。

 

西村さんのまなざしがそう語りかけているようでした。

 

子どもたちが保育園や図書館で西村さんの絵本に出会った時、西村繁男さんといまきみちさんというおふたりが土佐町に来てくれたこの日ことを、ふと思い出してくれたらうれしいなと思います。

西村さんといまきさんとのご縁をこれからも大切にしていきたいです。

 

西村さんといまきさんの絵本は、土佐町立図書館とみつば保育園に並んでいます。ぜひ手にとって楽しんでみてくださいね。

 

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