石川拓也

図らずもTPP。あっちのTPPではありません。

土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。

2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。

各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。

写真:石川拓也 宛名面デザイン:品川美歩

土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Mar. 中島観音堂

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中島観音堂 | 町田碧峰

 

撮影地は、中島地区にある中島観音堂です。

ある小春日和の午後、町田碧峰(へきほう)くんに座ってもらい撮影しました。

コートもいらないくらいポカポカな日で、その場の空気も清涼で気持ちの良い時間。

中島観音堂は、折しも通夜堂修復のためのクラウドファンディングに役場の若手職員たちが挑戦中。(というよりもクラウドファンディングの写真を撮る際にこの撮影もさせてもらったのですが)

こちらもぜひ応援のほどよろしくお願いいたします!

 

 

 

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土佐町のものさし

ブータンの家

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※この記事は2019年12月に発行した雑誌「とさちょうものがたり zine 05」にて掲載したものをウェブ上にて再掲載したものです。「幸福度」による国作りを行う先輩としてのブータンの、価値観や文化を少しでも伝えるために執筆したものを、ウェブサイト上で公開します。

 

 

ブータンの伝統的な家屋は、想像以上に大きな2階建て。

2階に居間や寝室の住居スペースに仏間があり、1階には台所や牛舎が配置されています(近年では衛生上の理由から牛舎と住居を分離させる場合が多くなっているそうです)。

ブータンの家屋を新たに建設する場合には、木材と土壁による伝統的な工法で建てることが政府によって推奨されており、それは伝統的な民族衣装を着用することを(公務員などは特に)義務付けている動きと同様のものです。

そのようにしてブータン人の文化とアイデンティティを大切に引き継いでいこうとするブータン政府の姿勢が現れています。

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とさちょうものづくり

誰でも作れる土佐町の名刺 2020年度版

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土佐町役場の新しい名刺を作りました。土佐町に関連のある方はどなたでもこの写真・デザインを使用できます。

「土佐町ポストカードプロジェクト」で撮影した写真を、毎年名刺にしています。

 

2020年度版もできました!例年どおり6種類の風景はすべて土佐町の風景です。

各写真の撮影場所は以下の通りです。

  1. さめうら湖
  2. 栗木 権現の滝
  3. 高須
  4. 上吉野川橋
  5. 相川川
  6. 立割

土佐町に関連する方はどなたでもこのデザインをご使用できます。

  1. 高陽堂印刷さんにファックスまたはメールで発注します。(Fax:088-880-8899 メール:info@koyodoinsatsu.com
  2. 1~6のいずれかご希望のデザインを選びます。
  3. 名刺に入れたい会社名やお名前、ご住所などの文字情報を伝えます。*文字情報以外のデザイン要素(写真とロゴ)の変更は受け付けていませんので予めご了承ください。
  4. お支払い方法は以下の2通りです。A,銀行振込でのお支払い(前入金)  B,ご来社でのお支払い
  5. 価格は以下の通りです。名刺印刷:1デザイン

    100枚:3,000円
    200枚:4,000円
    300枚:5,000円
    400枚:6,000円
    500枚:7,000円

    ※送料・消費税別途 ※制作費込(名前・住所・社名)※用紙:ミセスB スーパーホワイト 180kg

 

昨年2019年度版はこちら

誰でも作れる土佐町の名刺 2019年度版

 

こちらは2018年度版

誰でも作れる土佐町の名刺 2018版

2017年度版は以下

誰でも作れる土佐町の名刺

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私の一冊

石川拓也

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「聖の青春」 大崎善生 講談社

10年か20年以前に読んだ本ですが、ふと思い出したので紹介したくなりました。

松山ケンイチ主演で映画化もされたのでご存知の方も多いかもしれません。「聖の青春」この本が原作です。

タイトルの「聖」とは村山聖。とんでもなく強かった将棋棋士。羽生義治と並び称され、ただ幼少期からずっと腎臓の病を患い、30才に届かずして亡くなった夭折の天才と言われています。

その村山聖の人生を追ったのがこの本。自分の人生が長くないことを小さな頃から自覚して、おそらくそれが理由で駆け抜けるように生きていったような印象があります。

この本は難しい内容ではないので、小学校高学年以上だったら楽しめると思います。

たまに村山さんの実際の棋譜が出てきます。それがまた芸術的というか、閃きの輝きというか、羽生さんの棋譜でもたまに感じることがありますが、棋譜が「美しい」。

将棋が少しでも解るとさらに深くおもしろくなる本でもあります。

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4001プロジェクト

髙橋信子・英理子 (田井 冨士見館)

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田井の旅館「冨士見館」の高橋信子さんと英理子さん。

とさちょうものがたりの企画のゲストが来町した際には毎回のようにお世話になっています。

今回この撮影を機に、冨士見館の歴史を教えていただきました。

冨士見館は大正5年(!)開業。信子さんはその4代目女将。

車のなかった昔は、行商人や馬車曳きの人々が、大川村や本川村の行き帰りに宿泊していったそうです。

その時代はお風呂屋さんも兼ね、お風呂を焚く(もちろん薪風呂でしょう)専門の人も雇っていたという面白いお話も聞かせていただきました。

「冨士見館」という名前の由来は2通りあって、

①初代女将の名前が「婦地(ふじ)」さんだったという説

②石鎚連峰の伊予富士が遠くに見える場所だった説

どのお話もその長い歴史を感じさせるものばかりで、数え切れないぐらいたくさんの人々の想いが詰まった場所なのでしょうね。

 

 

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私の一冊

石川拓也

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「三体」 劉 慈欣 (著), 立原 透耶 (監修), 大森望 光吉さくら ワンチャイ (翻訳) 早川書房

三体。この風変わりなタイトルは、古典力学用語の「三体問題」から来ています。

三体問題ってなんですか? この本を読んだ直後はわかった気になったのですが、今となってはよくわからなくなりました。生粋文系には難しい単語です。

これは中国で発表された中国人の作家によるSF小説。中国では2,000万部売れたそうです。桁が違う。

中国産SF小説、テーマは地球外生命体(作中では三体人)との交流です。

話の本筋とはずれますが、中国産SF小説の場合、舞台は中国。主役は中国人。

これは考えてみれば当たり前のことですが、ウルトラマンの怪獣がいつでも日本に現れるような、世界征服を目論むショッカーがなぜか北関東の小さな町で活動していたりする事実とか、そんな設定を当然のものとして受け止めて育ってきた自分にとっては新鮮な発見でした。

どこの国の人でも、やはり自国を中心に物語を作る。

中国産SF小説を読んで初めて自分が持つその虚構に気づいた僕は、ハリウッド映画などに影響されすぎているのかもしれません。

 

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Feb. 立割

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冬の夕陽。

土佐町から16号を通って工石山にさしかかる少し手前、立割集落のあたりから西の山々を望んだ風景です。この辺りは標高も高く、冬の空気は冷たく澄みきっています。

陽が沈む直前から撮り始め、定点観測的にシャッターを押し続け、陽が暮れて暗くなるまで撮影しました。あとで取れたものを確認し、夕陽は山陰の向こうに落ちたけれど空はまだ明るいという「黄昏」の瞬間を選びました。

 

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4001プロジェクト

山下一弘 (田井)

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僕(石川)の自宅から徒歩15秒のところに住んでいる山下一弘さん。

ある日歩いてスエヒロに向かっている時に、お庭でなにやらしている一弘さんと出会いました。

その時は手ぶらだったのですが、すぐさま自宅に戻り(なにしろ徒歩15秒の距離なので)、カメラを持ってきて撮影させていただきました。

お庭で火を焚いて煮ていた鍋の中身は里芋だそうです。

 

 

 

 

 

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4001プロジェクト

高橋通世・輝さん

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とさちょうものがたりが長年に渡りお世話になっている上津川の高橋通世さん。

これまで「撮影協力」として多くの記事にお名前を記載させていただきました。

通世さんは山の人。猟に連れて行ってもらったり、ハチミツの収穫を体験させてもらったり、本当に多くのことを教えていただきました。

絵描きの下田さんが土佐町を訪れた際に、愛犬のビーグル輝さんと一緒に撮影しました。犬小屋付近に見える後ろ姿は夏さんです。

 

 

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4001プロジェクト

高石清賢・美和・和佳・昌悟 (上ノ土居)

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上ノ土居の高石清賢さんとご家族です。

撮影したこの日は記念日。2月23日に、上ノ土居の集会所で清賢さんの還暦のお祝いをしました。町の内外からすごい人数が集まってワイワイと盛り上がっていました。会の合間にご家族に出てきていただいて撮影した一枚です。

清賢さんがこれまで歩んできた道が垣間見えた会でもありました。

 

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