石川拓也

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

石川拓也

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『日本文化の核心 「ジャパン・スタイル」を読み解く』 松岡正剛 講談社

 この国の”深い魅力”は本当に理解されているのだろうか?

日本人の文化や心や精神性が、なぜ今のような形になっているのか。そういうことがずっと気になっています。

なぜ古代(や中世)から長く続く行事や習俗がこのような様式になっているのか? 紐解いていくとそこには起源や理由が、もちろんですがあるわけです。

そういったことを知ることは即ち「我々はどこから来たのか」という疑問に対しての答えを求めることであり、ひいては「我々はどこへいくのか」という問いに対しての答えを考えることでもあると思うのです。

博覧強記で知られる松岡正剛氏のこの著書は、タイトル通り「日本文化の核心」に深く潜っていきながら、驚異的にわかりやすい。

例えば日本文化を語る上で重要な「わび」。これはもともとは文字通り「詫び」、謝ることから来ていると喝破しています。

客を迎える主人が、「このような粗末なもてなししかできなくてごめんなさいね」と詫びる。

その主人の客を慮る気持ちこそが美しい、そう考えた中世の日本人の精神性が結晶化した言葉であり概念なのだということです。こんなにわかりやすい「わび」の説明は初めて読みました。

そんな例が最初から最後まで続々と出てくる一冊です。

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Nov.

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相川 | 田岡澄人・明咲希

 

相川小学校の川向かいに広がるゆず畑。11月のある晴れた日、収穫が行われていた時期にお邪魔して撮影してきました。

長靴で走りまわってくれた後ろ姿は田岡澄人くんと明咲希ちゃんの兄妹。現在はフランスにも輸出されているというゆず畑を、数十年後にはどちらかが受け継いでいくことになるのかもしれません。

 

 

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4001プロジェクト

山中直秋・山中まゆみ・西峯弘子

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先日、土佐町の青木幹勇記念館にて「草あそび三人展」と題してリース展を開催したお三方です。

山中さんご夫妻のお宅は奇しくもとさちょうものがたり編集部の建物のお隣。準備の段階からリースのあれやこれやを拝見させていただいていました。

「草あそび三人展」の記事でもご紹介しましたが、いつもとても楽しそうなお三方。

土佐町のような自然豊かな環境での遊び方として、その姿勢は学ぶことのとても多いものだと思います。

「(田舎には)これがない、あれが足りない」と無いものを数えるよりも、「(田舎だから)こんなものもある、あんな遊びもある」と、あるものを数えたほうが楽しいですよね。お三方は達人です。

 

 

草あそび 三人展

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土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Oct.

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宮古野 | 山中愛依・楓里

 

場所は宮古野地区、白髪神社の参道です。後ろに鎮座しているのが御神木。

10月のある日、町のあちこちで咲き繁っていたコスモスを束にして、山中愛依ちゃんと楓里ちゃんの姉妹に持ってもらって撮影しました。

ふたりとも元気いっぱいでコスモスを持ったまま走りまわり遊びまわり、見ているこちらまで元気をもらえるような撮影となりました。

撮影協力(コスモス)‥久野兆佳さん

 

 

 

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Sept.

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前回と連続して、さめうら湖畔の写真です。

ある秋の朝。鏡面のような湖。気温も落ちてきて半袖では肌寒く感じる季節。

上吉野川橋の上からの眺めです。

ここで写真を何度撮っただろうと思いながらシャッターを押しました。

来るたびに全然違った風景を見せてくれる場所なのです。

 

 

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4001プロジェクト

伊藤あおい・中村久美子・伊藤歳美・田岡マリア・ジェーン (与作)

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左から 伊藤あおい 中村久美子 伊藤歳美 田岡マリア・ジェーン

 

国道439号沿いにある「道の駅土佐さめうら」にあるレストラン「与作」。

訪れる人々の胃袋をがっつり掴んでいる名店です。

今日のこの写真は、与作で働く4人の女性陣。左から伊藤あおいさん、中村久美子さん、伊藤歳美さん、田岡マリア・ジェーンさん。いつも仲良さげに働いている姿が印象的です。

ちなみに私(石川)、この3年ほど与作を訪れるたびにカツカレーを頼んでいます。(どうでもいい情報でした笑)

 

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4001プロジェクト

浪越美恵 (南境)

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 南境の浪越美恵さん。浪越さんというお名前は「なお」と読みます。

美恵さんのご主人が土佐町のご出身で、ご先祖から伝わる大正時代に建てられたというお家にお住まいなのですが、これがまあステキなお家なのでした。

以前は商店だったという土間には木製のカウンターが設えてあり、お客さんを迎えるような作りになっていて、昔は近所の方々が日用品を買いにやってきたという暮らしが垣間見えました。

この写真はお家の前で撮影させていただいたものですが、暖簾が風で揺れているように、奥から手前にとても気持ちの良い風が通るようにお家が計算されて作られているそうです。

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Aug.

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駒野 | 新谷彩緒里・彩香里

 

夏休み後半の週末。

場所は駒野の鳥首。(鳥首というのは地元の方達が使う通称だそうです。地図には載っていない名前です。)

駒野の小さな沈下橋のあるところといえば、あああそこ、とわかる方も多いのではないでしょうか。

夏の終わりを少し肌で感じながらも、まだまだ暑いこの時期。

川遊びをしているのは田井のエディオン、新谷さん家の彩緒里ちゃん彩香里ちゃんの姉妹。

このすぐ後には、ふたりとも川の中へざばーんと入っておりました。

 

 

 

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私の一冊

石川拓也

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「哲学と宗教全史」 出口治明 ダイヤモンド社

500ページ近くある分厚い本ですが、読了したときには静かに拍手を送りたくなるような良い本でした。

以前「全世界史」も紹介した出口治明さんが、「哲学と宗教」にフォーカスして「人類全史」を書くとこうなる。

有史以来、人類が命がけで紡いできた生き延びるための「思想」の全体像が、朧げながらつかめてくるような気がします。

個人的に、抜群におもしろいのはやはり古代。

東は仏教・バラモン教・ジャイナ教などが発祥したインド、古代〜中世中華が育んだ儒教・道教・仏教の中華三大宗教。

西はギリシャ哲学の諸々派や、世界最古の宗教といわれるゾロアスター教(拝火教)から、セム系一神教(アブラハムの宗教)のユダヤ教・キリスト教・イスラム教の誕生と発展。

私たちが生きる現代のこの世界が、先人たちの知的格闘の末に作り上げられたものであるということがよくわかります。

仏典や聖書・クルアーン、四書五経、実存主義・唯物論から構造主義まで。頭がクラクラしてきます。

蛇足ですが、古代・中世の日本では、時の権力者の方針により、仏教と儒教を行ったり来たりしていたようです。

このふたつに対しては、日本人として理解できる肌感覚がありますが、なぜそこで道教が3つ目の選択肢として根付かなかったのか。謎であるとともに、道教のスローライフ的な教えが興味深く、少々惜しい気がします。

 

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4001プロジェクト

西村公己 (東石原)

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東石原、「土佐アメゴ養殖」の西村公己さん。仕事場であるアメゴの養殖場での一枚です。

アメゴは「アマゴ」と呼ぶ地方が多いそうですが、ここ土佐町では「アメゴ」といいます。

公己さんはこの道40年の大ベテラン。

「土佐アメゴ養殖」のアメゴは工石山から湧き出る清水で育てられていて、その水は石灰が多く含まれ、ミネラルをたっぷり吸収したアメゴを販売しています。

編集部もその場で炭火での塩焼きをいただいたのですが、これがまたびっくりするぐらいのおいしさでした(お伝えできる語彙力がないのが悔しいですが)。

「土佐町の食文化」と胸を張ってご紹介したくなるような一品でした。

 

 

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