とさちょうものがたり

くだらな土佐弁辞典

ほいたらね

 

ほいたらね

【間投詞】またね

 

例文:朝、テレビのあの娘が「ほいたらね!」って、言いよった。

意味:朝、テレビのあの娘が「またね!」って、言っていた。

土佐町立図書館と併設されている土佐町役場田井支所で、「とさちょうものがたりZINE」を設置してくださっています。

2017年に発刊した01号から2025年2月に発刊した14号まで、カバーをかけて誰でも読むことができるように、ベンチ横の棚に並べられています。気づいた時、とてもうれしかったです!ありがとうございます。

「とさちょうものがたりZINE」は町内は全戸配布しています。無料配布分も支所窓口に置いていただいていて、欲しい方は持ち帰れるようになっています。

「県外の親戚にも渡したいから、と取りに来る人がいますよ」と職員さんが教えてくださいました。

田井支所の皆さま、いつもありがとうございます。

 

県庁や県内の歴史編纂をしている方からも「参考にしたいから全号ほしい」など、連絡をいただいています。

「とさちょうものがたりZINE」が町の方たちや誰かにとって、大切な一冊になりますようにと願っています。

 

 

*2023年に製作した土佐町の絵本「ろいろいとさちょう」も置いてくださっています。ありがとうございます!

 

 

みんなのアルバム

多分、の写真

写っている人
  • 日時1955(昭和30)年

  • 場所多分、土佐町南泉

  • 撮影者

  • 投稿者

時は1955(昭和30)年。

どこかの畑で撮影された一枚です。

多分、場所は土佐町南泉。
多分、みんなで何かを植えているところ。
左端に写っているのは、この写真を見せてくれた西野内小代さんのご主人である三昭さんのおばあちゃん。
多分、おばあちゃんが60歳くらいの時。

小代さんは「見て見て。みんな定規を持っちゅうろう。昔、田んぼで苗を植えた時みたいに、定規で真っ直ぐ揃えて植えてるが」と話してくれました。

なるほど!よく見ると、それぞれの人の前にある定規の前に、小さな苗がきれいに並んでいます。

手前の人はカメラ目線だけれど、奥の人は仕事中。
多分、「撮るよ〜」という声が聞こえなかったのかもしれません。

はっきりしたことは何もわからない、多分、多分、多分の写真。

それでも、昭和30年当時の町の風景の一コマを伝えてくれます。

 

 

 

みんなのアルバム

極秘任務

写っている人
  • 日時1971(昭和46)年

  • 場所早明浦ダム

  • 撮影者

  • 投稿者

建設中の早明浦ダム、完成2年前の写真です。

ダムの堰堤手前の平らな場所は、現在、ダムの放流がある時は水が流れて見えなくなります。放流がない時は、消防団が操法の練習をしたり、お祭りやイベントが行われる広場になります。

この写真を見せてくれたのは、土佐町の西野内小代さん。

1950年代〜1960年代(昭和30年代〜40年代)、小代さんが小学生の時のこと。通っていた森小学校から、歩いてこの場所へ遠足に来たそうです。なかなかの距離。多分、子どもの足で1時間くらいかかるでしょう。

小代さんは、この場所で「宝探し」をするのが楽しみだったとか。

遠足の前日、先生が高学年の男の子を数人呼び、「極秘任務」を依頼。その男の子たちは、この場所のあちこちに番号札を隠す役割を仰せつかったそうです。

遠足の日、番号札を見つけた子は景品をもらえたそうですが、見つけられなかった子は何ももらえなかったとか。

現代だったら、みんながもらえるように手筈を整えるでしょうが、当時は社会の厳しい現実を突きつける時代だったようです。

 

 

*当時の遠足のお話は、小代さんが「ほのぼのと」で書いてくれています。

なかよし遠足

くだらな土佐弁辞典

ろいろい

 

ろいろい

【動詞】(目的もなく)うろうろする

 

例:あの子はどこをろいろいしゆうぞね

意味:あの子はどこをうろうろしているんだろう

 

*2023年に制作した土佐町の絵本の題名も「ろいろい」でした!

土佐町の絵本ろいろい ①

くだらな土佐弁辞典

わや

 

わや

【名詞】台無し

 

例:イタドリを茹ですぎて、わやにしてもうた

意味:イタドリを茹ですぎて、台無しにしてしまった

みんなのアルバム

昭和のテレビ

写っている人
  • 日時1967(昭和42)年

  • 場所土佐町大谷地区

  • 撮影者

  • 投稿者

犬のぬいぐるみ、生け花、テレビ。

謎の組み合わせ。なぜこんな写真があるのか?

その謎が知りたくて、写真の持ち主である西野内小代さんに聞きました。

「これは実家の居間の写真。テレビは当時、ぜいたく品やったから。テレビの上に飾っている生け花は、お姉ちゃんが生けたもので、隣のぬいぐるみは私の。テレビが富の象徴みたいでうれしかったんじゃない?」

テレビの右上、丸いダイヤルを回すと番組が変わります。この丸いダイヤルを回すことを当時は「チャンネルを回す」と言っていました。

「チャンネル争いがすごくてね!」

家族それぞれがみたい番組が違うとケンカになったという話に、共感できる昭和生まれの方も多いことでしょう。

かくいう編集部も、大ゲンカした口です。

我が家にあったテレビのチャンネルは回すと「ガチャガチャ」と音がしました。姉弟でムキになって、互いの見たい番組のチャンネルを右に左に回して争っていると、親に「ガチャガチャ回すんじゃない!!」と怒られました。

 

 

みんなのアルバム

昭和◯年?

写っている人
  • 日時1930(昭和5)年

  • 場所土居校

  • 撮影者

  • 投稿者

「これ、昭和何年って書いちゅうろうねえ?」

青木幹勇記念館に集まった人が、土佐町の西野内小代さんのアルバムにあった写真を見ながら、何やら考えていました。

目の前には、少し茶色くなった一枚の写真が。子どもと先生らしき人たちが写真におさまっており、写真上には「昭和◯年三月 土居校卒業記念」の文字が。

「これ、隷書で書いてあるんじゃないろうか?」

調べてみると、確かに「隷書」という書体で「五」を表しているようです。となると、昭和5(1930)年に撮影された写真ということになります。

この学校は、1941(昭和16)年に「森国民学校初等科」となったそう。場所は現在の青木幹勇記念館。

今から95年前のこの写真。写っている誰かの子孫が、今も土佐町にいるかもしれません。どなたか、見覚えのある方はいませんか?

 

 

明日5月15日まで!昭和レトロ百年祭、開催中!!

土佐町合併70周年を記念して、5月9日から15日まで、旧森小学校(青木幹勇記念館)で「昭和レトロ百年祭」が開催中です。

今回紹介した写真のように、昭和の懐かしい写真や生活雑貨、懐かしの電気製品やファッションの数々が勢揃い!昔の新聞や雑誌も。

懐かしさが込み上げてくること、うけあいです!

明日までなので、まだ行っていない方はぜひお出かけください。

土佐町合併70周年記念 「昭和レトロ百年祭」

日時:2025年5月9日〜15日 10:00~16:00
場所:旧森小学校(青木幹勇記念館)入場無料

 

みんなのアルバム

四国の水がめ、建設中

写っている人
  • 日時1970(昭和45)年頃

  • 場所早明浦ダム

  • 撮影者

  • 投稿者

1973年に完成した早明浦ダムは「四国の水がめ」と呼ばれ、貯めた水は四国四県に送られ、使われています。

この写真は、早明浦ダム建設中の1枚です。

写真を見せてくれたのは山中直秋さん。「当時は山で仕事をしていたので、山へ向かう道の途中、ダム建設の日々の変化を見ていた」と話してくれました。

時は1970年頃。「通りかかった時、撮影したもんじゃないかな」とのこと。

山間に現れているコンクリートが生々しいですね。

ダムができる前、ダム建設地には人の暮らす集落がありました。当時の様子を知る人は年々高齢化しています。とさちょうものがたりでは当時を知る人の話を残すべく、「さめうらを記す」と題し、記事にしています(執筆者は石原透さん)。ぜひこちらも読んでいただけたらうれしいです。

 

昭和レトロ百年祭、開催中!!

土佐町合併70周年を記念して、5月9日から15日まで、旧森小学校(青木幹勇記念館)で「昭和レトロ百年祭」が開催中です。

今回紹介した写真のように、昭和の懐かしい写真や生活雑貨、懐かしの電気製品やファッションの数々が勢揃い!昔の新聞や雑誌も。

懐かしさが込み上げてくること、うけあいです!

土佐町合併70周年記念 「昭和レトロ百年祭」

日時:2025年5月9日〜15日 10:00~16:00
場所:旧森小学校(青木幹勇記念館)入場無料

 

みんなのアルバム

晴れ着のふたり

写っている人
  • 日時1962(昭和37)年

  • 場所土佐町大谷地区

  • 撮影者

  • 投稿者

晴れ着を着て、ちょっとおすましして座る女の子。この二人、どこかで見たことがある…という人も多いのではないでしょうか?

左は、そう!青木幹勇記念館の田岡三代さん。当時10歳。右は三代さんの妹、当時7歳の西野内小代さん。

「一月一日の朝、晴れ着を着せてもらった時の写真。お正月には、母が必ず晴れ着を着せてくれて」「お正月でも近くの藤尾商店が雨戸を30センチくらい開けちょってくれて。お年玉をもらったら、駄菓子を買いに行くのが楽しみやったのよ」と小代さん。

お正月は子どもたちの方が早起き。新年のご馳走の準備で忙しく、まだ眠たいお母さんを起こして着せてもらったそうです。

 

写真を眺め、「あ、こんなこともあった」と小代さん。

家のすぐ近くに魚屋さんがあって、大晦日の日はお正月用のお刺身の皿鉢の配達に回って大忙し。大晦日の晩、「ちょっと魚屋さんにお刺身取りに行ってきて!」とお母さんに頼まれたことがあったそう。ちょうどその時、紅白歌合戦を見ている真っ最中で、「せっかく“ピンキーとキラーズ”が出てるのに!って思ったんよ」

小代さんは笑いながら、懐かしそうに話してくれました。

それはもしかしたら、どうということはない出来事だったのかもしれません。でも大抵、いつも懐かしく思い出すのは、こういった「普通の」ことだったりします。

1枚の写真が運んでくる思い出は、案外たくさんあるのです。

 

昭和レトロ百年祭、開催!!

土佐町合併70周年を記念して、本日5月9日から15日まで、旧森小学校(青木幹勇記念館)で「昭和レトロ百年祭」が開催されます。

今回紹介した写真のように、昭和の懐かしい写真や生活雑貨、懐かしの電気製品やファッションの数々が勢揃い!皆さま、ぜひお出かけください。

土佐町合併70周年記念 「昭和レトロ百年祭」

日時:2025年5月9日〜15日 10:00~16:00 *11日(日)は演芸大会、出店あります!
場所:旧森小学校(青木幹勇記念館)入場無料