2019年5月

土佐町のものさし

幸福度調査:長野静代さんに聞きました。

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土佐町役場の職員が町の皆さんに届けた幸福度調査の回答用紙やインターネットでの回答が、続々と返ってきています。

「私のところにも来たし、娘のところにも来た」「私のところには来んかった。答えたかったのに〜」などなど、色々な感想をいただいています。

 

町の皆さんは幸福度調査の質問をどんな風に考え、答えたのでしょうか?

とさちょうものがたり編集部は、以前皿鉢料理の作り方を教えていただいた土佐町地蔵寺地区の長野静代さんにお願いをして、土佐町ならではの質問にいくつか答えていただきました。ご本人の了解を得て、長野さんがどんな風に答えたのか、ここで紹介したいと思います。

長野さんは、質問文を読み、じっくり考えて答えてくれました。

 

 

これはブータンの幸福度調査を元に作られた質問です。土佐町で昔から引き継がれてきた技や手仕事の数々が並びます。

「地元料理…、うーん、“少しできる”、かねえ」
「え?長野さん、“少し”ではないでしょう?」と思わず言ってしまった編集部。

長野さんの作る「さば寿司」は本当に美味しいと、土佐町の多くの人が知っています。他にもゼンマイの煮物や季節の野菜の天ぷら…。40年以上、地元の食材を使って美味しいものを作り続けてきた長野さんの技は「少しできる」どころではありませんが、このような質問の形になると謙遜して答えてしまうのかもしれません。

 

「米作り…、昔、私一人で6反(約60a)作っちょったよ。草刈りするのが大変でねえ」

「野菜作り…、私は野菜づくりが大好きでね。間があったら畑するの好き。畑がすいちょったら植えたいしね」

「縄ない・わらじ作り…、わらじは子どもの頃からよく作ったねえ。昔は今みたいに何でも買えなかったから、何でも作ったよ」

出てくる数々のエピソード。項目のひとつひとつがゆっくりと長野さんの持っている引き出しを開いていくようでした。重ねてきた記憶がしまわれているその引き出しは実に深く、ゆたかです。

 

 

長野さんの答えは「3」。長野さんのお母さんも色々作る方だったそうです。その背中を見て育った長野さんは、8歳の頃から自分のお弁当を作ったり家のお手伝いは何でもしていたそうです。「粟や稗、麦を育てて、ひえばっかりのご飯を炊いてね、お弁当箱からボロボロこぼれてね…」と長野さん。

 

 

こちらもブータンの質問を元に作られています。

「幸せよねえ、今は本当に。自分は自然の一部だなあと思う。そうねえ、今は豊富に何でもあるから、幸せに生活させてもらいゆうと思います」

長野さんのその言葉には、言葉として語られないこと、長野さんが重ねてきただろう実感が込められていました。

 

 

 

「イノシシ、シカ、アメゴ、アユ…、ハエ、イタドリ、タケノコ、ゼンマイ、ワラビ、ふきのとう(以前長野さんは皿鉢料理の一品として、ふきのとうの天ぷらの作り方を教えてくれました)。ふき、コシアブラ、しおり、せり、クレソン、よもぎ、アケビ、キイチゴ、ヤマモモ、山栗。クワノミは最近は食べんねえ。」

 

 

「山のごちそう」にたくさんの丸がつきました。

 

 

 

長野さんは「5」に丸をつけました。

「毎日ばあ、家で作ったものを食べゆう。野菜も全部作ってるからね。間があったら畑するの好き。畑がすいちょったら植えたいしね。今はジャガイモもどっさりあるし、ニンニクも太い玉になっちゅう。玉ねぎも作っちゅうしね。夏野菜のなす、かぼちゃ、トマトも植えちゅう。ナスは家で作ったのを焼いて食べたら美味しいがね。次に何を植えようかなあって考えるのが楽しみ。」

 

長野さんは裏の畑を案内してくれました。

じゃがいもの花が咲いていました。「もう食べられるよ」と長野さん。

 

 

ねぎ、キャベツ、ニンニク、玉ねぎ、赤玉ねぎ、夏大根…。長野さんの毎日の食卓はこの畑からうまれます。

「持っていきや」と畑から抜いてくれた玉ねぎとにんにく。

 

土が近くにあり、自分で作ったお米や野菜を自分で料理して食べる。そのことをあたりまえのように感じる人は土佐町では多いかもしれません。でもそれは本当に「あたりまえ」なのでしょうか?

 

「本物の幸福…。そうねえ、健康で美味しいものをずっと作れるのが一番しあわせ。健康が第一。美味しいものを作ってみんなに喜んでもらうのが、私はしあわせ。」

長野さんはこう言って、そっと笑いました。

 

月に2回、土佐町社会福祉協議会が毎月各地域で開いている「あったかふれあいセンター」へ、長野さんは料理を作りに行っているそうです。みんなで「来月は何にしようか?」と食事のメニューやおやつを考えるのが楽しみなのだそう。

「いつまでできるかなあと、そればかり考えてる」と長野さんは言います。

「仕事はすればなんぼでもありますね。果てがない。それが生きがい。」

 

長野さんのお店には毎日のように色々な人が集います。田んぼの仕事が終わって午後から来る人。コーヒーを飲みに来る人…。そのことを長野さんはとてもうれしそうに話してくれました。長野さんの心に浮かぶ人たちの姿がすぐそばに見えるようでした。

 

 

 


 

 

土佐町の人たちの幸福度調査アンケートは、これから高知大学の協力も得て集計に入ります。

アンケートの結果は「土佐町のものさし」でまたご報告します!

 

 

*長野さんのことを書いた記事はこちらです。

40年目の扉

*長野さんに教えていただいた「さば寿司」「皿鉢料理」の作り方はこちらです。

皿鉢料理 その2 さば寿司

皿鉢料理 その10 盛りつけ

 

 

*アンケート内容に興味のある方は、ぜひこちらからご覧ください。

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私の一冊

石川拓也

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「なぜ人と人は支え合うのか」 渡辺一史 筑摩書房

土佐町のロゴを作ってくれたデザイナーであり友人である品川美歩さんが薦めてくれた一冊。

著者は「こんな夜更けにバナナかよ」という本で障がい者介護の現実を描いた渡辺一史さん。その渡辺さんが、2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件後の障がい者を取り巻く現実を書いた一冊です。ちなみに「こんな夜更けにバナナかよ」は大泉洋主演で映画化されています。

この本で主に書かれているのは、いわゆるステレオタイプや聖人君子的なイメージに縛られた障がい者像ではなく、個性が強く周りとのぶつかり合いも辞さない障がい者の面々。

筋ジストロフィーなどの病気により、24時間の介護が必要な人たちが、自身の自立(「自立」というのは本書では「自分の意思で決定できること」と定義されています)を勝ち取っていく様を数多く紹介しています。

障がい者だからどうこう言う前に、人としてかっこいい人たち。そんな人たちが何十年もの間、社会と戦って権利を勝ち取り、現実を変えた例が多く出てきます。

一例として、70年代には車椅子の障がい者はバスに乗るな、電車にも乗るなという風潮がある中で、そんな現実と戦って変えてきたのは他ならぬ障がい者たち自身だったこと。

その戦いがあればこそ、現在ではノンステップバスが普通のことになっていますし、「車椅子は電車に乗るな」なんてことは口にしただけで常識を疑われる世の中になっています。

長くなってしまって恐縮ですが、もう一つ著者が終盤あたりで触れた言葉「私たちはポスト制度化の時代を生きている」。

これは全てにおいて言えることですが、例えば先のバスの例で言うように、戦って新しい制度(システム)を勝ち得た世代というのは本質的に物事の全体像がよく見えている。

対して、その後の制度の中で育った世代というのは、蛇口をひねれば水が出るように、制度があることを当たり前として捉えて本質や全体が見えにくくなっている。つまり、より本質に届きにくくなっている。

「ポスト制度化の時代を生きている」私たちは、想像力を使って制度やシステムを解体しながら前進していく術を磨く必要があるかもしれません。

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こずえです。

 

私の家はごく一般的な田舎の家庭でしたが前回のお話の頃までは幸せな日々を過ごしておりました。

それがある日を境にその幸せが一変します。

 

平成20年4月12日。

母、和子が亡くなったのです。享年69歳でした。

元々膠原病(リュウマチの一種の難病)を患っていたのですがそれでも農作業を休む事が無く、今思うと相当無理をしていたんだと思います。

 

父、義雄も母の死からほどなくして床に伏せるようになりました。
病院で肺ガンと診断されました。

病気のせいもあると思いますが、母の死が相当ショックだったのがそばで観ていて分かるほど父は日に日に元気が無くなってしまいました。

 

私は平成22年7月に当時住んでいた高知市のアパートから住所を土佐町の実家に移し、父の介護をしながら高知市内に通いで仕事に行く事にしました。ちょうど前夫と離婚が成立したあとで、生活のために働かなければならなかったのです。

そしてブドウ園の仕事も市内の仕事の合間にやっていかなければなりませんでした。どうしても農作業に手が回らない時は友人にアルバイトに来てもらってしのいでいました。

家で一人っきりの父の事も心配でその時はそうするしか手立てが無かったのです。

 

しかし、平成23年12月22日。

介護の甲斐もなく父、義雄も他界してしまいました。享年77歳。

まさに母のあとを追うようでした。

 

3年足らずの間に両親がいなくなってしまい、大きな実家とブドウ園には私一人になってしまいました。

姉二人がいますがどちらも嫁いでいるので必然的に私が後を継ぐ事になったのです。

 

父母が居なくなってあらためて感じます。

本当に素晴らしい両親でした。

愛情に溢れて争いを好まず、好き勝手な事をしてましたが地域のたくさんの人に慕われ、家庭でも家の外でも裏表なく温厚な、そんな父が私は大好きでした。

そして、その父をいつも影で支えて家の仕事、農作業を黙々とこなしながら私たち3人娘を育ててくれた母を誇りに思います。

 

 

大好きな両親が愛情いっぱいに育てた葡萄の木。
これから私が守っていきますね。

どうか天国でも一緒に仲良く暮らしてください。

 

お父さん、お母さん、本当にありがとう。。

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私の一冊

西野内小代

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「日銀を知れば経済がわかる」 池上彰 平凡社新書

日本の高度成長期に育ち、バブルの狂騒曲に翻弄され、バブル崩壊後の不景気を肌で感じ、その後の激変を目の当たりにしてきました。

物体としては見えない「景気」って何?そんな素朴な疑問に答えを見いだせればと思い読み始めました。

難しい用語も著者の池上彰さんが簡単な言葉で解説してくれているので、ストレートに頭に入ってきます。

経済の輪郭がボヤッとみえてきます。

西野内小代

 

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早明浦ダムのほとりに建つ、新しくなったさめうら荘。受付の隣にあるショップで、とさちょうものがたりの商品の販売が始まりました!

入り口を入ってすぐ、土佐町のオリジナルTシャツ・ミミズクが風にゆらゆら揺れています。

 

 

 

現在販売しているのは…、

とさちょうものがたりZINE

とさちょうオリジナルトートバック

・とさちょうオリジナルTシャツ(背中には今年の土佐町ポロシャツのミミズク。表の裾にはとさちょうものがたりの小さなロゴが入っています)

西村ユウキCD「Live  in  土佐町」

 

 

「どこで販売していますか?」というお問い合わせを今まで何度もいただいていました。

ZINEを販売をしているところは高知市内や県外の本屋さんなどいくつかあるのですが(またあらためてご紹介します)、土佐町内では初めでです。

ぜひ、のぞいてみてくださいね!

 

*さめうら荘はこちら

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私の一冊

藤田純子

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「絵本からうまれたおいしいレシピ」 きむらかよ 宝島社

お菓子づくりをあまりしないので、この本は眺めて楽しみます。

子どもたちが小さい頃はおやつをたくさん作ったものだけど、この頃は体にやさしい手作りのお菓子が手に入りやすいので、もっぱら時々買っています。

・「バムとケロのにちようび」のドーナツ
・「ちびくろさんぼ」のホットケーキ
・「長くつしたのピッピ」のジンジャークッキー
・「ももたろう」のきびだんご
・「赤毛のアン」のレモンパイのタフィー
・「ハイジ」の黒パン・白パン

など、みんなが知っている25冊の絵本の中に出てくるおいしいおやつレシピです。

甘い香りを想像し、よだれが出そう(笑)

藤田純子

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2019 Apr.

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立割

 

立割での春の夕暮れ。

日本屈指のあか牛生産地である土佐町。立割にも牛舎がたくさんあります。

この季節、牛舎には必ずツバメの巣がいくつもあり、ひな鳥がピヨピヨとエサを求めて鳴いています。

写真はひなにエサを与えて、また飛び立つ親鳥。春の土佐町の風景。

 

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私の一冊

藤田英輔

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「少年忍者部隊 月光」 吉田竜夫と竜の子プロダクション 朝日ソノラマ (昭和43年7月初版発行)

【忍者忍術シリーズ第2弾】

忍術と科学技術を駆使し、過酷な状況に挑む少年たちで組織され、「拳銃は最後の武器だ!」のセリフで知られた忍者部隊の戦いの物語である。

ページ欄外にある忍法◯◯◯等の解説を読むと、理論上納得できることばかりで科学的なのである。武器(敵を倒す、自分を守る)にしても、それぞれが理にかなったものであり、使うことにも長けている。

しかし、常時それらを持ち歩くとなると相当な重量と嵩になりそう。手裏剣類は敵に対し投げた後にはもちろん!回収したのであろう。

甲賀流・伊賀流の忍法を使い、科学の全てを学んだ少年たち!憧れないはずはないですね。少年たちよ、覚悟を持って読んでみてね。明日の夜明け時分には、棒を背中にさし、何かを投げたり飛び越えたり走り抜けたりしています。修業の道へと入ります。

部隊のメンバーは月光を筆頭に10人まで解るんですが…。

(1963年(昭和38年)週刊少年キング連載)

藤田英輔

 

*【忍者忍術シリーズ第1弾】はこちら

第1弾内にある「問い①」の答え→釘抜きに使う(打ち込んだ釘にどうやって引っかけるか?→尖った部分で掘り起こして穴にかけて抜く)

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山の手しごと

ギボウシの収穫

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4月中旬、土佐町の平石地区を車で走っていると、道脇の斜面に這いつくばるように何かを収穫している人がいました。

その人は近藤雅伸さん。

「この葉の正式な学名はギボウシ。このあたりでは「きしな」というし、田井(土佐町の中心地)のあたりでは「いそな」というのよ。
 じけ(あく)もないきね、軽くぬめりがあるけんど、さっとゆがいておひたしにしたり。生姜入れたり、揚げ(油揚げ)を入れてもかまんきね、炒めても食べられるし。」

 

 

「ある程度まばらにとって残していくわけよ。おっきい方が美味しい。なるたけ元(根元)をとって。ゆがいたら量が減るきね。
これからずっと先、夏になって葉がかとうなるき、その時は葉は取って、茎は湯がいておひたしにして食べる。茎は真夏でもかとうならん。鰹節をかけたり、ほうれん草と同じように食べられるよ。」

 

「こうやって残しちょいちゃったら またおんなじ量が生えるきね。ここら辺一帯、株があるき。
 時期的に寒いとことあったかいとことあったら、だんだんに出るきね、あっちこっち取りに行ったらいい。
 ちっさい時に採って塩漬けにしても置ける。水につけて塩抜きして、そのままの形で煮物にしたり炒めたり。いろんな食べ方があるきね。」

 

食べてみて!と近藤さんが差し出してくれた。

近藤さんは言いました。

「昔の人の知恵はすごいね。昔はものがない時分やきね、ここら辺にあるもんをとって食べるしか方法がないんよね。今から先が一番お金がいらんときよ、いろんなものが出てくるきね。」

土佐町は今、ゼンマイ、わらび、イタドリ、たらの芽…、山の恵みの収穫に大忙しの季節です。

 

この日、近藤さんは稲の苗を育てる苗床を作る仕事をしていた合間に「ちょっと採っておこう」と、ギボウシを収穫していたそうです。スーパーに行かずとも、目の前の山を見渡して今日のおかずの材料を見つけることができるのです。ちょっとした合間にちょっと収穫しておく。それは、その人の心のあり方にもつながっているような気がします。

「りぐった言葉ではよう言わんけんどよ、気安うに何でも言うてもろうたら!」と近藤さんは見送ってくれました。

 

 

その日の夜、近藤さんが教えてくれたように、おひたしにしていただきました。

ギボウシのおひたし

【材料】ギボウシ・かつお節・しょうゆ

①ギボウシを洗って、さっと湯がく。

②食べやすい大きさに切り、かつお節や海苔をふりかけ、しょうゆを加えて和える。千切りした生姜を入れても美味しい。

 

くせがなくてとても美味しい!色々工夫ができそうです。

 

この日、家に帰る道の途中に気づきました。
この「ギボウシ」、なんと私の家の近くにも生えていたのです!

今日は緑の野菜がないなあという時に重宝することになりそうです。

 

 

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私の一冊

藤原美穂

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「宙ノ名前」 林完次 光琳社出版

 

日本には、昔からのその物を表現する、美しい名前がある。
色、四季、空、月、星などに関する物の名前、他にも色々あるだろうが、それらは独特の名前や言いまわしで、ある時は、詩情豊かに、ある時は日常生活にも寄り添って使われている。
この本は、その中の月に関する物で、天体写真と解説を読む事で、リラックスし至福の時間を持つ事が出来る。
音楽と共に読みたい本なのである。

藤原美穂

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