あけましておめでとうございます。
とさちょうものがたりから新年のご挨拶をお届けします。
当ウェブサイト「とさちょうものがたり」は2017年6月にスタートしました。
ちょうど6ヶ月が経ったことになります。
旧年中には土佐町内外から多くの読者のみなさまに訪れていただき、また暖かな励ましや手助けもたくさんいただきました。改めて熱く温冷…じゃなかった、厚く御礼申し上げます。
先にも書いたように、とさちょうものがたりは生後わずか6ヶ月のメディアです。
まだよちよち歩きの赤ん坊のような状態ですが、とさちょうものがたりが伝えていきたいこと(=私たちが感じる土佐町という場所の魅力)は日を追うごとにはっきりとした輪郭を伴ってきている感覚があります。
上の写真は土佐町のとある農家さんのお庭で撮影したものです。
そこに流れるのは天然の山水。ですので24時間流しっぱなしです。
溜まりにはいつでもきれいな水があふれ、畑で採れた季節の野菜がプカプカと浮いています。私たちが訪れるときには「お昼はこれ食べよう」と溜まりから野菜を持ってきて台所で料理をして、美味しい昼食をご馳走になったりします。
とさちょうものがたりを通して、私たちが伝えたいことの一端がここにあります。
長い年月を経て先人が作り上げ、磨き、現在に至るまでこの地の人々が守ってきた美しさ。慎ましさを忘れない人間の暮らしが、自然の掌の中に優しく包まれているような感覚。
ここには言葉や写真ではなかなか伝わりにくい美しさがあります。
ふわふわもやもやとして、なかなか捉えどころがなく、「美しい」としか言いようがないもの。
とさちょうものがたりはこの伝えにくい「美しさ」を、できるだけそのままの形でみなさまのところへお届けしたいと思い日々発信しているメディアです。
時には上手に伝わったり、逆に伝わらなかったり、いろいろなことが今年も起こる予感はもうすでにありますが、昨年に引き続き、みなさま楽しくお付き合いいただければ幸いに思います。
2018年元旦