毎週水曜日に、石原の体育館でやっている中国の伝統武術・呉氏開門八極拳(※以降「八極拳」と記載)に通い始めて2年くらいになる。
東京にいるころに、古武道教室となぎなたに通っていたが、
まさか移住してきて土佐町でまた武術と縁ができると思っていなかった。
空手も一度挑戦してみたが、冬に体育館で裸足になるのが辛そうだったのと、
筋トレが辛くて断念した。
空手を習っている人達は、冬も裸足で毎週通っていて、本当にすごいと思う。
日本の「~道」の、礼儀作法や精神性は、すごく素敵で奥深いのだと思うが、
私はまだそれを理解できるに至っていない。
土佐町に来てから一度、知り合いの紹介で茶道教室へ体験に行ったことがある。
なるほど、先生はお年を召されているにもかかわらず、
つやつやしていてたいへんオーラがあって美しかった。
しかし、いざはじまると、ずっと正座していなければならない。足がしびれてくる。
こっちは足がしびれているのに、お茶を入れる生徒さんはのんびり作法をやっている。
しかも、作法をところどころ忘れているので「あれっ、どうだったっけ!」となっている。
なんでもいいから、早くお茶をいれてくれ、おいしいお茶が飲みたいのにーーーーー!!
と心の中で叫び続けて、やっとの想いでお茶にたどり着けたと思ったら、
お茶の量が少ない。しかも、あんまりおいしくない。
どうせ抹茶なら、抹茶スイーツが食べたい!!二度と茶道はやらない!!!
と固く心に誓った。
茶席が違えばまた違ったのかもしれない。
一方、中国茶/台湾茶は、作法がかっちりと決まっているわけではない。
作法も大切だが、お茶のおいしさや香りを味わうことに重きがおかれているところがいい。
実際、お茶のバリエーションも幅広く、お茶がとってもおいしいのだ。
中国・台湾のお茶市場はとってもアツく、農家さんは腕によりをかけてお茶をつくる。重労働で繊細さを要する仕事だ。
すごい茶農家さんは、1年のうち、3か月働けばその年は暮らしていけるそうだ。
長々と前段を書いたが、
こういった自分の気質もあって、中国拳法の八極拳に行きついたのかもしれない、
ということが言いたかった。
大事なところはおさえつつ、変に堅苦しくない空気がわたしは好きだ。
さて、八極拳では身体の使い方を丁寧に教えてもらいながら、型の稽古をやる。
型の順序はだいたい覚えたのだが、型をちゃんと八極拳にするのが難しい。
動きの順序はあっているはずなのに、自分の動画を見ると、ダンスか体操になっているのだ😲
実は去年、
「わたし、このまま八極拳をやっていって本当に上達するのだろうか、、、なんか根本的に違う気がする….」
とつらくなって、しばらく練習を休んだこともあった。
そのままやっていった先に上達している未来が見えなかったのだ。
しかも、年に1回?あるらしい全国大会に一度出てみたかったので、
「大会に出たいです~!」
とへらへら言っていたら、
自分の実力と大会までの道のりが遠すぎて、気持ちがふさがった。
大会は、はっきりした理由があるわけではないが、なんとなく興味がある。
YouTubeで大会の動画をみて、
あんな広い体育館で、きれいな表演服を着て、型の演舞をするってどんな感じなんだろう?
と好奇心がわいたのだ。
目標があるというのもかっこいい。
しかし、一向に上手くならないことに加え、
力も弱いし、人と殴り合うのも怖いし、畑仕事でさえすぐにヘバるわたし、、、
武術なんて全く向いてないのかもしれない、、、とあきらめの気持ちがあった。
ところが、やはりまたやってみよう、と気持ちがわいてきて、
今年の5月末からまた通いはじめた。
再開してから、なんだかんだマイペースに毎日自主練している。
休む前は、自主練するのが結構苦痛だったのだが、
再開してからは楽しく練習できるようになった。
しかも、あんなに昔つっぱって痛かった前腿と股関節が、ゆるめられるようになってきた!
練習したところがちょっとずつ身体に反映されるようになってきた!
これがとっても嬉しい。
韓国舞踊とセットで練習すると、なんだか相乗効果が出ている気がする。
ともに、先生方がいつも、芯をついたアドバイスをしてくれるおかげである。
昔から、先生に恵まれる運はある。
土佐町に来てからも、素晴らしい先生達に巡り合えたのが、わたしの財産だと思う。
型の1個1個の動きにそれぞれ意味があって、
それをしっかりおさえて練習するから、
ダンスや体操ではなく力の出る動きになるのだというのも、学んだ。
加えて、これだけ難しいことに取り組めるってとっても幸せなことなんじゃないかな、と思うようになった。
型と、ずーっとそれに取り組んできた先生がいるからこそ、それを通して自分を深めていけるし、わたしはその過程がけっこう好きということに気が付いた。
そうしたら、力が弱くて武術に向いていないことも逆にポジティブに捉えられるようになった。
こんな力が弱いわたしでさえ、ちゃんと力が出る動きができるようになったら、
めっちゃすごくない!?かっこよくない?
ということで、今のところは、
先生を信じて自分を信じて、日々たのしく練習していこうと、前向きだ(笑)
大会も、いつか上達してきたら出てみたいと思う。
また、
あたらしい靴とチャイナ服のような練習服(太極拳ウェア)を買ったので、
それを着ていくのが楽しみだ。
やはり女子なので、Tシャツ・スウェットだった練習着が、かわいい太極拳ウェアになった、というだけでテンション上がるのだ。
ここは、どれだけミーハーでチャラついていると言われようと、譲れない!
しかも、民族風の衣装だけは絶対似合う、という謎の自信を持っているので(笑)、
かわいい私服を着るよりも俄然テンションが上がる。
太極拳ウェアを着て、動いても美しく見えるようになったら最高だ!
最近はそれを楽しみに練習している。
ただ、一つ懸念があって、
太極拳ウェアはピンクなのに、靴はターコイズブルーを買ったこと!
どう考えても色が喧嘩する。
靴選びのときに、一瞬それが頭によぎり、ピンクの靴にしようか悩んだが、
ターコイズブルーが好きなのでターコイズブルーにした。
まだ合わせていないので、どんなコーデになるか未知だが、逆に楽しみだ。




