「日日是好日」 森下典子 新潮文庫
雨の日のお稽古日、お茶室にかかってある掛け軸に、「聴雨」(…雨を聴く)という文字が書かれてあった。
雨の日は、雨を聴く。
雪の日は、雪を見る。
夏には、暑さを。
冬には、身の切れるような寒さを味わう。
・・・どんな日も、その日を思う存分味わう。
お茶とは、そういう「生き方」なのだ。
「日日是好日」(毎日がよい日)
お茶を習い始めて二十五年の著者が、「お茶」を通じて会得した「心」が書かれています。
田岡三代
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