4001プロジェクト

“4,001”

土佐町の現在の人口です。(2017年6月末時点・土佐町公式サイトによる)

注:土佐町の総人口が3,997人(2017年4月末時点)から4,001人(6月末時点)に増加したことに伴い、当プロジェクト名も「4,001プロジェクト」に変更になりました。

“4,001プロジェクト”は土佐町に住む人々を、全員もれなく、写真家の石川拓也が撮影する計画。

念のため書いておくと、「全員もれなく」…あくまで目標です。

土佐町の人口の増減によって、タイトルもたまに変わります。  (敬称略・撮れたときに不定期更新)

4001プロジェクト

澤田しのぶ

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しのぶさんは、土佐町が誇る銘酒、桂月の女将的存在の人です。

桂月の創業者の直系。そして2頭のゴールデン・レトリバーと暮らす大の犬好き・動物好き。

「私の一冊」に登場していただいた時も、愛読書は動物の本や写真集でした。

2017年6月、インド仏教指導者である佐々井秀嶺さんが土佐町を訪れた際には、しのぶさんにいただいた鮎をご一行に食してもらいました。佐々井さん、とても美味そうに鮎を丸かじりしていました。

とさちょうものがたり、しのぶさんに陰に陽にとてもお世話になっています。

土佐町に数人いる、僕が全く頭の上がらない人、のうちの一人です。

 

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4001プロジェクト

筒井政利・重子 (地蔵寺)

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地蔵寺の筒井さんご夫妻。

川沿いの日当たりの良いお家に住む、とても穏やかで仲の良いご夫婦です。

夫の政利さんは、15才で志願して海軍の海兵となり、軍艦の乗組員でした。

3度目の航海。フィリピン沖で米軍の爆撃を受け、負傷し意識を失い、気がついたらマニラの病院のベッドに横たわっていたそうです。

右頬に重傷を受け、命からがら日本に搬送された後も長い入院生活。

高知に帰ってきても手術を繰り返し、なにかとご苦労が絶えなかったそうです。すれ違いざまに顔の傷を笑われたこともあったとか。

 

この撮影の日は、春の訪れを告げるようなぽかぽかと暖かい日差し。

おやつにミカン、まんじゅう、熱いお茶。夫婦仲良く2ショット。

あのとき軍艦の甲板で燃えさかる爆撃に怯えていた少年に、今日のこの穏やかな日常を伝えてあげたくなりました。

 

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大原哲男 (桂月)

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土佐町の誇る日本酒「桂月」。

土佐町に来たら誰しもが飲むと言っても過言ではありません。金杯・銀杯・生原酒・ゆず酒・それから世界に名が響く発泡日本酒「匠(じょん)」まで多彩なお酒が揃っていて、見るだけでも得も言われぬ幸せな気分に浸れます。

その桂月の杜氏さんがこの方、大原哲男さん。

写真でも伝わるでしょうか?まさしく「職人」の雰囲気を纏ったまさにこの人が、桂月の味を作っています。

次から桂月を口にするときは大原さんのお顔が頭に浮かぶことでしょう。

 

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西峯千枝

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西峯千枝さんは、とさちょうものがたりの新連載「ほのぼのと」でも素敵な文章を書いてくれました。

「ほのぼのと」、同世代の女性5人がリレーで書いているエッセイです。その時代にこの土佐町で生まれ育った人にしか書けないような話ばかり。千枝さんのお話に限らず、こういったこの町ならではのストーリーを、ゆっくり丁寧に残していくことが大切だと考えています。

むかし遊び

 

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氏次京子 (和田)

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雪が降った翌日、土佐町の中でも山深い和田を車で走った。

湾曲する白い山道の前方から、歩く人影が近づいてくる。

車が立ち往生?遭難?救助?

その割には颯爽とした歩き姿。そして身にまとう空気は軽く楽しそう。

「どこまで行きますか?」「和田小学校まで。集まりがあってね。」

「乗せて行こうか?」「いやいや、すぐそこやし、歩くの楽しいから!」

そうして僕らはすれちがい反対方向へ。

1時間後、和田の奥で用事を済ませた僕は、来た道を戻る。

前方からはさっきと同じ歩く人影が。

「集まりが雪でなくなってね」「乗せて行こうか?」

「いやいや、歩くの楽しいから!」

風と共に去りぬ、は京子さんのこと。

 

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川村房子

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今回は、川村房子さん。
とさちょうものがたりでは「ほのぼのと」というタイトルの新連載が始まりました。

昭和30年代生まれ、生まれも育ちも土佐町で、幼少期から仲良しで一緒にいることの多かった女性4人(今のところ)のリレーエッセイ連載です。

房子さんは「おじゃみ」という遊びのことを土佐弁の語り口で書いてくれました。これがまた面白い。次のお話も楽しみです。

おじゃみ

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田岡三代

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今回は、青木幹勇記念館にお勤めの田岡三代さん。

生まれも育ちも土佐町、生粋の土佐町っこ(?)である三代さんは、平日の午後には青木幹勇記念館にいます。

とさちょうものがたりが下田昌克さんのアート展を開催したときなどはかなりお世話になりました。いつでもニコニコと温かいコーヒーを淹れてくれる、そのニコニコにもコーヒーにもだいぶ助けられています。

三代さんと同世代のお仲間でリレーエッセイの連載も始まりました。
ほのぼのと
こちらも、ここで育った人にしか書けないようなことばかり。ぜひ覗いてみてください。

*青木幹勇は、土佐町出身の教育家・作家・俳人です。

 

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谷泰久・あゆみ・春尚・こなつ (田井)

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今回は田井の谷さんファミリー。お父さんのやっちゃんは休みの日にはよくこの場所(おこぜハウスの前)にいる。

ラジカセで音楽をかけながら、スケボーの練習をしている。いつも楽しそう。

この撮影の日は、家族みんなで来てもらうようお願いした。家族みんなが楽しそう。

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筒井順一郎

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順一郎さんは、芥川という山深い地域に住んでいる。田んぼと、合鴨と、アメゴの養殖と、櫁(シキビ)の栽培と、杉の植林と、木材の加工をやっている。
僕が知らないだけでもっといろいろなことをしているはず。

つまり山の人。

たいていのものは自分で作り、自分で育て、自分で生きる。

山の人は山の掌の上で生きる術を知っている。

 

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4001プロジェクト

竹政晃汰・実咲・祐汰

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今回は、土佐町の南川(みながわ)という山の地区に住む竹政さんちの3兄妹(晃汰くん・実咲ちゃん・祐汰くん)です。

南川より少し山の奥にある地区が黒丸。毎朝6時50分(ころ)に黒丸を出発するバスは、その下の南川でこの3人を乗せ、50分ほどかけて町の学校へと運びます。

無理を言って早朝のバスが来る前に撮影させてもらったのがこの一枚。
この写真の2分後、バス到着。7時10分のこと。

 
 

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