2020年10月

図らずもTPP。あっちのTPPではありません。

土佐町在住の写真家、石川拓也がひと月に1枚のポストカードを作るプロジェクト。

2016年11月から始まり、たまに遅れたりもしながら、いちおう、今のところ、毎月1枚発表しています。

各ポストカードは土佐町役場の玄関と道の駅さめうらにて無料で配布しています。

写真:石川拓也 宛名面デザイン:品川美歩

土佐町ポストカードプロジェクト

2020 Sept.

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前回と連続して、さめうら湖畔の写真です。

ある秋の朝。鏡面のような湖。気温も落ちてきて半袖では肌寒く感じる季節。

上吉野川橋の上からの眺めです。

ここで写真を何度撮っただろうと思いながらシャッターを押しました。

来るたびに全然違った風景を見せてくれる場所なのです。

 

 

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「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、高知県嶺北地域の3つの障がい者支援施設と「とさちょうものがたり」編集部が一緒に作ったカレンダーです。

とさちょうものがたりが取り組む「シルクスクリーン」を通してご縁ができた3施設「どんぐり(土佐町)・本山育成会しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)」のメンバーさんたちが数字を描きました。

 

最終的に表紙はこのようになりました!

 

もう間も無く完成です!

「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、印刷の職人さんたちの厳密な校正作業を経て、印刷本番の工程に入っています。

印刷を担当していただいている高知市の弘文印刷さんにお邪魔して、工程の一部を見学してきました。

 

 

弘文印刷さんの作業場です。巨大なオフセット印刷機からジャカジャカ印刷物が生み出されます。

山が4つあるのが見えますが、4色で刷る際にはこれが4つともフル稼働。今回のカレンダーの場合は2色刷りですので、2つの山を稼働させます。

 

 

この山は黒インクを刷る山です。そこに黒のための版を設置しています。神経を使う丁寧な作業が続きます。

 

テスト印刷して、設定がおかしくないことを確認したらあとはジャカジャカ刷っていきます。その模様が以下。3施設のみんなが作った数字がこうして来年のカレンダーになっていきます。

 

 

発売は11月初旬から!

まだ正確な日程は決まっていませんが、これを書いている10/19の午後には全ての印刷が完了しているはずです。あとは裁断と製本を残すのみとなりました。

発売の際にはもちろんこのウェブサイトでご報告します!ぜひ楽しみにしていてください!

 

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4001プロジェクト

伊藤あおい・中村久美子・伊藤歳美・田岡マリア・ジェーン (与作)

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左から 伊藤あおい 中村久美子 伊藤歳美 田岡マリア・ジェーン

 

国道439号沿いにある「道の駅土佐さめうら」にあるレストラン「与作」。

訪れる人々の胃袋をがっつり掴んでいる名店です。

今日のこの写真は、与作で働く4人の女性陣。左から伊藤あおいさん、中村久美子さん、伊藤歳美さん、田岡マリア・ジェーンさん。いつも仲良さげに働いている姿が印象的です。

ちなみに私(石川)、この3年ほど与作を訪れるたびにカツカレーを頼んでいます。(どうでもいい情報でした笑)

 

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くだらな土佐弁辞典

おり

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おり

【名詞】 意味:時

例文① 話しゆうおりに(話している時に)

例文② オリが降りゆうおりに (オリックスが降りる時に)

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私の一冊

浪越美恵

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「面倒だからしよう」 渡辺和子 幻冬舎

本は好きなのですが、ほとんど読み飛ばしです。そんな私が二度読んだのが、渡辺和子さんの「面倒だからしよう」でした。ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の第二弾だそうです。

渡辺和子さんはキリスト教カトリック修道女で、長い間ノートルダム清心学園の学長や理事長をした人で、昭和の二・二六事件で殺された渡辺錠太郎の娘とありました。

内容で心に残った言葉が「不機嫌な顔をしてダイオキシンをまき散らしてはならない」でした。確かにどんな時でも、笑顔を忘れないことはむずかしいですが、この言葉は強烈でした。

 

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「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、高知県嶺北地域の3つの障がい者支援施設と「とさちょうものがたり」編集部が一緒に作ったカレンダーです。

とさちょうものがたりが取り組む「シルクスクリーン」を通してご縁ができた3施設「どんぐり(土佐町)・本山育成会しゃくなげ(本山町)・ファースト(大豊町)」のメンバーさんたちが数字を描きました。

 

2021カレンダーTOKUBETUHEN 印刷中です!

 

もうすぐ完成!

「2021カレンダーTOKUBETUHEN」は、現在印刷の仕上げ段階に入っています!

印刷を担当していただくのは、高知の与力町にある弘文印刷さん。今日は、その弘文印刷さんの工場での本紙校正に立ち会ってきました。

本紙校正というのは、実際にカレンダーに使用する用紙にテスト印刷を行い、細かな色の指定を行っていく作業のことです。

 

弘文印刷さんでのひとコマ

上の紙と下の紙で、赤い部分が微妙に色が違います。

こういった微妙な差異をどう考えていくか? 職人さんと一緒に見せてもらいながら、必要ならこちらの要望も現場で伝えていきます。(とはいえ今回は完全に職人さんにお任せ状態でした)

 

こうして関係者の確認作業が無事終了したので、そのまま印刷に入っていただきます。

多少前後するかもしれませんが、予定では11月初旬から発売開始です!

 

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私の一冊

田岡三代

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「在来植物 高知嶺北 C・D・E・F・G」 山中直秋

やりました!

「やると言ったらやる」さすが山中直秋さんです。

前回は外来植物の本2冊を出しましたが、今回は地域の方のご要望もあり、「在来植物」の本、全部で5冊です。一冊1500円。

さっそく、待ちかねていた方々が購入しました。

植物を観る目の優しさ溢れる写真集。ほっと癒されます。

 

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コロナに負けるな

アメゴの販売、ありがとうございました!

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渓流の女王・アメゴ

川魚・アメゴの養殖を営む土佐町の「土佐アメゴ養殖」。新型コロナウィルスの影響で、地域のイベントやホテルからの注文が激減、出荷時期を迎えたアメゴが生簀で泳いでいる状態が続いていました。少しでも販売先を増やしたいとご相談をいただき、8月12日から9月末まで、とさちょうものがたりのネットショップでアメゴを販売しました。

多くの方からご注文をいただきました。

注文してくださった皆さま、興味を持ってくださった皆さま、本当にありがとうございました。

 

■アメゴの販売は終了しました!ありがとうございました!

とさちょうものがたりのネットショップで販売していた川魚・アメゴ。9月末でネットショップでの販売を終了しました。

アメゴを買ってください!

8月12日から9月末まで、ネットショップでは全部で19件のご注文をいただきました。購入してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

この売り上げは、ネットショップ決算手数料を除き、全額西村さんへ支払われました。

注文してくれた九州の方は「知人とのバーベキューでアメゴを焼いて食べました。“めっちゃ美味しい〜”と、とても喜んでもらえた」と連絡をくれました。

 

西村公己さん

先日、「土佐アメゴ養殖」の代表・西村公己さんにアメゴの売り上げを届けにいきました。

西村さんの話によると、とさちょうものがたりのネットショップでの販売記事を見て、直接購入に来た方もいたとのこと。「土佐町にこういう場所があることを初めて知った。また来たいです」と話していた人もいたそうです。

ネットショップでの販売数は19件。私たち編集部にもう少し販売能力があれば良かったのですが…。

でも、少しでもお役に立てたのであればうれしいです。

 

土佐アメゴ養殖  高知県土佐郡土佐町東石原162-1 Tel: 0887-83-0231  Fax: 0887-83-0232

 

ネットショップでの販売は終了しましたが、土佐アメゴ養殖場では引き続き販売を行っています。アメゴを食べてみたい!という方は、「土佐アメゴ養殖場」へ直接ご連絡をお願いします。

 

 

*アメゴの調理方法についてはこちら!

アメゴ寿司 1日目

アメゴの刺身

アメゴのひらき

 

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私の一冊

西野内小代

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「大君の通貨   幕末「円ドル」戦争 」 佐藤雅美 文藝春秋

第4回新田次郎文学賞受賞作品です。

幕末期に為替レートの関係で、日本の金が海外に大量流出したという事柄だけはうっすらと記憶にありましたが、詳しい事実は全く知識としてなく、歴史上の出来事として通過してきました。

日本が世界経済に対する無知さゆえに相手国の言いなりとなり、駐日総領事(ハリス)個人の利殖目的のために翻弄された為替レートのからくりが詳しく描かれています。

事実を正しく把握し適切に処理しようと動く人物は色々な思惑により排除され、金流出を食い止める最後の砦を失っていく過程が、歴史経済小説として目の前に展開していきます。

世界経済に無知な国民と侮られたかと思うと、非常に悔しい。

 

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とさちょうものづくり

版を洗う

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とさちょうものがたりが取り組んでいる事業のひとつ「シルクスクリーン」。その内容について、今まで何度も紹介してきました。

これまで紹介したきたのは、Tシャツやポロシャツなど、今作っているものや印刷している様子についてがほとんどだったと思います。

実は、シルクスクリーンは印刷する作業だけではありません。
どんな仕事やものごともそうであるように、それらを支えているのは目に見えない部分です。どうしても完成したものごとだけに光が当たりがちですが、その裏にはその舞台を支えている人たちや、舞台に上がるまでのいくつもの積み重ねが存在しています。その「一見見えない部分」が存在することは、シルクスクリーンでも同じです。

今回は、シルクスクリーンで印刷するために欠かせない「版」を洗う作業の様子をお伝えしたいと思います。

 

古布にペイントうすめ液をつけ、版を擦って洗います。強く擦ると版が破れてしまうので、力の入れ具合が大切です。

 

インクが厚くこびりついてしまっていて、なかなか落ちない…。古布にうすめ液をひたし、インクの上に置きながら、少しずつ落としていきます。
版を洗う作業はいつもは外で行いますが、この日は雨。室内で窓を開けて換気しながら行いました。

 

きれいになりました!

シルクスクリーンは版のきめ細やかさ、そして道具にも手入れが行き届いていることがとても重要です。本来は、作業が終わるごとに版を洗う方がいいのだと思いますが、なかなか追いつかず、しばらくしてから洗うことがほとんど…。これは今後の課題です!

一見さりげないメンテナンスを日々続けること。それがとても大切なのだと考えています。

 

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