2024年3月

 

 

山の人、町の人。先祖代々住む人、都会から越してきた人。猟師さん、農家さん、森の人、職人さん、商店さん、公務員…。

人口4,000人弱の土佐町にはいろいろな人がいて、いろいろな人生があります。

土佐町のいろいろな人々はどんな本を読んでいるのでしょうか?もしくは読んできたのでしょうか?

みなさんの好きな本、大切な本、誰かにおすすめしたい本を、かわりばんこに紹介してもらいます!

(敬称略・だいたい平日毎日お昼ごろ更新)

私の一冊

山門由佳

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「電車でめぐる富士山の旅」 甲斐みのり 株式会社ウェッジ

2024年の24は【フジ】とも読めることに気づいてしまいました。

今年40歳の節目を迎え、人生も折り返し地点か、、、なにか心に残るセレモニー的なことを…そうだ富士山に逢いたいかもしれない。山に囲まれ暮らしていると、日本一の富士山とは一体どんな大きさなんだろう。富士山に登りたいというよりも、富士山の大きさが知りたい、富士山を眺めながら暮らすまちはどんなものなのだろう? そんな4歳児のような素直な気持ちと疑問を40歳が抱きつつ、今年は富士山に逢いに行くことが目標です。

富士山のお膝元・静岡県富士宮市で生まれ育った著者が富士山の旅を提案するガイド的著書。

 

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4001プロジェクト

川田佐代子 (地蔵寺)

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大川村出身の川田佐代子さん。昭和32年にお嫁入りで地蔵寺に来ました。

当時、田んぼが少なかった大川村ではお米を食べることはほとんどなく、「地蔵寺ではお米が食べられる」と聞いて嫁いできたということです。

 

 

 

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私の一冊

古川佳代子

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「子どものネット・ゲーム依存問題解決ガイド」 森山沙耶 Gakken

フェイスブックやインスタ、エックス等で気になったニュースや書き込みを追っていると、あっという間に時間がすぎてしまいます。ハッと気がついては、時間泥棒に自分の時間を奪われたような、なんとも居心地の悪い気持ちになります。これはいけない、と反省するのですが同じことを繰り返してしまう心弱い私です。大人でさえなかなかむづかしいネットとの付き合いですが、子どもたちとなると問題はより深刻です。

ネット・ゲームで夜更かしをしてしまい、朝から疲れた様子の子どもや、長時間タブレットに覆いかぶさるようにして黙々と過ごしている子どもをときどき見かけます。その様子に不安になることもしばしばですが、オンラインゲームやインターネットはもはや生活の中にあたり前に存在していますから、遠ざけるのはなかなか難しいのが実情です。

そもそも、ネットやゲームを使用する場合、1日何時間までなら安心で、何時間を超えれば依存症、もしくは依存症予備軍となるのか?依存に至る原因は?どのように対処すれば予防できるのか?

いろいろと知りたいことがある中で出会ったのが、この本です。臨床心理士、社会福祉士等の資格を持ち、ネット・ゲーム依存症専門の回復支援サービスにも取り組んでいる著者による、実践的な対策・予防法がわかりやすく解説されています。

 

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メディアとお手紙

高知新聞 閑人調 16

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とさちょうものがたり編集部の鳥山が、2023年春より、高知新聞の「閑人調」というコラムに寄稿させていただいています。

このコラムには数人の執筆者がおり、月曜日から土曜日まで毎日掲載。月初めにその月の執筆者の氏名が掲載され、コラム自体には執筆者のペンネームが文章の最後に記されます。

鳥山のペンネームは「風」。月に2回ほど掲載されます。

 

中学3年生

長男は中学3年生。先日、中学校生活最後の授業参観があった。教室では数学の授業の最中で、友達同士分からないところを教え合っていた。その姿を見ながら、みんな大きくなったなあと感慨深いものがあった。

土佐町中学校は小学校も同じ敷地内に立っており、どの児童生徒も、保育園の頃から地域の人や先生方に見守られながら大きくなっていく。幼い頃の面影を残した子があいさつしてくれたり照れくさそうに笑ったり、とてもかわいい。

「母さん、母さん」と足元にまとわりついていた息子は今や背丈は私を追い越し、頼もしい背中になった。生意気な物言いに本気でけんかをしたり、叱ったり、泣いたり、笑ったり。振り返ってみればどんな日もどんな時もかけがえのない瞬間だった。

3月5,6日は県内公立高校入学試験の日。多くの中学3年生が自分の希望や願いをかなえるために毎日頑張っていることだろう。

風邪をひかないように、どうかそれぞれがベストな状態で入試の日を迎えられますように。新たな扉を開き、自分の道を一歩ずつ歩いていけますように。大丈夫、どんな道も必ず未来へとつながっています。

中学3年生の応援団として、最大級の、心からのエールを送ります!

(風)

 

2024年2月26日、高知新聞に掲載されたコラム「閑人調」です。題名は「中学3年生」。

土佐町にある中学校は一校だけ。保育園、小学校も一つだけなので、子どもたちは先生方や地域の人たちに見守られながら皆大きくなっていきます。

先日、土佐町中学校3年生は卒業式を迎えました。義務教育を終え、これから新たな道を歩いていく子どもたち。どうか、これからも元気に、それぞれの道を歩いていけますように。

保護者の一人として、地域に暮らす一人として、心から子どもたちを応援しています。

 

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とさちょう植物手帖

セントウソウ(仙洞草)

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セリ科の1属1種の植物です。

草丈10~20㎝ほど、地面に這うように咲いている小さな草本です。

山裾で他の花があまり咲いていない時期に見られるので目立つと言えば目立ちますが、花があまりにも小さくて野の花に興味のある人でないと気がつかない存在なのかも知れません。

長い花茎(※かけい)と根生葉(※こんせいよう)の葉柄(※ようへい)が、紫色を帯びているのがこの花の特徴です。

 

 

セントウソウ(仙洞草)という和名の由来については興味深い説がいくつかあります。

「京都の仙洞御所(退位した天皇の邸宅)に咲いていたから」とか

「仙洞というのは人里離れた仙人の庵(住まい)のことで、そのような場所に自生しているから」とか

「春一番に咲く、つまり先頭を切って咲く」「セリ科の中で一番早く咲く」などと解釈して、先頭草と書かせるのもあります。

因みに牧野富太郎博士はセントウソウの語源は不明としているようです。

早春に咲くセリ科の花はこのセントウソウ(仙洞草)だけです。

葉は3枚ワンセットの複葉で、それぞれの小葉に細かな切れ込みがあります。

全体的に繊細な雰囲気があります。

柔らかな緑の葉の上に直径2~3㎜の小さな花がいっぱい広がる光景に出くわす時の感動は、花好きにとって毎年早春の楽しみになっています。

 

花を拡大してみると真っ白な花弁の先に雄しべが踊っているのが分かります。

葯(※やく)は、鮮やかなピンク色の時がままあります。

セントウソウの葉の形に似た植物は、畑ならニンジン、野に出ればオヤブジラミなど多くあります。キンポウゲ科のセリバオウレン(芹葉黄連)の葉にもよく似ていて、セントウソウにはオウレンダマシ(黄連騙し)という別名がついています。

 

※花茎(かけい):花だけをつける茎

※根生葉(こんせいよう):植物の根元から出ている葉

※葉柄(ようへい):葉を支える柄

※葯(やく):花粉をつくるところで、雄しべの一部

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私の一冊

山門由佳

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「ルナティック雑技団」 岡田あーみん 集英社

漫画をすっかり読まなくなって久しい今日このごろ。小〜中学生の頃はよく読み、よく買っていました。たくさん持っていた漫画も大きくなって全部売り払い、それは服や靴や遊びに使うための資金に替わりました。 でも、唯一手放せなかった漫画、、、それはこの『ルナティック雑技団』です。

この漫画の風変わりで高すぎるテンションと濃すぎる登場人物…こんな漫画はそうそうなく、この世界観を理解してくれる友もそうそう居なく(笑) この『ルナティック雑技団』が好きな方は一報下さい…! 嬉しいです、握手しましょう!!!

カリスマ性が凄い孤高の貴公子、14歳の天湖森夜くんを巡って巻き起こる事件の数々と彼を取り合いする女達(特に彼の母親、ゆり子がこれまた強烈キャラ)の学園物語。 こんなサラッとした説明では終わらないような漫画なんですけどね。 説明のしようがない感じです。

 

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4001プロジェクト

宮村芳子 (地蔵寺)

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滋賀県生まれの宮村芳子さんは、地蔵寺育ちのご主人とご結婚され、40年ほど大阪に住まわれていたそうです。

ご主人のご両親が亡くなられたのを機にこちらに移住、以来26年地蔵寺に暮らしています。

地蔵寺での生活は、山に囲まれ空気がきれいで、とにかく毎日楽しく過ごしているそうです。

 

 

 

 

 

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土佐町ポストカードプロジェクト

2024 Mar. 和田

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和田 | 谷凪都

 

3月2日は、朝から雪が降った。

田井や森では降っては溶ける程度の雪だったけれど、山の上の集落に行けば雪景色が見れるだろう。

そう思って車を走らせ、和田地区へ。

想像通り、和田神社の前の道はうっすらと雪景色。

その中を元気よく走り回っているのは、谷凪都くんです。

 

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くだらな土佐弁辞典

汽車

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汽車

【名詞】列車(高知県内ではJRのこと)

 

例:土讃線の汽車の風景は、まっこと絶景やき

意味:土讃線の列車の風景は、本当に絶景だなあ

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4001プロジェクト

隅田育男・田岡政秀・川村房子・篠原守 (地蔵寺)

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隅田育男・田岡政秀・川村房子・篠原守

 

地蔵寺のあったかふれあいセンターで健康麻雀に勤しむ皆さん。房子さんは普段参加していないので、通常は3人麻雀をしているそうです。

4人目の参加者を常時募集しているとのことです。

 

 

 

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