先週、ドッグトレーナーのまいかさんに、うちの犬・遮那王を見てもらった。
ご存知の方も多いかもしれないが、
実は土佐町には、とっても信頼できるドッグトレーナーさんがいる!
“森のしっぽ”という屋号で、犬のお悩み相談から親身にのってくださるので、
ワンちゃんで気になっていることがあればぜひ行ってみてほしい。
まいかさんは土佐町を拠点に、県内各地の犬のしつけや飼い主さんのお悩みに合わせた個別トレーニングをされている。
トレーニング内容や場所は相談して決めてくれて、11月からペットホテルもはじめられるそうだ。
ドッグトレーナーという仕事には、犬の行動やしつけに関する専門的な知識や技術が必要だ。
まいかさんは、東北の専門学校で5年間訓練士の資格を取るために学んだのだそう。
「東北めっちゃ寒そうですね」
と話すと、
「とっても寒かった!
他にも高知から近場で学べる場所があったけれど、なんでか東北のほうに行っちゃったんだよね」
と笑って語ってくれた。
実はまいかさんには、
遮那王が小さい頃にしつけを何回か見てもらっているのと、
おさんぽにも行ってもらったりもしていて、遮那王はすっかりなついている。
後日、”森のしっぽ”のインスタグラムを見て知ったのだが、
まいかさんが独立して土佐町に戻ってきて、はじめてのお客さんが遮那王だったのだそうだ!
なんだかとっても嬉しい!!
たしか、わたしが遮那王を飼い始めて3~4か月目くらいのころに、
石原の集落活動センターでまいかさんの妹さんにお会いして、
まいかさんのお家の大型犬たちに遮那王と一緒に遊んでもらったのがきっかけだ。
その時に、
「もうすぐドッグトレーナーになった姉が、土佐町に帰ってくる」
という話をきいて、ぜひ一度うちの犬をみてほしい、
とお願いし、
妹さんづてにまいかさんを紹介していただいた。
だから、ちょうどまいかさんが土佐町に帰ってきてすぐ見てもらえたのだ。
あの時はたしか、甘嚙みをやめさせたくてお願いしたのだったと思う。
わたしがリードをつけようとするときも手をガジガジやられていて、
「こら!ダメ!痛い!もう!!」と怒っていたら、
まいかさんに
「エサあげてリード付け替えたらどうでしょう?
疲れません?」
と言われて、ハッとなったのを覚えている。
しつけYou Tubeを見まくっていて、
なんでもかんでもダメなことはダメと言いまくらないとと思っていたが、
楽できるところは楽にすればよいんだな~、と学んだのが印象的だった。
また、後日macの前でまいかさんにお会いした時は、
遮那王と遊びながら、
「あれからどうですか?困っていることありませんか?」と、親身に話をきいてくださり、
悩み相談に乗ってくれた。
その時に、遮那王は”たのしい~!”という興奮ボルテージがバン、と上がりやすい特徴がある、
と教えてもらって、たくさん犬を見てこられたがゆえの洞察に感動したのも覚えている。
こういうわけで、まいかさんにたくさん助けてもらっている、
うちの遮那王&わたしだが、
今回のトレーニングでは、ロックオンを見てもらった。
ロックオンとは、他の犬や猫、動くものなどをじっと見つめて動かなくなる、強い執着・集中状態のこと。
散歩中に、他の犬や猫や鳥などの動物を見つけると、じーっと固まって動かなくなって、獲物を仕留めようと相手を待って、自分のテリトリーに入ったら飛びかかる態勢になる。
遮那王は体重30kgの大型犬。
バッ、と飛びかかる状態になってしまうと、
それを行かせまいとリードを引っ張ってふんばるにはかなりの力が必要になる。
例えば体調が悪かったり、靴がすべったりしたら、こっちが引きずられる・相手にとびかかるなどして事故になってしまうし、
単純に他の犬を見るたびリードを強く引っ張って踏ん張らないといけないのは自分がしんどい。
自分でも色んなドッグトレーナーさんのYouTubeを見て、色々と試しはして、
引っ張り自体は改善していたが、
ロックオンするとこちらが踏ん張るしかなかったので、
まいかさんにお願いしてみることにした。
トレーニングはおこぜハウスの前でやってもらった。
今回はロックオンの練習ということで、まいかさんの家の犬を連れてきてくださった。
遮那王は、散歩をして体力を発散してきたとはいえ、
犬を見た瞬間ロックオンしはじめて、動かなくなった。
わたしが、うわーー、と思っていると、
トレーナーさんが遮那王を見て、
「あー、めっちゃロックオンしてますね~」
とさらっと落ち着いた雰囲気で言った。
まいかさんは自分の犬をポールにつなぐと、早速遮那王のリードをもってトレーニングをはじめた。
リードをまいかさんが持った瞬間、
遮那王が「僕、めっちゃいい子です!!!」と言わんばかりに
まいかさんの言うことをしっかりきくような態勢になった。
顔もお目目キラキラで、「なんでもおまかせあれです」という雰囲気である。
私も決してナメられているわけではないとは思うのだが、
リードを持っただけで主導権をしっかり持って行っていて、ドッグトレーナーってすごい&とってもかっこいいな、と感動した。
いったん、まいかさんの犬と距離をとってから遮那王を落ち着かせたあと、
まいかさんの犬のほうへ歩いていくと、
遮那王は予想通り犬のほうへ勢いよく突っ込んでいこうとした。
「こうなってから対応する、だと遅いです」と言われた。
犬のほうへ突っ込んでいく態勢になっている時に止めようとするのでは遅いということだ。
「このサイズで、ロックオンして突っ込んでいってしまったら、止めるのは私でもかなり大変。
こっちが引きずられるから、こうなる前に対処したいです」
とのことだ。
突っ込んでいくぞ、とする前に、
相手をじっと見たり、何かしら遮那王に変化が見られるので、
その変化が見られた段階で対処するのが重要、と教えてもらった。
普段散歩していて、変化するタイミングはなんとなくわかるが、
その時わたしは
「うわ、ロックオンしようとしとる、どうしよう、ふんばらないと、めんどくさいな」
となっているし、
遮那王は秋田犬の頑固な気質もあってか、
「なんとしても相手に突っ込んでいってやる」と焦点を絞っている。
わたしは具体的にとるべき行動がわからず、ただ踏ん張るしかない状態だった。
しかし、まいかさんにこの対処法を教えてもらったら、案外簡単な方法であっさり改善した。
わたしがみたYouTubeにはなかった方法で、目から鱗だった….!
教えてもらったら、「え、それだけ?」という感じだった。
もちろん、これはまいかさんが遮那王の特徴を見極め直接指導してくれた方法なので、
どんな犬にも効果があるとは限らない。
それでも、わたしと遮那王には効果てきめんだった。
まず、犬の視線と意識を切ることが大事なんだそうで、相手の犬と遮那王の間に私が入る。
そうすると私にさえぎられて、相手の犬に集中できなくなる。
たしかに、バレーボールのサーブカットの時に、サーバーと自分の間に人がいて、
サーバーが見えないと、どこからサーブが飛んでくるのかわからなくて地味にノイズになるが、これは犬も同じみたいだ。
そして、視界を自分でさえぎっても、顔をひょこひょこ動かして相手を見に行こうとするので、
行こうとしたときに足を遮那王の首の横に出して、
首の向きを強制的に相手の犬からそらすのだ!
遮那王が「あれ?」となったところで、
呼びかけたり指示を出したりして、餌をあげる。
それを繰り返すと、犬は
「他の犬につっこむより、飼い主のいう事をきいて餌をもらったほうがおトク」
と学習して、ロックオンしなくなるという流れだ。
また、リードを持つ人の心構えや意識も大事で、
わたしがあわてると遮那王も余計興奮する。
わたしが他の犬を見ると遮那王も見る。
なので、他の犬がいても私は気にせず、遮那王に集中することが大事なんだそうだ。
感動した!
犬の取りたい行動より、わたしの指示を聞くほうがいい、と覚えさせるのが大事、など知ってはいたが、
実際にそれをどのようにして実感させるのかが、
具体的な行動でわかった。
しかも、ポイントが明確にわかったので、さっそく自分でも実践できると思えた。
何回かまいかさんにやってもらったあと、わたしもまいかさんに見てもらいながら練習してみたが、
遮那王がロックオンしなくなった。犬に突っ込んで行かなくなった!
翌日散歩で実践するのが楽しみになった!
トレーニング中に、まいかさんが専門学校時代のことや犬との接触の話についても教えてくれた。
「専門学校の時、ちょうど遮那王くらいのサイズの犬に一度かまれたことがあって、
対処法知っていたから大丈夫だったんですけど~」
と、サラッと怖い経験を語ってくれた。
噛まれた時の対処法を学んでいる、ということに、そもそもハッとさせられた。
噛まれる可能性があるから学んでいるわけだ。
訓練士となると、お利口な犬ばかりでなく、気性が荒くて問題行動の激しい犬も相手にしなくてはいけないから、
万が一を想定しながら、身体をはって訓練するのだ。
まいかさんのこの落ち着きぶりや遮那王が「僕、いい子なんです」という態度になるのも、
そういう経験の積み重ねがあってなのだな、と
経験の深さが垣間見えた。
そして早速、次の日から教えてもらった内容を実践してみた。
他の犬を見つけたときに限らず、鳥や気になる匂いを見つけたときも突っ込んで行こうとするので、
行こうとしているな、という時は教えてもらったことをやってみた。
すると、遮那王がものすごくお利口になり、散歩もスムーズになり、私と遮那王の関係がより深くなったように感じる。
この間は、歩いていた時に、道端にボーっとしてなかなか動かないハトがいて、
今までの遮那王なら絶対に突っ込んでいっていたが、
少し観察しているだけで、突っ込んでいかなかった。
この変化がとても嬉しかった。
散歩って毎日やることなので、今までどうしても、消化試合のようになっていることもあったが、
遮那王とのコミュニケーションの時間と考えられるようになった。
You Tubeやしつけの本を読んでいるだけだと、
なかなかわからないこともあるけれど、ドッグトレーナーさんに見てもらうと、
飼ってる犬に合わせてピンポイントでアドバイスをもらえるので、
楽で効果が出るのがわかった。
もし、犬でちょっと気になっていることや
あきらめかけているクセなどあったら、ぜひまいかさんに相談してみてほしいと思う。





